チャットモンチー、
アジカン、KANA-BOONなど
3月下旬リリースの作品12作を紹介
《もう泣かなくていい》というフレーズでしっとりと始まる、現役女子高生SSWの1stフルアルバム。やさしい歌声から放たれる歌詞には言いたいけど言えなかったことや自問自答、大人になる一歩手前のもどかしい気持ちや淡い恋心が綴られ、今作に詰め込んだ彼女の“今”の中にはこの先もずっと大切なものがたくさん潜んでいた。中でも「16さいのうた-Album Ver.-」では彼女の切実な想いと未来への葛藤に胸が熱くなる。
TEXT:千々和香苗
TEXT:千々和香苗
2018年7月の活動“完結”に向けたトリビュート盤。忘れらんねえよのあふれ返る感謝の叫びが胸熱な「ハナノユメ」、CHAIにこそ打って付けのNEOかわいい「Make Up! Make Up! 」、豊かなハーモニーを活かしてフォーキーに仕上げたペペッターズ(一般公募枠)の「こころとあたま」など、どの曲もチャットモンチー愛がすごい。グループ魂による「恋愛スピリッツ」では港カヲルとチャットのふたりが楽しいコント!
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
2012年発表の『BEST HIT AKG』以降の楽曲をコンパイルしたベスト盤第二弾。足場をより固め、芯の太い演奏の中で後藤正文(Vo&Gu)の歌声は深みを備えた説得力に磨きをかけている。スケールの大きな曲調が多いのも特徴で、心の奥深くにじわじわ染み込んでくる曲調も実にいい。そして、ラストには新曲「生者のマーチ」が収録されいて、これまた雄大な表情を浮かべた哀愁感に痺れる一曲だ。
TEXT:荒金良介
TEXT:荒金良介
「新宝島」「アルクアラウンド」「ミュージック」などサカナクションの代表曲はもちろん、これまでに発表された秀れたナンバー(リマスタリング)がまとめて聴ける初のベスト盤。凝ったアートワーク、楽曲をさまざまな視点から考察&解析したデータが掲載されたブックレット“魚図鑑”などワクワクする仕様。Disc 1が“浅瀬”、Disc2が“中層”、そしてプレミアムBOXのみ同梱のDisc3が“深海”と、魚に例えて選別されているのもらしい。
TEXT:山本弘子
TEXT:山本弘子
人気沸騰中のBiSHが全国ツアー真っ只中にドロップするメジャー3rdシングル。表題曲はTVアニメ『ブラッククローバー』第2クール・オープニング曲に起用され、切迫したエモーションに胸を突き動かされるナンバー。《諦めること諦めて》の歌詞も印象的で、聴く者を背中を力強く押してくれる。カップリング曲「SCHOOLYARD」はポエトリー風のパートを織り込み、起伏豊かな物語性に引き込まれる。
TEXT:荒金良介
TEXT:荒金良介
メタルとサブカルの世界を股にかけ、活躍しているアンキモが結成10周年の記念に相応しいEPをリリースする。「CADAVER」の楽譜を逆から読むと、「REVADAC」になるという2曲にライヴ音源を加えた全3曲を収録。相反する歌詞の世界観を持つ表題2曲の驚きの仕掛けもさることながら、ストロングスタイルの女性ヴォーカルをフィーチャーした様式美メタルの醍醐味を、独自の哲学、美学とともに堪能できる。
TEXT:山口智男
TEXT:山口智男
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