フジロックの次の担い手を選ぶのはあ
なたの一票! 新人登竜門ステージ「
ROOKIE A GO-GO」第2次投票締切迫る

音楽好きの人ならば、その名を知らぬ者はいない日本最大級の野外ロックフェスティバル、『FUJI ROCK FESTIVAL』(以下、フジロック)。今夏も7月27日(金)、28日(土)、29日(日)に新潟県 湯沢町 苗場スキー場にて開催されることが決定しており、ヘッドライナーにはノーベル文学賞受賞が記憶に新しい、今世紀を代表する音楽詩人、ボブ・ディランをはじめ、第60回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバムを含む5冠に輝いた時代の寵児、ケンドリック・ラマー、2017年末に7年ぶりとなるアルバムを発表し、リアーナ、ケンドリック・ラマーなどのゲスト陣を迎えるなど数々の手腕を発揮して止まないファレル・ウィリアムズ率いるN.E.R.Dが出演することが明らかになっている。
そうした海外からの豪華アーティストがラインナップに並ぶ世界有数のフェスティバルとして君臨するフジロックだが、サカナクションBRAHMANマキシマム ザ ホルモンら国内のミュージシャンも多数出演する。邦楽アーティストの中には海外の音楽に影響を受けていることを公言する者も多く、時代の流れとして昨今では、憧れの海外アーティストとの競演を果たすミュージシャンもいて、その一つひとつがメイクドラマとなっているようだ。そしてもうひとつ、20年以上開催され続けてきたフジロックにおける独自のストーリーを持つバンドがいくつか存在する。
フジロックには大小10以上のステージがあるが、入場ゲートほど近くに位置する場外エリア、THE PALACE OF WONDERには「ROOKIE A GO-GO(ルーキー・ア・ゴー・ゴー)」というステージがある。そこは無名のミュージシャンでもオーディションに受かれば出演できる、言わば新人の登竜門的ステージであり、未来に羽ばたこうとしているミュージシャンたちのために開かれた夢の大舞台・フジロックへ開かれた道なのだ。ROOKIE A GO-GOの舞台に立った後、その実力で主要ステージへと駆け上がっていった代表格が星野源Suchmosだろう。
星野源
2004年に当時活動していたSAKEROCKとしてROOKIE A GO-GOに初出演し、その後ソロとなってからは2006年の苗場食堂、2012年のFIELD OF HEAVEN出演を経て、2015年にフジロックのメインステージであるGREEN STAGEに立った星野源は、10年以上かけてフジロックの頂点へと登り詰めた。今や音楽のみならず俳優、執筆など多岐に渡ってその才能を開花させている彼の活躍からはにわかに信じがたいことではあるが、あの笑顔裏で重ねた努力と才能で知られざるフジロックストーリーを紡いだ人なのである。
一方、それとは対照的であるのがSuchmosだ。彼らがフェス童貞を捨てたのが2014年のROOKIE A GO-GO出演だった。当時、結成からまだ1年足らずだった彼らは、所属事務所やレーベルなど、何も決まっていない無名のアマチュアバンドのひとつだった。それからたった2年後の2016年には、GREEN STAGEに次ぐ2番目に大きなステージであるWHITE STAGEに立っていた。これほど速いスピードでフジロックのステージ間を駆け上がったアーティストは他にいない。そんな彼らは、今年3度目の出演が決まっている。
Suchmos
このように、フジロックの歴史には、ROOKIE A GO-GO出身で、後に場内主要ステージへと出らるようになったミュージシャンが存在し、フジロックにまつわるストーリーを持つアーティストによって作られてきた一面がある音楽フェスティバルである。とするならば、アジア一とも呼び声の高いフジロックであるけれど、オーディエンスとして参加するだけでなく、今年のROOKIE A GO-GOに出演するアーティストを選ぶことでフジロックを一緒に作ってみてはどうだろう?
■ROOKIE A GO-GO「FRF'18出演権獲得!目指すはメインステージ!」
応募総数1,000通以上という難関を乗り越えて、昨年のROOKIE A GO-GOステージに出演を果たした、フジロックが最も未来を期待している新しい世代の15組のアーティスト。このうちの1組が、今年のGREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEEなど、主要ステージへの出演が約束されるオーディション企画『ROOKIE A GO-GO「FRF'18出演権獲得!目指すはメインステージ!」』が今年も開催中だ。
2012年の企画スタート以来、cero、STERUSS溺れたエビの検死報告書、海外からはManic Sheep、そして昨年はMONO NO AWAREがRED MARQUEEへの出演権を見事獲得している。7回目の今回も、昨年のフジロック開催期間中にROOKIE A GO-GOステージにて第1次投票を行い、その結果を踏まえて3月2日(金)より第2次最終投票の受付を開始した。この第2次最終投票はどなたでも投票可能なWEB受付制である。投票ページでは昨年ROOKIE出演時の貴重なライブ音源が試聴可能。エントリーアーティストの最新プロフィール、今後のライブスケジュールなどは、(https://www.red-hot.ne.jp/rookie18/)にてご確認を。
フジロックの次の担い手を選ぶのは、あなたの一票だ!
【第2次WEB投票受付】
受付期間:2018年3月2日(金) 〜 2018年4月6日(金)
投票ページ:FUJI ROCK FESTIVALオフィシャルサイト(http://www.fujirockfestival.com
【ROOKIE A GO-GO2017年 出演アーティスト】
イロハオーケストラ/CHAI踊Foot Works/NENGU/バレーボウイズ/tatara/MINAKEKKE/バスクのスポーツ/落差草原 WWWW / Prairie WWWW/おとぼけビ〜バ〜/THE GURL/fornow/King Gnu/ディープファン君
文=早乙女‘dorami’ ゆうこ

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