【NoGoD ライヴレポート】
『NoGoD SPRING ATTACK -2018-
「walk」』
2018年4月6日 at 新宿ReNY
衝撃の脱退発表から3カ月、NoGoDのベーシスト・華凛としてのラストライヴが4月6日、新宿ReNYで行なわれた。卓越したテクニックで12年間NoGoDの低音域を支え、数年前には女形からイケメンキャラへとエキセントリックな転身を遂げて話題を呼んだ華凛の姿を目に焼き付けようと多くの信者たちが集結し、チケットは早々に完売。注目のステージは会場側の突然の通達により、NoGoDというバンドのポテンシャルが常以上に発揮されるというおまけ付きで、惜別の涙と未来への希望が見事に同居するものとなった。
“さぁ、布教活動を始めましょうか!”という団長(Vo)の号令で幕開けるや、舞台上にはトレードマークのニコニコ笑顔を弾けさせて、スラップベースを炸裂させる華凛の姿が。これが現体制でのNoGoDを観られる最後の日とは信じられないくらい“いつも通り”に久々のワンマンは幕を開けた。ただ、前日に新宿ReNYからジャンプ禁止令が出されたため、ジャンプは片足立ち屈伸やスクワットに、モッシュはカニ歩きに置き換えられ、団長が“飛ぶなー!”と煽ったのは異例中の異例。“ジャンプでしか楽しめないライヴは、ただの運動だ”という金言と、“俺が“飛べ!”って3回言ったら罰ゲームね”という見事なエンタメ転換で難局を乗り越えたのは、まさに彼らならではだろう(最終的にはK(Dr)によりケツバット執行)。
もちろん華凛へのはなむけにメンバーも思いの丈を放出し、リスナーの存在を丸ごと肯定する「啓発フラストレス」や魂揺さぶる名バラード「恒星」等の現実に重なる楽曲や、“忘れない、俺たちがNoGoDだ!”という団長の言葉で場内の高ぶりはピークに。自身の曲やベースの観せ場が多く盛り込まれたメニューで吠え、周囲とアイコンタクトを交わす華凛自身の表情豊かなパフォーマンスからも、NoGoDに対する愛が痛いほどに伝わってきた。最後に“NoGoDを続ける4人をよろしくお願いします”と挨拶し、“バンドをひとり抜けるっていう荊の道を選んだんですけど…ひとつだけ我儘を言うなら、僕のこと忘れないでください”と涙した華凛。決断の重大さを重々承知しながらも新たな道を選んだ彼と、NoGoDを守り続ける決意をした4人の歩みに幸多かれと祈りたい。
“さぁ、布教活動を始めましょうか!”という団長(Vo)の号令で幕開けるや、舞台上にはトレードマークのニコニコ笑顔を弾けさせて、スラップベースを炸裂させる華凛の姿が。これが現体制でのNoGoDを観られる最後の日とは信じられないくらい“いつも通り”に久々のワンマンは幕を開けた。ただ、前日に新宿ReNYからジャンプ禁止令が出されたため、ジャンプは片足立ち屈伸やスクワットに、モッシュはカニ歩きに置き換えられ、団長が“飛ぶなー!”と煽ったのは異例中の異例。“ジャンプでしか楽しめないライヴは、ただの運動だ”という金言と、“俺が“飛べ!”って3回言ったら罰ゲームね”という見事なエンタメ転換で難局を乗り越えたのは、まさに彼らならではだろう(最終的にはK(Dr)によりケツバット執行)。
もちろん華凛へのはなむけにメンバーも思いの丈を放出し、リスナーの存在を丸ごと肯定する「啓発フラストレス」や魂揺さぶる名バラード「恒星」等の現実に重なる楽曲や、“忘れない、俺たちがNoGoDだ!”という団長の言葉で場内の高ぶりはピークに。自身の曲やベースの観せ場が多く盛り込まれたメニューで吠え、周囲とアイコンタクトを交わす華凛自身の表情豊かなパフォーマンスからも、NoGoDに対する愛が痛いほどに伝わってきた。最後に“NoGoDを続ける4人をよろしくお願いします”と挨拶し、“バンドをひとり抜けるっていう荊の道を選んだんですけど…ひとつだけ我儘を言うなら、僕のこと忘れないでください”と涙した華凛。決断の重大さを重々承知しながらも新たな道を選んだ彼と、NoGoDを守り続ける決意をした4人の歩みに幸多かれと祈りたい。
撮影:大塚秀美/取材:清水素子
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