3月24日(土)@マウントレーニアホール

3月24日(土)@マウントレーニアホール

Rush×300、
容姿に甘んじない泥臭さを見た
『T.O.P~AsKingCobra~』発売記念
ライブをレポート

三寒四温、冬に寒い日が三日間ぐらい続き次の四日間ぐらいが暖かい日が続くこと。昔の人は本当にうまいこと言ったものである。この日々の繰り返しを経て、四季は寂しげな冬から心躍る春へと移り変わってゆく。しかし、この“三寒四温”は季節に限ったことだけではないのではないのだろうか。いいことと悪いことが繰り返し起こり春を手にするというのは、夢を追うすべての人にいえる気がしている。Rush×300という、イケメンダンスヴォーカルユニットもまた然りだ。

これまでの活動で山あり谷ありの道を歩んできた彼らは、この2018年に夢を掴むための一歩を踏み出そうとしている。3月24日(土)マウントレーニアホールで開催された『T.O.P~AskingCobra』発売記念ライブで見たのは、イケメンというブランドに甘んじない泥臭い5人の少年の姿だった。公演前に行われたインタビューでは彼らの熱い意気込みが語られた。

【Rush×300 インタビュー】

――『T.O.P~AsKing Cobra~』のリリースおめでとうございます。今回のリリースライブはいつくらいから準備されていたんですか?
有働拓磨(以下、拓磨):衣装から考えると、1ヶ月前くらいからですかね。PVの衣装はスタッフさんが考えてくださっていたんですが、今回のライブ衣装は僕がデザインを担当していて。コンセプトは、「2018年もクールに輝き続けるRush×300」。黒とラメを基調にしつつ、各々の個性にこせたデザインになっています。翔平は貴族の子ども、伽寿也は王道のキラキラアイドル、僕はミステリアスな王子さま。よっち(小笠原慶顕)は私服がストリートっぽいのでジャケットを着るフォーマルなスタイルにして、りょうちん(千葉良祐)は身長をカバーするためにファーをつけてボリュームを出しました。

――今回のセットリストは、どのような感じで決めたんでしょうか?
結城伽寿也(以下、伽寿也):全員で話しあいしたよね。
千葉良祐(以下、良祐):一発目からブチ上がる感じにしたいよね、ってなって。バーンって始まってバーンって終わる(笑)。
伽寿也:僕たち普段から激しい曲が多いんですけど、その中でも選りすぐりの激しい選曲。もう死ぬ気でやります!

――みなさんそれぞれの思い入れがある曲は、どれになりますか?
長島翔平(以下、翔平):僕は「White Edge」ですね。使う声域が広いので、すっごく緊張するんです。毎回リハからちゃんと声を出すように意識する、一番気合が入る曲ですね。
拓磨:「SSS」だなー…。初披露の時に胃腸炎になってしまって、ライブ出れなかったんですよ。悔しくて家で泣いてましたもん。
伽寿也:僕の好きな曲は「Whyll」かな。僕たち初の応援歌なんですよ。頑張りたいときに自分に歌って聴かせることもできるし、もちろんファンのみなさんも応援できるから大好きですね。

――千葉さんはいかがですか?
良祐:「T.O.P~AsKing Cobra~」ですね。僕は全体的にソロで歌うパートが少ないんですけど、この曲はわりと長めに歌う部分があって。おいしいところをもらえたので、すごく嬉しいんですよ!
小笠原慶顕(以下、慶顕):ダンスもひとりでパッ!ってでてくるから、かっこいいしね。その時のドヤ顔はんぱないけど(笑)。
良祐:そういうよっちは何が思い入れあるの?
慶顕:「Rush For Your heart」かな。僕と伽寿也は1stシーズンからのメンバーなんですけど、Rush×300のお披露目会で披露したのがその曲なんです。ファンの方もずっと大切にしてくれてる曲だし、僕たちにとってもライブのとりにするくらい大切な曲ですね。あと、この曲は名前を呼んでくれるコールがあって! それも嬉しいんですよ。
伽寿也:ファンの方たち、すごいよね。僕らからは1回も「こういうコールにしてください」って言ったことないのに、みんなカンペキなんだもん。たとえ新曲をやったとしても、次のライブではもうコールが広がってて。一体感あって、すっごく好きです。

――今回は新曲もあるそうですね。
拓磨:そうなんです! SEと「Invisible Monkey」の2曲があります。どっちもポップというよりは、クールな感じですね。
良祐:SEに関してはフリ入れしたの昨日っていう(笑)。
伽寿也:「Invisible Monkey」も3日前くらいだっけ?
――運営の方は、ドSか何かですか…?
伽寿也:そうかもしれないです(笑)。でも、僕らへの信頼の現れかなと思っていて。「あいつらならできる」と思っていただけてるからこそなので、カンペキにやりきるまでですね。

ーーあと1時間でライブが始まりますが、いまの意気込みを教えてください。
良祐:マウントレーニアホールをつぶす勢いでやります! 悲鳴で天井を突き抜けさせて、ジャンプで床を抜けさせる勢いで。
拓磨:僕は衣装への反響も楽しみ。前回が好評だったので、なおさらですね。
伽寿也:じゃぁ、その衣装を壊さないようにすることを目標にしようかな(笑)。
良祐:絶対に嘘! すでにほつれてるのみたもん(笑)。
伽寿也:それは、一生懸命ゆえだから(笑)。でも1番は、お客さんに楽しんでもらうことかな。「Rush×300は大きいステージが似合うね」ってファンの方が言ってくれるから、今回も楽しんでいただけたら。
翔平:僕は、2018年が間違いなく2017年を超えていくっていうのを魅せつけたい。
良祐:たしかに。あと、今日来なかった人たちを後悔させたいよね。僕らの勢いを現場で見て欲しい!

――では最後にファンの方にメッセージをください。
伽寿也:今年はすごい流れが変わる年になると思うので、年末に向けて頑張っていきたいと思います。
良祐:地方もいっぱい行くし、アルバムも出すしね。
翔平:初めてのレコ発ツアーも楽しみだなぁ…。
良祐:ここだけの話、もしかしたらTSUTAYA O-EAST以上に大きなステージに立てるかもしれないので。
拓磨:そのライブを成功させたら、きっと武道館も見えてくるよね。そこに立ってる自分を想像してみたけど、泣いてたもん…(笑)。
伽寿也:日ごろのステージはもちろん地方遠征や大きいライブも頑張っていくので、ファンの方々にも熱い気持ちでついてきていただけたら嬉しいです。メンバー、ファン、スタッフでひとつのファミリーとして違うステージに。絶対にもっといい景色を見せるって約束するんで!

OKMusic編集部

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