【イベントレポート】布袋寅泰「山本
耕史の声いいね!」

布袋寅泰が4月20日、映像作品『HOTEI Paradox Tour 2017 The FINAL 〜Rock’n Roll Circus〜』のリリースを記念した先行上映会&トークイベントを東京・シネマート新宿にて開催。スペシャルゲストとして、布袋のファンとして知られる俳優・山本耕史も登場した。
2016年12月に行なわれた東京・NHKホール公演ぶりの再会だという両者。山本が布袋の音楽に初めて触れたのは中学一年生のときで、初めて行ったコンサートは1996年の<SPACE COWBOY TOUR>だったそうだ。また、初めて自分で買ったギターがFERNANDES(布袋寅泰モデル)だったことや、ギターを20本ほど所持していることなども明かされ、布袋は「何度かお会いしているけど深いギターの話や音楽の話は今日が初めてですね」と語った。
途中、布袋が「テレビでよく僕の真似をしてるよね? すごく似ていると娘に言われて、俺ってこうなのか……と自己嫌悪してて」と伝えると山本が焦った表情を見せ、笑いが起こる場面も。山本は「(普段から布袋の曲を)好きで聴いているので、どうしても近くなっちゃうというか」「布袋さんの声って、もちろんボーカルなんですけど、すごく強力な楽器のひとつという印象で聴くときもあるんです」と、布袋へのリスペクトが高じたうえでの物真似だと釈明していた。
続いて、司会者から「ギターがセッティングされていますが……」と促され、2人でセッションをすることに。「僕、布袋さんとセッションする夢を25年ぐらい見続けていたんですよ」という山本は、打ち合わせ無しで布袋が弾き始めた「LIAR GIRL」(BOOWY)に合わせて幸せそうに熱唱。演奏後には「山本耕史の声いいね!」と布袋に褒められ、夢心地の様子だった。
今後の活動について布袋は「ロンドンではまた作品作りを始めています。『Paradox』(※最新アルバム)が100点満点だっただけに、この言葉を使いたくないんだけどスランプなんじゃないかってぐらい前に進まないんですよね。目の前に壁があって、無数の釘を打ち続けているだけみたいな。それを打ち続けることによっていつか壁が割れて光が射してそこから始まると思うんですけど」と語り、海外での活動は大変だが「WikipediaやYouTubeじゃない、今の自分を伝えていかなくてはいけない」と力強く宣言。
そして「また新しいスタイルの“最高の布袋”を求めて苦しんでいますけど、きっと近いうちに『Paradox』を超える作品をみなさんにお届けできると思いますので期待して待っていてください」と締めくくった。
映像作品『HOTEI Paradox Tour 2017 The FINAL 〜Rock’n Roll Circus〜』は4月25日リリース。
※BOOWY:2つめのOの正式表記はOにスラッシュ

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