春は是非、音楽でも花を!

春は是非、音楽でも花を!
SEKAI NO OWARI サザンカ
この楽曲は2018年2月から3月にかけて韓国で開催された平昌オリンピック・パラリンピックのNHK放送テーマソングです。
「困難に打ち克つ」という花言葉を持つ、サザンカ。
それぞれの”困難”を乗り越え、勝つために大舞台へと挑むアスリートの姿と重なります。
サザンカは「ひたむき」という花言葉も持っています。
雨の日も風の日も花が空に向かって咲く様に、諦めず、何度も挑み続けるアスリート達の”ひたむき”さは、私たちの心を大きく揺さぶり、感動や活力を届けてくれます。
楓の花言葉は、「大切な思い出」です。
曲の主人公は、大事な人と過ごした日々を、かけがえのない時間を”思い出”に変えて心で噛み締めます。
別れを告げ、自分の道を歩いていこうとする戸惑いや不安。
そして”大切な思い出”を連れて、一人進もうとする主人公の強い意志が感じられます。
そこには別れる悲しみ以上に、大事な人に出会えた喜びやこれまでの感謝が溢れているのです。
ひなげしの花言葉は「恋の予感」と「慰め」。
報われない恋に陥る主人公の女性。せっかく芽生えた彼女の”恋の予感”は報われません。
赤やピンクといった順風満帆な恋を連想させるヒナゲシの色とは裏腹な、目には映らない女性の心模様が様々な色の表現で描かれています。
ギター&ハーモニカの山下穂尊が作詞作曲を手がけた「ひなげし」。
”慰め”や憂いを感じさせるメロディーが、花が風に吹かれるように揺れ惑う彼女の姿をまた一層苦く切なく感じさせます。
UVERworld ハルジオン
大抵、花にはいくつかの花言葉があるのですが、ハルジオンには1つの花言葉しかありません。
たった1つしかないハルジオンの花言葉は「追憶の愛」です。
“追憶”とは、過去を思い出してしのぶ事を表す言葉です。
曲中でもあの時やあの人を思い出し、命を噛みしめる場面いくつもがあります。
「今でも思い出す」ということは辛さや悲しみだけではなく、忘れない、忘れたくないという想いや”愛”が詰まっているのだと気付かされます。
ご紹介した曲以外にも、たくさんの曲で様々な種類の花が登場してきます。
登場する花の花言葉を調べて聞いてみると、今まで知っていた曲をより深く楽しめたり、新たな視点で聴くことができたりするかも知れません。
知らない曲でも、花言葉から聞いてみよう!と興味を持てたりすることも…?
暖かくなって花を楽しめる季節、是非音楽でも耳でも花を愛でてみてはいかがでしょうか。
TEXT:柚香

UtaTen

歌詞検索・音楽情報メディアUtaTen

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着