マライア・キャリー、17年間、双極性
障害に苦しんできたことを告白

Photo by Wayne Maser
マライア・キャリーが、長年に渡り、躁状態と鬱状態を繰り返す双極性障害(II型)を患ってきたことを明かした。2001年に身体的および精神的に衰弱し入院した際に、そう診断されたという。
『People』誌のインタビューで初めて病について明かしたマライアは、自分のキャリアを終わらせる可能性もあると、「何もかも失うのがすごく怖かった」「信じたくなかった」「最近まで、否定し孤独で、誰かに暴かれるかもしれないという恐れを抱き続けてきた」と話した。
「長い間、重度の睡眠障害なんだと思ってた。でも、普通の不眠症じゃなかった。私は、横になって羊を数えるなんてことはせず、働いて働いて働き続けたわ。感情的になりやすく、みんなをガッカリさせるんじゃないかと常に恐れていた」という状態が続いたが、婚約者や長年のマネージャーとの別離など公私ともども「これまでで最も辛い時期」を経て、「背負いこむにはあまりにも重く、もう無理だと思った」と、治療を受けることを決断したという。
「治療を受け、ポジティブな人を周りにおき、自分が愛すること――音楽を作ることを再開した」と、現在は病にきちんと向き合い、いい状態にあり、「適切なバランスを見つけることが一番大事」と話した。
マライアは昨秋、心機一転、ジェイ・ZのRoc Nationとマネージメント契約。2014年の『Me. I Am Mariah... The Elusive Chanteuse』に続くニュー・アルバムの制作を開始している。
Ako Suzuki

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