LINE Music調査、高校生「友達づくり
も音楽で」

LINE MUSICは、2018年度の高校生・大学生を中心に15~59歳の一般男女1,200名を対象とした「新生活と音楽に関する意識調査」を実施した。
本調査を通し、この春やりたいことの第1位が「友達づくり」であることが分かった。高校生の間では、友達づくりのきっかけに「音楽」をコミュニケーションツールとして活用していることが判明、そのひとつとしてLINEプロフィール上の「LINE BGM」設定が、高校生の「自己表現ツール」になっていることが明らかになった。
【調査結果】
1.高校生/大学生のこの春一番やりたいことは「新しい出会いで、 友達関係を広げたい」76.7% つくりたい友達の人数は平均「15人」

新年度にあたり「やりたいこと」を聞いたところ、第1位「友達関係を広げたい」(76.7%)、第2位「新しい仕事や勉強がしたい」(76.2%)、第3位「新しい趣味を見つけたい」(68.3%)という結果に。

増やしたい友達の人数を聞いたところ、高校生/大学生の平均は「15人」。特に多かったのは高校1年生で男子高校生は「29人」、女子高校生は「24人」と平均を大幅に上回る数となった。一方、学年を重ねると数は減少する傾向にあるようで、3年生になると男子高校生は「15人」、女子高校生は「6人」と、女子高校生は同じ友達と深く付き合うスタイルであることがうかがえ、最初に気があう友達を見つけることが大切になりそうだ。
2. 音楽が友情をうみだす!高校生/大学生の64.2%が「音楽のツボ」が合う人と友達になりたい!同じ歌手が好きだと分かると9割以上が「イメージアップする」

友達になりたいと感じる人の特徴を聞いたところ、高校生/大学生の64.2%が「音楽のツボが合う人」と回答。「顔立ち」、「服装の趣味」、「スポーツの趣味」、「ドラマや映画の趣味」、「食の趣味」よりも高い結果となった。

さらに、この春出会う人が、同じ歌手が好きだとわかったとするとどの程度イメージアップすると思うか聞いたところ、94.7%が「イメージアップする」と回答。

さらに7割以上が「5割以上イメージアップする」と回答した。音楽が好感度を増加させる要因になることが明らかになった。実際に、学生全体では4割、女子高校生の6割以上が「好きな音楽やアーティストが一緒」というきっかけで、友達ができたり仲が深まったりした経験があるようだ。
3.イマドキ高校生は、音楽を聴くだけではなく、“音楽でつながる”!

音楽の聴き方・遊び方を聞いたところ、男子高校生では、4人に1人が「音楽を使ったゲームをする(イントロ当てや歌詞ジャックなど)」(24.5%)、女子高校生では4人に1人が「歌ってみた・リップシンク・踊ってみたを見る」(27.4%)、「SNSで音楽に関する交友をひろげる(#音楽好きさんとつながりたい等)」(28.3%)、「自分のSNSの名前などに特定アーティストのファン名を使う」(24.5%)と回答。

イマドキ高校生は音楽を聴くだけではなく“音楽でつながる”文化を持っていることがわかった。
4.高校生/大学生の半数以上が「新しい友だちのLINEプロフィールをチェックする」
LINEプロフィールの中の「LINE BGM」が“自己表現ツール”に。

新しい友達との連絡先の交換方法としてもはや定番となったLINE。「だれかとLINEを交換したとき、相手のLINEプロフィールをチェックしますか?」と聞いたところ、高校生/大学生の半数以上(59.5%)が「チェックする(かなりする、 ややする)」と回答。同じく半数以上(54.1%)が「4月を迎えるにあたり、LINEプロフィールを更新した/しようと思っている」と回答しており、LINEプロフィールの重要度がわかる結果となった。

また、画像やBGMなどLINEプロフィールの機能をどのくらいの頻度で変更するか聞いたところ、女子高校生は「月1回以上、アイコン画像を変更する」(44.8%)、「月1回以上、カバー画像を変更する」(41.9%)、「月1回以上、 BGMを変更する」(19.0%)、「月1回以上、 ステータスメッセージを変更する」(46.7%)となり、LINEプロフィール画面が自分のいまの気持ちを表すツールとなっていることが明らかになった。

LINEプロフィール上で、自分の好きな音楽をBGMとして設定できる「LINE BGM」。
高校生/大学生にとってLINE BGMがどんなツールか聞いたところ「自分の好きな音楽・アーティストを伝えるもの」(45.2%)がもっとも多い結果に。次いで「友だちの好きな音楽・気持ちや状況をチェックできるもの」(26.9%)、「自分の今の気持ちや状況を表現するもの」(25.4%)という順になり、LINE BGMがイマドキ高校生/大学生の自己表現ツールになっている。さらに「友だちのLINE BGMを聞いたことがある」と答えた高校生/大学生は6割(60.2%)、13.8%が「気になる異性・片思い中の人」のBGMを聴いたことがあると回答した。相手の好きな曲がわかるLINE BGMは、この春の友達づくりのキーとなりそうだ。
5.次に流行する胸キュンシチュエーション!? 高校生/大学生の第1位「イヤホン半分こ」に。

好きな人からされたら「胸がキュンとしそうな音楽シチュエーション」を聞いたところ、高校生/大学生の第1位は「イヤホン半分こして、ひとつのイヤホンでふたりで音楽を聴く」(53.1%)に。さらに「音楽を聴きながら2人でドライブ」(42.1%)、「好きな人からイヤホン取られて『何聴いてんの』と近寄られる」(41.3%)も人気の結果となった。
6.2018年春の音楽ランキング『アップテンポソング』と『応援ソング』が人気!
「同級生になってほしい歌手」の「欅坂46」と「西野カナ」の『応援ソング』

この春(新生活シーズン)どんな楽曲を聞きたいか聞いたところ、第1位は「ワクワク・ノリノリになれる『アップテンポソング』」(44.2%)。僅差で「勇気づけられる歌詞やメッセージ性がある『応援ソング』」(44.0%)という結果に。 新しい環境で勢いをつけたい、 勇気を出して挑戦したい高校生/大学生の気持ちがうかがえます。さらに「同級生になってほしい歌手」を聞いたところ、高校生は「欅坂46」、大学生は「西野カナ」が最も多い結果になった。

LINE MUSICでも、西野カナと欅坂46の楽曲は人気が高く、ランキング上位となっている。西野カナの新曲「アイラブユー」は春にピッタリの胸キュンソング、欅坂46さんの新曲「ガラスを割れ!」は新しい自分に挑戦できるような新生活にピッタリな応援ソングとなっている。
【調査概要】
調査地区:全国
調査方法:インターネット調査
調査対象者:15~59歳の男女 合計1242サンプル(うち高校生208サンプル、大学生208サンプル)
調査期間:2018年3月

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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