AKB48、52ndシングル選抜発表:16期
研究生の山内瑞葵が初選抜入り!

2018年3月19日20時30分よりSHOWROOMで、AKB48の52ndシングルの選抜メンバーの発表が行われた。タイトルは未定で、6月16日に開催されるAKB48 選抜総選挙の投票シリアルナンバーカード付きシングルとなる。

選抜メンバーを決める会議を生中継するという初の試み。会議室のホワイトボードに、以下の布陣が書かれた。

今回は「7人x4列」で合計28人が選抜メンバーとして選ばれた。番号の数字がそれぞれのポジションで(4)がセンター。

(22)(23) (24) (25) (26) (27)(28)
(15) (16) (17) (18) (19) (20) (21)
(8) (9) (10) (11) (12) (13) (14)
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
「レッツゴー研究生!」公演ゲネでの山内(左)(2017年7月)

「レッツゴー研究生!」公演ゲネでの山内(左)(2017年7月)

4列目の(28)から発表されていった。生放送でSHOWROOMで配信しており、選抜メンバーに選ばれたメンバーには、電話もされていた。今回の選抜メンバーで注目は初センターの小栗有以と初選抜入りを果たした16期研究生の山内瑞葵だ。

今回、初選抜に入ったのは山内と、AKB48チームBの福岡聖菜とHKT48の矢吹奈子の3人だが、山内はAKB48に加入して1年余りで選抜入りの快挙を果たした。

山内も、自身のSHOWROOMで選抜発表の配信をスマホの前のファンと一緒に見ていた。
(28)から呼ばれ、他のグループの若手メンバーが呼ばれるのを山内は不安そうな顔つきで見ていた。

山内は(25)で名前を呼ばれた。名前を呼ばれた時、「え!」と手を口元に持っていき、初選抜という事実が呑み込めない様子だった。その直後には山内のところにも電話がかかってきた。
「レッツゴー研究生!」公演ゲネでの山内(2017年7月)

「レッツゴー研究生!」公演ゲネでの山内(2017年7月)

「たくさんの方を『ラッキーずっきー』
にできるように頑張っていきたい」

山内は喜びの涙を流し、声をつまらせながらも以下のような喜びのコメントを電話越しに伝えていた。

「嬉しいです!
こうして選んでいただいて、頭がごちゃごちゃしています。
選んでいただけたのはファンのみなさんのおかげだと思っていますので、これから私、山内瑞葵のことをもっと知っていただけるように、そしてたくさんの方を『ラッキーずっきー』にできるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございます」
リクアワで「抱きつこうか?」を披露する山内(2018年1月)

リクアワで「抱きつこうか?」を披露する山内(2018年1月)

「山内瑞葵の年にしたい」

電話が切れてからも、SHOWROOM配信を続けていた山内は嬉し涙が止まらなかった。発表前のファンのコメントは「信じているよ」「選ばれるよ」だったが、決定直後からは「おめでとう」のコメントが相次いでいた。

「絶対に選ばれないと思っていた。配信を見ながら諦めていた。でも選ばれたからには精いっぱい頑張りたい。ありがとうございます!

私の目標はAKB48にとって欠かせない存在になることなので、その目標に向かって、これからもファンの方と一緒に頑張っていきたい。私のことだけでなく、16期のことも知っていただけるきっかけになればいいな」と語っていた。

そしてSHOWROOM配信中に、同じ16期の「なぎゅ」こと庄司なぎさからお祝いの電話がかかってきた。電話に出ると、山内の涙腺も決壊。

「頑張るね。もっと16期のことを知ってもらえるきっかけに・・・ありがとう泣いてくれて。いつか16期みんなで選抜に入ろうね。ありがとう」と庄司と会話していた。

「今回の選抜入りをきっかけに、たくさんの方に知ってもらいたい。私の目標の1つに、山内瑞葵の年にすると言っているので、それも叶えられたらいいな。頑張ります」とコメント。ここまで2万人以上のファンが視聴していた。
リクアワで「抱きつこうか?」を披露する山内(2018年1月)

リクアワで「抱きつこうか?」を披露する山内(2018年1月)

「16期をもっとたくさんの人に知ってほ
しい」

そしてセンターに小栗が発表されていた頃には、16期の田口愛佳から電話がかかってきた。笑顔だった山内は、田口の声を聞くとまた泣いてしまった。

田口も山内の初選抜に泣いていた。「山内なら入れると思った。16期で選抜に入ってくれて本当によかった」と語る田口に、山内は「私を見て16期に興味を持つ方を増やせるように頑張るね。ありがとう」と語っていた。

「選ばれたのは、ファンの皆さんの応援のおかげ。ここがゴールじゃないから、もっと頑張ろう。16期をもっとたくさんの人に知ってほしい。

埋もれないようにしたい。誰かいるぞと思わせられるように頑張りたい。今回の選抜をきっかけに、もっとAKB48を支えられる存在になれるように頑張りたい。

これからも山内瑞葵の応援をよろしくお願いします。これからが始まりだ!みなさんには感謝しかない。是非見守っていてください!」とファンに感謝を伝えていた。
リクアワで「抱きつこうか?」を披露する16期研究生(2018年1月)

リクアワで「抱きつこうか?」を披露する16期研究生(2018年1月)

「今年はランクインを目標にしている」

山内は総選挙についても以下のように意気込みを語っていた。

「今年はランクインを目標にしている。選抜メンバーに選んでよかったなという存在になりたい。この子が選抜に入ってて良かったと思ってもらえるように頑張りたい」

「明日はきっと目が腫れます」と言うほど、最後まで涙と笑顔が入り混じった配信だった。最後は3万人以上のファンが山内の配信を視聴していた。

山内は、配信直後に自身の755で以下のようにコメント。
「皆さん
皆さんには、本当に感謝の気持ちしかないです!!!!
いつも本当にありがとうございます
また落ち着いたらたくさん書きたいと思います!
これからももっと、がんばります」

さらに翌3月20日の755で改めてファンへ感謝を伝えていた。
「改めて皆さん!たくさんのお祝いのコメント本当に嬉しいです!
ありがとうございます。
今回、AKB48 52枚目シングルの選抜に初めて選んでいただきました!
私を支えてくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです
自分らしく精一杯がんばりたいとおもいます

でも、決してここがゴールじゃない。
ここからがスタートだと思っているので、もっともっと遠くにある私の目標に向かって歩んでいこうと思います
これからも応援してくださったら嬉しいです!
次は。。。総選挙だぁ」
「16期研究生コンサート~君の名前を知りたい~」(2018年1月)(C)AKS

「16期研究生コンサート~君の名前を知りたい~」(2018年1月)(C)AKS

「後ろを振り返れば16期がいる事を忘れ
ないで」

16期の黒須遥香は自身の755で、
「ずっきー本当におめでとう
やっぱり近くで見ててもずっきーのパフォーマンスとかすごいなって思うし、
本当に自信持って選抜メンバーに入れると思います!
頑張れずっきー!!!」と祝福のコメントを投稿。

また16期の長友彩海も755で、
「ずっきーおめでとう 自分らしく、そして後ろを振り返れば16期がいる事を忘れないでいて欲しいです。頑張っねずっきー」
と山内の選抜入りにエールを送っていた。
リクアワで「抱きつこうか?」を披露する16期研究生(2018年1月)

リクアワで「抱きつこうか?」を披露する16期研究生(2018年1月)

U-17選抜、若手選抜も経験

16期研究生は2016年12月に披露されたばかりで、まだ1年強のメンバー18人で構成されている。そして、結成から1か月余りの2017年1月にはTDCで単独コンサート『AKB48 16期生コンサート~AKBの未来、いま動く!~』を開催。

さらに、2018年1月には再びTDCでAKB48の16期研究生による『AKB48 16期生コンサート~君の名前を知りたい~』を開催。この時にも山内は「AKB48に欠かせない存在になること」とステージで抱負を語っていた。

また2017年7月からはチーム4の村山彩希がプロデュースした16期研究生のみの公演「レッツゴー研究生!」を披露している。

特に16期研究生のために秋元康氏が作った楽曲「抱きつこうか?」は神曲でファンからの人気も高く、2018年1月に開催されたリクアワでは14位に選ばれている。山内は「抱きつこうか?」で浅井七海とシンメでセンターを務めている。さらに公演のユニットでは山内はソロで「右足エビデンス」を披露している。

山内は他にも、AKB48の50thシングル「11月のアンクレット」のカップリング曲「法定速度と優越感」のU-17選抜メンバーにも抜擢され、2018年1月には『法定速度と優越感 フレッシュオールスターズコンサート~ゼロポジションの未来~』にも参加。

続いてAKB48の51thシングル「ジャーバージャ」のカップリング曲「Position」でも若手選抜にも抜擢される活躍を見せている。

2017年12月の組閣発表時に18人の研究生全員が4月からチームA、K、B、4のいずれかに配属されることが決定している。

16期研究生がこれからAKB48を支える中心的存在になっていくのだろう。山内の初選抜入りはその第一歩だ。

初選抜入りを果たした山内瑞葵は、新曲でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。山内のこれからの活躍に注目だ。
リクアワで「抱きつこうか?」を披露する山内(左から2番目)(2018年1月)

リクアワで「抱きつこうか?」を披露する山内(左から2番目)(2018年1月)

52ndシングル選抜メンバー

数字が、それぞれのポジションで(4)の小栗が初センターを務める。

(22)(23) (24) (25) (26) (27)(28)
(15) (16) (17) (18) (19) (20) (21)
(8) (9) (10) (11) (12) (13) (14)
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)

(1) 横山由依(AKB48 Team A)
(2) 山本 彩(NMB48 Team N)
(3) 宮脇咲良(HKT48 Team KIV)
(4) 小栗有以(AKB48 Team8) ★初センター
(5) 松井珠理奈(SKE48 Team S)
(6) 指原莉乃(HKT48 Team H)
(7) 柏木由紀(AKB48 Team B/NGT48 Team NIII 兼任)
(8) 小嶋真子(AKB48 Team 4)
(9) 高橋朱里(AKB48 Team 4)
(10) 須田亜香里(SKE48 Team E)
(11) 向井地美音(AKB48 Team K)
(12) 岡田奈々(AKB48 Team 4/STU48 兼任)
(13) 荻野由佳(NGT48 Team NIII)
(14) 白間美瑠(NMB48 Team M)
(15) 村山彩希(AKB48 Team 4)
(16) 中井りか(NGT48 Team NIII)
(17) 加藤玲奈(AKB48 Team B)
(18) 岡部 麟(AKB48 Team 8)
(19) 吉田朱里(NMB48 Team M)
(20) 瀧野由美子(STU48)
(21) 込山榛香(AKB48 Team 4)
(22) 松岡はな(HKT48 Team TII)
(23) 山本彩加(NMB48 Team N)
(24) 福岡聖菜(AKB48 Team B) ※初選抜
(25) 山内瑞葵(AKB48 16 期生) ※初選抜
(26) 久保怜音(AKB48 Team K)
(27) 矢吹奈子(HKT48 Team H) ※初選抜
(28) 小畑優奈(SKE48 Team KII)
「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」での16期研究生、山内(左から2番目)(2017年8月)

「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」での16期研究生、山内(左から2番目)(2017年8月)

▼山内が参加しているAKB48若手選抜の「Position」(2018年3月)
▼山内が参加していたU-17選抜の「法定速度と優越感」(2017年11月)
「16期研究生コンサート~君の名前を知りたい~」での山内(2018年1月)

「16期研究生コンサート~君の名前を知りたい~」での山内(2018年1月)

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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