草笛光子のライフワーク『新・6週間
のダンスレッスン』に松岡昌宏がダン
スパートナー役で出演

2018年9月29日(土)より、東京・よみうり大手町ホール他にて『新・6週間のダンスレッスン』が上演される。草笛光子が自ら“ライフワーク”と語る本作は、今年で上演回数が通算200回に到達する。記念すべき“ダンスパートナー”役には松岡昌宏が登場する。
本作は68歳になる未亡人リリー・ハリソンと、45歳のダンスインストラクター・マイケル、孤独な二人の心の交流を描いた二人芝居。二人が6週間のダンスレッスンの中で、言葉では伝えられない思いや感情を表現していくというハートフルな作品。劇中で二人が躍るスイング、タンゴ、ワルツ、フォックストロット、チャチャチャ、コンテンポラリーといった多彩なダンスで誰もが魅了されることだろう。
2001年カリフォルニアでオープンし、2006年に日本で初演。美しいダンスとウィットに富んだ会話で、公演終了直後から再演を望む声が多かったという。その後も再演を重ね、2014年に、通算194回の公演で幕を閉じた。そして今年2018年、装い新たに上演が決定し、ついに200回上演に到達することとなった。
今回、演出には『ディファイルド』や『欲望という名の電車』、等、多くの翻訳劇演出を手掛け、『ウエアハウス』などのオリジナル作品も高く評価されている鈴木勝秀を迎え、衣裳、舞台装置、全てを一新する。
主演は、初演からリリー役を演じ、第14回読売演劇大賞優秀女優賞、第29回松尾芸能賞演劇大賞を受賞し、本作を“ライフワーク”と語る草笛光子。そして今回、“ダンスパートナー”のマイケル役には、人気グループTOKIOとして音楽活動をする傍ら様々なドラマにも出演し演技力にも定評のある松岡昌宏を迎え、新しい『6週間のダンスレッスン』が生まれる。
草笛と松岡は、2013年の『ロスト・イン・ヨンカーズ』(演出:三谷幸喜)以来、5年ぶりの共演。『ロスト・イン・ヨンカーズ』では、親子として共演した二人が、”ダンスパートナー”として再び共演することとなった。6週間のダンスレッスンの中で、言葉ではなくダンスを通じて心を通わせていく二人。現代でもっとも大切なものは何かを問いかける珠玉の作品だ。
リリー・ハリソン役:草笛光子 コメント
Q 新たな6週間のダンスレッスンに向けての意気込みをお聞かせください。
毎回、意気込んでいますが、今回は松岡昌宏さんがお相手ということで、彼のことはずっとマイケル役が似合うと思っていたので、今からとても楽しみです。演出家が今回から鈴木勝秀さんに変わるとのことで、音楽は生演奏で、舞台セット、振付、衣裳、全てを一新します。長い間演じてきたからこそ、新しい気持ちでできるのは、とても楽しみです。
Q 松岡さんとは『ロスト・イン・ヨンカーズ』以来5年ぶりの共演となります。松岡さんの印象をお聞かせください。
『ロスト・イン・ヨンカーズ』では親子役で共演したのですが、一緒に舞台に立っているときからこの人はマイケルだとずっと思っていました。それで、過去の「6週間のダンスレッスン」も観て頂き、ずっとアプローチしていました(笑)。いままでは“ママ”と呼ばれてきたけど、これからはママとは呼ばせないつもりです(笑)。松岡さんは演技が“時代な人”。その時々によって変わっていく素敵な人だと思います。
Q 今回、200回公演を迎えるにあたっての気持ちをお聞かせください。
前回の公演からしばらく間が空いたので体が持つかと不安ではありますが、稽古も始まりますので、元気に頑張れればなと思います。
マイケル役:松岡昌宏 コメント
Q 草笛さんとの6週間のダンスレッスンへの意気込みをお聞かせください。
『ロスト・イン・ヨンカーズ』以来、5年ぶりに共演できる嬉しさがあります。また、前作を拝見しているからこそのプレッシャーもあります。草笛さんから「楽しく新しいものを創りましょう」とお言葉を頂きましたので、この二人だからこそできる新しい作品を創り上げられたらと思います。
Q 草笛さんとは『ロスト・イン・ヨンカーズ』以来5年ぶりの共演となります。草笛さんの印象をお聞かせください。
一言でいうと草笛さんは本当にかっこいい女優ですよね。チャーミングなところもかっこいいんですよ。普段“ママ”と呼ばせていただいており、チャーミングな印象がありますが、舞台の幕を閉じた後の姿が本当にかっこよく素敵です。今回、5年越しの草笛さんからのラブコールで実現できたので頑張ります。
Q 本作は社交ダンスのシーンがありますが社交ダンスはいかがですか。
ジャズやヒップホップの経験はありますが、社交ダンスの経験はほとんど初めてなので、新しい世界に飛び込んでいくような気持ちで頑張ります。
演出:鈴木勝秀 コメント
Q 新たな「6週間のダンスレッスン」を作るということに対しての意気込みをお聞かせください。
新たなものを創る気持ちで行きたいと思います。演出家が変わると切り口が変わってくるので、この戯曲をこれまで観たことある方もまた新たなものとして楽しめるのではないかなと思います。また現段階で、舞台美術を一新し、音楽は生演奏を考えています。翻訳はそのままで、ニュアンスや言葉づかいをかえることにより、また違ったものとしてお見せしていきます。
Q 出演される草笛さん、松岡さんの印象をお聞かせください。
草笛さんと松岡さん。二人ともしっかりとした存在感なので、そのまま演じていただければなと思いますね。
また、初演からリリーを演じている草笛さんが新しい演出でどの様にリニューアルするか期待して頂きたいですね。
Q 本作の見どころをお聞かせください。
本作はアメリカの戯曲ではあるけれど、孤独とどう向き合っていくのか、孤独である人間同士がどう向き合っていくのかと、年齢関係なく、現代にものすごく共感を得られる作品だと思っています。だからこそ、今、新しく創り直すということに、とても意味があると思っているので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

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