朗読劇『ラヴ・レターズ』28th Anni
versary Special第四弾に風間俊介&
咲妃みゆが出演

朗読劇『ラヴ・レターズ』28th Anniversary Special<青井陽治追悼>の第四弾出演者として、風間俊介&咲妃みゆの出演が決定した。
1990年から青井陽治とともに歩んできた『ラヴ・レターズ』。この作品の翻訳・演出家として26年間、469回の『ラヴ・レターズ』を演出してきた青井陽治が、昨年2017年9月1日に死去した。その後を継いで演出を担うのが藤田俊太郎だ。藤田は昨年12月の公演に続き、今回の上演でも青井の演出を大切にしながらも、「ラヴ・レターズ」の新たなページを紡いでいく。
俳優によって、観客によって、同じ作品とは思えないほど全く新しく生まれ変わる本作。朗読劇の金字塔『ラヴ・レターズ』、今年は6月、28周年SPECIALから始まる。6月11日第一弾公演に中川晃教&知英、同月12日第二弾公演に福士誠治&中越典子、同月13日第三弾公演に矢崎広&妃海風の出演が発表されていたが、このほど6月14日の第四弾公演に、卓越した演技力で変幻自在に役を操る風間俊介と、昨年宝塚歌劇団を退団し、これからの活動に注目が集まる元雪組トップ娘役の咲妃みゆの出演が決定した。
演出の藤田、ならびに、風間・咲妃からコメントが届いたので紹介する。
■演出 藤田俊太郎コメント
風間俊介さんとお仕事を御一緒できることを熱望していました。
とても素敵な女優咲妃みゆさんと一夜限りの朗読劇、『ラヴ•レターズ』紡ぎ合う愛の言葉を演出したいと思います。
■風間俊介コメント
『ラヴ・レターズ』は、何度も劇場に聴きに行ってる作品です。その度に自分だったら、この物語をどうやるんだろうと、密かに妄想していた作品です。今回、幸せな事に妄想が現実になりました。その幸せをちゃんと形に出来るように頑張ります。
風間俊介
■咲妃みゆコメント
この度は出演のお話を頂きまして大変嬉しく思っております。名だたる役者の皆さまが語り継いでこられた物語に、こうして携われることへの幸せを感じつつ、その重みも感じております。今回が私にとりまして朗読劇への初挑戦です。憧れていた機会に巡り逢え、感謝の気持ちでいっぱいです。動作に頼らず、表情や声の表現を軸に展開していく朗読劇。きっと想像以上の難しさに直面すると思います!五感を張り巡らせ、大切に誠実に向き合っていきたいです。今回ご一緒させて頂く風間俊介さんは、ずっと以前から尊敬している俳優さんで、これまでも様々なご出演作品を拝見してきました。同じ舞台に立たせて頂けるなんて…夢のようですし、心から光栄に思います。
風間さんと藤田俊太郎さんと共に唯一無二のラヴ・レターズをお届け出来ますよう、心を込めて勤めさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。
咲妃みゆ
■プロフィール
【演出家】
藤田俊太郎(ふじた しゅんたろう)
1980年生まれ、秋田県出身。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科在学中の2004年、ニナガワ・スタジオに参加、蜷川幸雄氏作品の演出助手を務める。11年、「喜劇一幕・虹艶聖夜」の作・演出。12年、彩の国さいたま芸術劇場ネクストシアター「ザ・ファクトリー2(話してくれ、雨のように…)」を演出。「ザ・ビューティフル・ゲーム」(14年)の演出が高く評価され、第22回読売演劇大賞の杉村春子賞と優秀演出家賞を受賞。15年に「美女音楽劇 人魚姫」を、16年は「手紙」、「ジャージー・ボーイズ」、「sound theaterVI」、「Take me out」を演出。17年は「手紙2017」、「ダニーと紺碧の海」、「ピーターパン」、「sound theaterVII」、「ラヴ・レターズ」を演出。16年に演出を手がけた「ジャージー・ボーイズ」は第24回読売演劇大賞最優秀作品賞を、藤田自身は優秀演出家賞を受賞した。また、17年4月に第42回菊田一夫演劇賞を受賞。
【出演者】
風間俊介(かざま しゅんすけ)
東京都出身。ジャニーズ事務所きっての演技派俳優として舞台、ドラマなど出演多数。主な出演作品は、舞台「地球ゴージャスプロデュース公演Vol.13クザリアーナの翼」、鴻上尚史作・演出「ベター・ハーフ」、中津留章仁演出「バグダッド動物園のベンガルタイガー」、寺十吾演出「黒塚家の娘」、テレビドラマ「3年B組金八先生」第5~第6シリーズほか(TBS)、「陸王」(TBS)、大河ドラマ「西郷どん」(NHK、現在放送中)、映画「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」、「エヴェレスト 神々の山嶺」ほか。「3年B組金八先生」で第3回日刊スポーツドラマグランプリ最優秀新人賞受賞。NHKでピョンチャンパラリンピックのキャスターを務めるなど活動の幅を広げている。
咲妃みゆ(さきひ みゆ)
2010年宝塚歌劇団へ入団、月組に配属。2014年より雪組トップ娘役に就任、卓越した演技力と透き通る歌声で、絶大な人気を誇った。2017年7月退団。以後は、TVドラマ「越路吹雪物語」に乙羽信子役で出演し好評を博し、映像の仕事でも活躍できる高いパフォーマンスを披露。今年8月からは、退団後の初舞台として、東宝ミュージカル「GHOST」にモリー役で出演が決定している。また、歌手としても、初のコンサート「First Bloom」をオーケストラとともに行う。(5月13日舞浜アンフィシアターにて、with東京ニューシティ管弦楽団)

【STORY】
アンドリュー・メイクピース・ラッド三世と、メリッサ・ガードナーは裕福な家庭に生まれ育った典型的WASP(ホワイト アングロ サクソン プロテスタント‥‥‥‥アメリカのエリート人種)である。幼馴染みの二人は対照的な性格だ。自由奔放で、束縛を嫌う芸術家肌のメリッサ。穏やかで、内省的、口よりも文章で自分を表現するのが得意なアンディー。アンディーは自分の感じること、彼女についての自分の意見などを折にふれてメリッサに伝える。メリッサは手紙よりも電話の方が楽で好きだ。しかし、電話で思ったようにコミュニケーションできないアンディーの手紙にはつきあわざるを得ない。

思春期を迎え、それぞれ別の寄宿学校に送られて過ごす二人。会えるのは休みで親元に戻った時だけである。伝統的な暖かい家庭に守られているアンディー。一方、メリッサはアンディーより裕福だが、離婚と結婚を繰り返す母親のもとで孤独な思いを噛み締めている。恋に目覚める季節、お互いを異性として充分意識する二人だが、どういう訳かぎごちなく気持ちは行き違い、しびれをきらしたメリッサは他の男の子とつきあってみたりする。そして、遂に決定的に結ばれるチャンスが巡ってきた夜、二人は友達以上にはなれない自分達を発見する。

大学を出た二人はいよいよ全く別の道を歩き始める。メリッサは画家としての修行を積むため、ヨーロッパへ単身旅立つ。アンディーは海軍に入り、地中海、インド洋を経て日本へ赴任。その間に西海岸へ戻ったメリッサは結婚して子供を産む。アンディーの消息はしばらく途絶え、友人からの噂で、日本の恋人と同棲していること、彼はその彼女との結婚を望んでいること等が伝えられる。その恋に破れ、単身帰国したアンディーもやがて結婚する。三人の子供をもうけ、政治家として成功の道を歩むアンディー。一方メリッサは画家として評価は得たものの、離婚して子供から引き離され、アルコールに頼る日々を送る。

久し振りに再会した二人。すでに別々の人生を歩いていた二人が遂に結ばれる。遅すぎた、しかしこうならずにはいられなかった激しい一瞬の交錯があった。しかしすでに上院議員として地位も面目もあるアンディーはスキャンダルを恐れるあまり、二人の関係を続けることを拒む。自分にとっていかにメリッサが大切な存在だったかを彼が知るのはメリッサがまもなく精神を病んで独り寂しく死んだという報せを受け取った時だった。

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