G Flip / About You たった1曲で世界
中のメディアを騒がせた、気鋭の新人
がメルボルンから登場。陰と陽併せ持
つ不思議な魅力に溢れたデビュー曲

オーストラリアは、メルボルン出身のGeorgia Flipoによるソロプロジェクト、 G Flip(https://twitter.com/gflipmusic) によるデビュー・シングルの「About You」をご紹介します。

この曲が世に放たれるや否や、各メディアがこぞって記事を上げ、Pichforkでも Best New Track(https://pitchfork.com/reviews/tracks/g-flip-about-you/) を獲得しています。この1曲だけで、彼女は瞬く間に華麗なデビューを飾りました。
アトモスフェリックで不吉な予感を漂わせるダークなシンセから幕を開ける本楽曲。暗雲立ちこむ中に一筋の光が差し込むかのように、力強く、透き通ったG Flip彼女の声が鳴り響きます。そして、どこかインダストリアルな質感を湛えたビートが入ってくると同時に、まるでHaimのような明るいヴァイブスが合流。灰色の雲が徐々に消えてなくなり、快晴の空が顔を覗かせるかの様に、終盤ではポップ・ナンバーへと変貌を遂げる不思議な一曲です。

MVを観るとわかると思いますが、彼女はシンセ、ドラム、ベースなどを操るマルチ・プレイヤーであり、元々はEMPRAというバンドでドラムとボーカルを担当していたそうです。なんでも、小学生の頃からギターとドラムを習っていたんだとか。後半のアグレッシブなドラム・パートは、元ドラマーならではのアレンジと言えるのではないでしょうか。

Pigeons & Planesによるインタビュー(https://pigeonsandplanes.com/music/2018/03/g-flip-interview) では、「小さい頃に聴いた音楽は?」という質問に、「RancidThe Clashなどのパンクロックを4歳の頃に飛び跳ねながら聴いていたわね。でも、今の自分の音楽を形成しているのはJackson 5とMichael Jacksonかな。あと、最近ハマっているのはTom Mischね」と語っています。陽性のポップなメロディ・ラインは、Jackson 5、Michael Jacksonに由来するのでしょうか。Tom Mischとは何でもひとりでこなしてしまうマルチ・プレイヤーという点で共通しています。

まだ1曲しか世に発表していないのにもかかわらず、世界中のメディア/リスナーから注目を集めるG Flip。彼女の今後の活動にも目が離せません……!

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