高畑淳子、鶴見辰吾、若村麻由美が大
自然に佇み“人間の生み出した過ち”
に向き合う 舞台『チルドレン』ティ
ザー映像公開

ブロードウェイ、ウエストエンドを震撼させた超問題作『チルドレン』が、高畑淳子、鶴見辰吾、若村麻由美をキャストに栗山民也の演出で2018年9月より日本初上演を迎える。
脚本のルーシー・カークウッドは、1984年生まれの弱冠33歳というイギリス演劇界期待の若手女流作家。彼女が執筆した、アメリカ人写真家が1989年に天安門広場で戦車の前に立ちはだかった男の軌跡をたどりながら、現代のアメリカやそこで暮らす外国人が抱える問題をひも解いた意欲作『チャイメリカ』は、2014年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀作品賞を受賞している。本作『チルドレン(原題:THE CHILDREN)』は、そんなカークウッドが英ロイヤル・コート・シアターの招きで書き下ろした作品である。
米ブロードウェイ、英ウエストエンドでの上演成功を受けて、今春シドニー・オペラハウスでも上演された本作が世界の観客に問いかけるのは、普遍にして壮大なテーマ。多くの過ちを繰り返し、染みだらけになったこの地球で、今を生きる私たちは、生まれ来る未来の子供達の為に、何ができるのか――。
海辺での撮影の様子
4月上旬には関東某所の海岸で『チルドレン』のティザー動画およびイメージビジュアル撮影が行われ、ブロードウェイ、ウエストエンド公演のビジュアルに準じて、防護服を着た高畑、鶴見、若村の3人が作品の設定でもある「地震、津波の被害を受けた原発からそう遠くない海辺」で佇む姿が捉えられている。
撮影は、通常のカメラに加えてドローンも使用し、スタッフが映像と画像に映り込まないよう、すべての機材とともに撮影範囲外のポイントへ撤収するという大掛かりなものになった。劇中で起こる事態の大きさ、それとは対照的な人間の存在の小ささが感じられるような情景が収められている。

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