アクオド バイ チャヌ 2018年秋冬コ
レクション - クラシックに切り込み
を入れ、変化を求める

アクオド バイ チャヌ(ACUOD by CHANU)は、2018-19年秋冬コレクションを2018年3月23日(金)に渋谷ヒカリエで発表した。前回に引き続き、モデルとして元KAT-TUN田口淳之介が登場。
今回のテーマは「UPDATE CLASSICS」。伝統的なものをそのままコンサバティブに守るのはあまりに予定調和的な考えだ、とする反骨精神がモチベーションとなっている。王道とされるスタイルを現代の流れに合わせて再解釈し、アクオド バイ チャヌのフィルターを通して刷新したコレクションが展開された。
ショーの冒頭は、ストリングスの優雅な音楽とともにナポレオンジャケットを羽織ったダンサーDA PUMPのKENZOが登場。ジャケットを脱ぎ捨てるとともに、弦楽が重低音に切り替わり、何かを掴み取ろうとしてもがくような動きのダンスパフォーマンスを見せる。
ダンサーと入れ替わるようにしてモデル達が登場。クラシカルなピーコート、テーラードジャケット、ダッフルコート、ナポレオンジャケットは、アクオド バイ チャヌの象徴ともいえるファスナーの輝きによって、金属質でハードなイメージに。身頃を縦横断するファスナーは、正統派のパターンに切り込みを入れるかのようだ。
バックスタイルの装飾が見る者に余韻を残していく。サテン地のMA-1ジャケットには、肩を覆うように、大きな鳥のスパンコール刺繍が施され、“飛翔”を連想させる。背中から長く伸びるフリンジはチェーンで作られた、ファスナーによって取り外し可能な装飾。歩を進めるとキラキラした光の線を描いていく。
今までのコレクションでは、黒を中心に、はっきりと主張の強いカラーパレットが並んでいたが、今回はキャメル、アイボリー、カーキ、ボルドーといったニュートラルでノーブルな色彩が目を惹いた。取り入れられた新しいカラーを通して、“どんどん変化していきたい、新しいことをやりたい”というアクオド バイ チャヌの推進力が見て取れる。
グラフィカルなプリントは、伝統的なヨーロッパの建築をモチーフにした、万華鏡のようにスペクタクルな柄。ヒロ杉山を中心とするクリエイティブユニット・ENLIGHTENMENTとのコラボレーションによって生み出された模様だ。髪の一部であるかのようなアーティスティックなヘッドピース等のアクセサリーは、レディー・ガガやリアーナが愛用していることでも知られるCHRISHABANAとのコラボレーション。また、足元を彩るのはナイキ(NIKE)のスニーカー「エア マックス 270」。既存のスニーカーに取り外しできるファスナーを取り付け、独自性を見せた。

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