世界で唯一の“花結い師”が手がける
、フォトジェニックな花の世界 玉川
高島屋S・C『SPRING Festival』イベ
ントレポート

玉川高島屋ショッピングセンターで、春のファッション&ライフスタイルを提案する「SPRING Festival」の開催を記念し、 3月18日(日)にSPRING Festival OPENING CEREMONY「ハルカオル ―花衣華(かいか)―」が開催された。当日は、館内の空間演出を手掛けた花結い師・TAKAYAが登場。空間演出テーマ「ハルカオル」をひとつのアート・インスタレーションとして完結させるライブパフォーマンスが行われた。
セレモニー会場は、二子玉川らしい洗練されつつもリラックスできる本館1Fの吹き抜けスペース。鮮やかで独創的な花のヘッドドレスと、みずみずしい春の植物を纏ったマネキンが佇むメインディスプレイは、春を迎えた心軽やかさを感じさせる。そのメインディスプレイ正面から、まるでコレクションのランウェイのような特設会場が展開された。
MCが開催の案内を終えステージを下がり、ひと呼吸おいてチェリストが弓をひいた瞬間、会場の空気はがらりと変わり、まるでクラシックコンサートの会場のような、教会のような、厳かで上品なTAKAYAの作品世界に包まれた。大輪の花束とともにモデルとTAKAYAが登場した瞬間、会場には拍手が起きたが、TAKAYAの“花結い”が始まると、柔らかく心地よくも、しっかりと力強いチェロの音色だけが響きわたり、来場者たちを「花結い」の世界に引き込んでいった。
フィナーレでは“花衣華(かいか)”したモデルが軽やかににウォーキングし、なんと、そのままメインディスプレイの中に入り込んでいった。優しいグリーンの中に溶け込むモデルの様子は本当に美しく、その生命力が加わることで、中央に象徴される“マネキン”という無機質な人格に表情が生まれた。花と人、そして空間が融合されたインスタレーションとして、TAKAYAの“花結い”は新たな魅力をみせてくれた。
セレモニー終了後、約100名の応募の中から抽選で10名限定で「花結い体験」が行われた。体験者は皆、春の華やかさを纏い、フォトジェニックな体験として記念写真を撮るなど楽しんでいた。
今回はテーマのある作品だったが、普段TAKAYAの作品には、デザイン画やラフなどの下準備はなく、結う相手の持つ空気やイメージと、花のイメージから直感でつくっていくという。「手が勝手にうごき、出来上がっていく、という表現が一番近いです」とTAKAYAは語る。

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