【インタビュー】水野勝×平松賢人×
吉原雅斗 「監督とひとつひとつ話し
合いながら固めていった」 『人狼ゲ
ーム』で魅せた演者としての新たな表
現！

友情と裏切り、想像を絶する試練が繰り広げられる残虐な頭脳戦、『人狼ゲーム』の最新作、映画『人狼ゲーム インフェルノ』が公開中！今作はドラマ『人狼ゲーム ロストエデン』に続く完結編。ドラマに続く出演となるBOYS AND MENの水野勝、平松賢人、吉原雅斗の3人に撮影エピソードやそれぞれの役へのアプローチなどを聞きました。また、“ボイメンメンバーで人狼ゲームをしたらどうなる？”というテーマでもトーク！果たして結果は？

【水野勝×平松賢人×吉原雅斗 読者プレゼント企画開催】
4月14日から17日に掲載されるインタビュー記事＆ランキング記事にキーワードが出ています。そのキーワードを繋げるとある言葉が出現しますので、それを導き出してください!!詳しい応募方法は、17日掲載のプレゼント企画記事をチェック♪

■平松の行動に吉原が激怒!?“投票”シーンの撮影裏話に迫る！

――水野さんは“謎の男”を、吉原さん、平松さんは「人狼ゲーム」を行う生徒を演じました。水野さんは今までにはあまりなかった役ですよね？
水野　なかったですね。だから、どう演じたらいいのか、監督といろいろ話し合いながら固めていきました。どうしても演じる上で、最初は“こういう印象を残したい”とか、ちょっとしたエゴが出るんですね。でも、監督にはこの“謎の男”をメタファー的なものにしたい、捉えようのないものにしたい、という想いがあったので、そういう僕のエゴみたいなものは現場で一切排除して、本番に臨みました。

――観ていて、表情を読み取ろうとするんですけど、読み切れない感じでした。
水野　でも、テストの時はもっと笑ったりとか、もっと強く見つめたりしていたんです。そういうのをそぎ落として演じました。ちょっとしか笑わないし、淡々としゃべる……僕にとっては新たな演技の仕方だったなと思います。

――吉原さんはどんなところを意識して演じられました？
吉原　今回の『人狼ゲーム』はいじめっ子側とクラスに馴染めていない子、というグループ分けが結構ハッキリ見えたんですけど、僕が演じた辻遊馬はそのどちらにも属していなくて、そんなに口数も多くないタイプなんです。でも、人狼ゲームが始まると、自分の中の正義感を出すシーンがあって、そこでは、ちょっとした頭の回転の良さを出せるようにというのは考えていました。ひとつひとつ監督と相談しながらの撮影でした。
平松　僕が演じた越智一二三は、ドラマの時はクラスにひとりはいるやんちゃ坊主みたいな存在で、自分が楽しければそれでいい、っていうようなキャラクターだったんですけど、いざ人狼ゲームが始まると、現実的じゃないことが起こりすぎて、わけわからなくなってちょっと気持ちが怒りの方向に向いてしまうという感じで…。
水野　キレているシーンが多かった。
平松　だいぶキレていました（笑）。“越智くん、ここではガーっといってボルテージを上げて”みたいな指示はよくもらっていたので、何度も叫んでいました。あと、映画では唯一、彼女がいる存在なんですけど、みんなと違ってひとりで戦っているわけではない、彼女を守っていかないといけないみたいなこともあって、精神的にいっぱいいっぱいで……みたいな部分も表現したいなと思いました。

――“投票”の場面は、それぞれのアドリブも結構あったそうですね。
平松　もちろん台本はあるんですけど、リハーサルで起きたことをもとにセリフもどんどん変わってくるし、自分たちから湧き出た言葉がいくつもありました。
吉原　台本の2倍3倍のこと言っていたと思います。でも僕、ひとつだけ文句があるんですよ。基本として台本があるわけじゃないですか、それが大事じゃないですか。それなのに、僕のセリフをこの人が言ったんですよ（と、平松を見る）。
平松　はい…（苦笑）。
吉原　僕はそんなに発信できない役だから、そのセリフを大事にしたいじゃないですか。僕が言う前に言い出したので、びっくりしました（笑）。
平松　思わず出ちゃったんですよね（笑）。

――それだけ入り込んでいたんですね。では、それぞれ個人的な見どころポイントをお願いします。
平松　僕はカップルの役なので、セリフの中でちょっとだけですけど、いちゃつくシーンがあって、そのカップル感を…。
吉原　そこを見どころですって自分で言う？（笑）。
平松　いや（笑）、緊迫感の中にもニヤっとしてもらえるところかなと思うので見てください。
吉原　僕はキャラクターとしてあまり口数が多いほうではないんですけど、自分の中で勇気を出して自分の中の正義を訴え掛けるシーンがあるので、そこはぜひ注目していただきたいと思います。
水野　“謎の男”は、ただ存在しているだけなので、そこが見どころですね。謎の男って、一体何だったんだろう、って思ってもらえれば勝ちかな、と思っています。

■ニヤニヤしてすぐ消える!?ボイメンで一番『人狼ゲーム』が弱そうなメンバーは？

――ちなみに、この作品は「勝者こそ正義。」というキャッチフレーズですけど、BOYS AND MENにおいては、何かで揉めた時、討論で勝った者が正義というスタイルか、多数決スタイルなのか。ボイメン内正義は、どう決めているんですか？
吉原　「リーダー（水野）こそ正義。」でしょ。
水野＆平松　（笑）。
平松　まぁ、最終的にはそうだね。
吉原　リーダーが全員の意見を聞いた上で、最後はリーダーの言葉に従うというのが8年間で出来ているので、そうなりますね。ですよね？（と水野のほうを向く）。
水野　ですね（笑）。僕も感情的になることはあるんですけど、判断を迫られている時は、自分の感情を一旦置いてフラットに見るようにしています。
平松　そうなれば、みんなそこで納得するし。

――人狼ゲームのように、この人の腹の中は実際どうなんだろう？みたいなことを探らなくても、わかり合っている間柄ってことですかね？
吉原　普段から思っていること、吐き出しまくっていますからね（笑）。
水野　逆に吐き出していなくて溜めているな、っていうのもわかりますからね。

――仮にメンバーで人狼ゲームをやったら誰が強そうで、誰が弱そうですか？
水野　ここ（平松を指さし）はすぐ消えますね（笑）。
吉原　そうだね、間違いない（笑）。
平松　現場でキャストのみんなで親睦会的に人狼ゲームやった時も、毎回序盤で消されていました（笑）。「人狼」のカードを引いた途端、ニヤニヤしちゃったりするんですよ、俺（笑）。わ、凄いやつ引いたよ、って。
吉原　わかりやすすぎる（笑）。逆にわかりづらいのって誰だろう？
水野　勇翔かな。勇翔はあまりしゃべらないし。
平松　気付いたら最後までいる、ってタイプかも（笑）。
水野　でも、俺もバレやすいと思うんだよね（笑）。
平松　リーダーは、誰かをコントロールしているんだろうな、何かを計算してやっているだろうな感が出ちゃう（笑）。中盤で吊っておく人材だと思います。

――吉原さんは？
吉原　僕は性格悪いんで（笑）、こういうゲームは結構強いと思います。
水野　メンバーでの人狼ゲーム、おもしろそう。
吉原　ホントみんな負けず嫌いだから、必死になるよ。「マジで頼む!!」って叫ぶやつ出てくると思うし（笑）。
平松　「俺じゃねーんだって!!」とか（笑）。
水野　ガチで1回やろう！

文／田部井徹