【インタビュー】DearDream「この5人
だったら絶対に楽しいものになる」新
たなアプローチで広がる可能性

2018年7月から第2期の放送が決定しているアニメ作品『働くお兄さん!』(TOKYO MX、BSフジほか)では、5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス!R』から誕生したDearDreamが主題歌を担当。正統派アイドルソングをリリースしてきた彼らにとっては、「働くお兄さん」、そして「KEEP YOUR HOPE ALIVE」の2曲(『Music Selection 履歴書 01』収録)は新たな挑戦でもある。これらの楽曲に、彼らはアーティストとしてどのように向き合ったのか。さらには、“仕事”“働くこと”への意識調査も。「この仕事をしていなかったら…?」な“if”トークでも、5者5様の個性を見せてくれました!
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■不安もあり楽しみもあり…これまでとはひと味違った楽曲に挑戦!
――新曲の「働くお兄さん」、そして「KEEP YOUR HOPE ALIVE」が完成するまでのお話を聞かせてください。
富田 主題歌の「KEEP YOUR HOPE ALIVE」を先にレコーディングしました。
溝口 アニメの最初に流れるジングルテーマ「働くお兄さん」は、最初はアニメで流れていた14秒分だけしかなかったんですよ。その尺だけ先に録った後、レコード会社さんがフルでも作りましょうかと言ってくださったんです。
――最初に曲を聴いたときの印象は?
富田 ああ、この角度から来たかと。これまで『ドリフェス!』プロジェクトで歌ってきた曲とは全然違うテイストだったので。
溝口 “角度”と来たか。カッコいいこと言うな(笑)。
富田 まぁね!(自分の胸をトントンと叩く)
――(笑)。今までと違うテイストということで、不安に感じる部分があったりしたのか、それとも楽しみだという感情のほうが勝っていたのか。どちらでしょう?
富田 僕は、楽しそう!のほうでしたね。
正木 僕も、不安とかは全くなかったですね。これまでのDearDreamっぽくない曲が増えたのは、単純に嬉しかった。曲が変われば、歌い方も、見せ方も、ダンスも変わる。新しい挑戦、可能性が広がる印象のほうが強かったです。レコーディングは難しかったですが、歌っていてとても楽しい曲だなと思いました。
溝口 確か、(太田)将熙が「ライヴでやるの、楽しみだよね!?」って言っていたよね。僕は正直なところ、不安のほうが大きかったんです。ラップとか、普段からあまり聴いていなかったし、イメージが湧かなくて。どういう風になるのか、想像がつかなかったですね。レコーディングは楽しかったのですが。
太田 僕が「ライヴが楽しみ」と言ったのは、単純にこの5人だったら絶対に楽しいものになるというのがあったから。今までと違った曲調だったら、お客さんには新しいDearDreamを楽しんでもらえるだろうし、この曲をキッカケに、新しい層に聴いてもらえるかもしれないなと。「KEEP YOUR HOPE ALIVE」は、日頃、自分が聴く音楽に近い感じもあり、個人的には取っつきやすく、歌いやすかったです。これまで僕らが歌ってきた曲は、ディレクション的に真っ直ぐに、ストレートに歌うものが多かったんですね。それが、今回はわりと自由に遊ばせていただけて。これはライヴではアレンジできそうだなという面でも、楽しみが増えました。
溝口 決まった振り付けも、あまりないしね。
石原 僕も、「KEEP YOUR HOPE ALIVE」はすごい好みの曲でした。インストで聴いていてもメロディが気持ち良くて、すごく好きな1曲です。新たにこういうテイストの曲を歌えるのも嬉しかったし、レコーディングはもちろん、一度、お客さんの前で歌わせてもらったときもとても楽しかったです。
――歌詞も、言葉選びも含めて、とてもリアリティがあっておもしろい。
石原 社会人の方は共感してくれそうですよね。
富田 <ダルくて仕方ない日>とか、そういう面を僕らは今まで歌ってこなかったけれど、「KEEP YOUR HOPE ALIVE」ではあえて言っちゃっている(笑)。また別の角度から、寄り添える曲になっていると思います。
溝口 僕らと同世代だと新社会人という方も多いだろうし、上司にプレゼントという形でぜひ!
富田 えっ、この曲をプレゼント!?(笑)。
溝口 「私の好きな曲なんです」と、上司の机の上にスッと置いていただいてね!
■芸能界に入っていなかったら何の職に就いていた?5者5様の個性が明らかに!
――アニメ『働くお兄さん!』は、7月から第2期がスタートしますが、第1期の中で、“仕事のために生きるのか、仕事によって生きるのか”といった台詞がありました。みなさんが、この仕事をしていて良かったなと思うのは、どんなときですか?
石原 僕らの仕事って、続けていくのにその都度、様々なスキルが要求されていくと思うんです。トークにしても芝居にしても。そこがおもしろいと思うのですが、しっかり鍛えていかないと次には繋がらない。何点と数字で表されたりはしないですが、人間として幅が広がったり、いろいろと構築されていくところは、やりがいがありますね。普通に生きていたら経験しなかったことにも、この仕事を通して触れられるので。
正木 僕らがやっていることの特殊さというか、いいなと思うのは、リアルタイムで伝えられるところ。ライヴも、舞台もですが、自分が発信したこと、やりたいと思っていたことを観てもらって、「楽しかった」「昨日より笑えるようになった」「人生が変わった」と言ってもらえる。なので、やっていて良かったなと思える瞬間はたくさんありますね。人前に立つということには責任も伴いますし、ちゃんとしたものを見せなければいけない。それだけに、発信できたものでいい影響を与えられたのかなと感じられたときは、本当に嬉しいです。
溝口 手紙を頂いたりね。ただ褒めてもらうっていうだけじゃない喜びがある。日々の活力になっています。
太田 特殊なところで言えば、ファンという存在がいてくれるところもそうだよね。ライヴや舞台に友だちが観に来てくれたときに、「ファンがいるってすごいね!」って言ってくれるんです。
溝口 僕もお兄ちゃんから、ステージに立っている僕は弟じゃないって言われたよ(笑)。
太田 そう!同じようなこと言われるよ。僕らのやっていることって、普段はそんなに華やかなものではないんです。スタジオでも、同じことを繰り返し練習しているわけで。でも、それを披露する場がある。友人たちから、そういう場所があるのは羨ましいよって言われます。
――もし、今の仕事をしていなかったら、どんな職種に就いていると思いますか?あるいは、このメンバーはこういう仕事が向いているんじゃないか、とか。
富田 僕は就職していないんじゃないかな。
溝口 放浪?(笑)。
富田 うん、それ。お金を貯めるとかより、いろんなものを見て、経験したいという想いのほうが強いから。
太田 琢矢はカフェじゃない?
溝口 喫茶店やりたいな。生計を立てられるかどうかはわかりませんが(笑)、興味はあります。
石原 バーみたいな感じ?マスターとしゃべりたい人が来るみたいな。
溝口 ごめん、そういうハイカラなのはわからない(笑)。
石原 俺もよく知らんけど(笑)。
溝口 将熙は洋服屋さんでしょ?
太田 やるならデザインがやりたい。自分が着たい服を自分で作れたら一番いいなって。
石原 俺は建築だな。
富田 今、それ言おうと思っていた!
石原 建物が好きだからね。どこに行っても外装から内装、壁まで、めっちゃ見ます。新築の建物を見つけると、散歩がてら見に行ったりするし。
溝口 へぇ~、はじめて知った!
石原 DIYも本格的にやってみたいし、作業できるアトリエが欲しいな。
富田 それ、めっちゃわかる!昔、地元の友だち数人で、そういう場が欲しいよねって言っていたんだよ。
溝口 秘密基地ね(笑)。
石原 なんなら、アトリエも作っちゃいたいくらい。
溝口 (正木)郁は?
正木 最近、僕も何になりたいか質問をされたことがあって。やっぱり、好きなことがやりたい、好きなものって何だろう?って考えたら、プリンなんだよね。で、調べたらいろんなプリンを作る会社があったんです。
石原 そこに就職!?
正木 まぁ、好きなものを作りたいってことですよ(笑)。将熙の洋服と一緒だね♪
文/根岸聖子

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