【ライヴレポ】EBiSSH、初の5大都市
ツアー東京公演でファンとの約束を誓
う!

4人組ダンス&ボーカルユニットのEBiSSHが、全国5都市を巡るワンマンツアー『Let's EBiSSH! ~START 2018~』を開催。ここでは、3月17日に東京・Shibuya WWW-Xで行われた東京公演の模様をお伝えする。
EBiSSHのイメージカラーである赤いペンライトをBAEBAE(ファンの呼称)が振って出迎える中、TETTA、REI、NAOYA、KOHKIがステージに登場。1曲目は、4人全員が歌いながらダンスし、フォーメーションが目まぐるしく変わる「Just Like Me」だ。TETTAとREI、NAOYAとKOHKIがそれぞれ向き合ってパフォーマンスしつつ、REIがフロアに向かって「声上げていくぞ!」と叫べば、大歓声が上がる。
メインボーカルのTETTAとREIそれぞれの歌声が映える「恋はタイミング」では、NAOYAがマイクを通してBAEBAEに向けて「一緒に!」と笑顔を見せたり、KOHKIが<I want you BAE BAE>という歌詞に合わせてフロアを指さしたり。TETTAとREIの澄んだ高音、NAOYAとKOHKIの低音ラップのコントラストが鮮やか、メロウな「キミでいっぱい」にしても、ぐいぐい惹きつけられてしまう。
すると、MCタイムで空気は一変。リーダーのNAOYAが進行しながら「『Let's EBiSSH! ~START 2018~』ツアーで、今日が一番BAEBAEの数が多いです!」と感動していると、TETTAがフロアの奥まで見渡そうとステージの端から端へとウロウロして、近づいてきたTETTAを捕獲したKOHKIが頭をなでなで。「今日は盛り上がったままのテンションで最後までいきましょう!」とNAOYAがBAEBAEに呼びかけると、「え、バラードのときも?(笑)」と茶々を入れるREI。パフォーマンスをしているときのアーティスティックで大人っぽい表情と、トークをしているときの飾らない素の表情、そのギャップもまた魅力だ。
また、この日初披露となったファンキーな新曲「CHANCE」をきっかけに、NAOYAとKOHKIがアイコンタクトしたりジャンプをキメたりしたキャッチーな「マイ・フレンド」、TETTAの主導でコール&レスポンスが生まれたレゲエテイストの「KIMI GA SUKI」と、様々な表情を見せていく4人。「KIMI GA SUKI」ではTETTAとNAOYA、REIとKOHKIがジャレついたり、みんなで腕を振ったり。TETTAとKOHKI、REIとNAOYAが向き合って急接近したと思ったら、NAOYAとKOHKIがキス寸前!?な場面も。彼ら自身が心底楽しんでいるから、観ている側も本当に楽しい。
再びのMCでツアーのエピソードを語り出すと、3月10日は大阪公演、11日は福岡公演と2連続公演だったのにもかかわらず、福岡公演のあとには複合エンターテインメント施設に行き、朝まで楽しんでいたという4人。なお、部屋割りは夜型のNAOYAとKOHKI組、TETTAとREI組が同室らしいが、REIはすぐに寝てしまうTETTAに合わせてあげているのだとか。なんて仲良し!
TETTAとREIそれぞれのソロコーナーでは、TETTAが「悲しい色やね」を、REIが「夜空ノムコウ」をカバー。TETTAの哀愁漂うブルージーな歌声、REIの柔らかく繊細な歌声に、NAOYAも「このツアーで何回か聴いてきて、単なるカバーではなく、それぞれに自分の色を出せてきているように僕もKOHKIも感じています!」と感慨深げ。「みんなの前でこうして歌えることが本当に嬉しい」というTETTA、「歌で感謝を伝えたい」というREIにしても、歌に対して誠実に向き合っているからこそだ。
一転、NAOYAが「2年以上一緒にいて、ここが許せない!っていうところとかある?」と問いかけると、REIがTETTAに「うどんをすするとき、鼻息のフィーチャリングがすごい(笑)」と言い出し、NAOYAがREIに「例えば、「TETTAどこ?」って聞かれて居場所を教えてあげたときの態度が素っ気なさすぎ!(笑)」とプチ文句を言ったり、KOHKIがNAOYAに「最近、「そだねー」が多いよね」とツッコんだり。REIがKOHKIに「レッスン中にモンストやっているよね!?」と疑惑の目を向けると、KOHKIが「でもNAOYAもストレッチのときにやっていない?」とNAOYAに話を振って、NAOYAが「……そだねー(笑)」と返したり。どうにも、ギャップ萌えしてしまう。
今回のツアーから披露しているというソウルフルでアッパーな「エビパレ」では、“E”を模したライトスティックを手にしたBAEBAEにメンバーが振付指南をして、一体感がぐんぐん上昇。自己紹介ソング「Let’s EBiSSH!」では、紹介されるメンバーに3人が順繰り抱きついたり、頭をなでなでしたり、ハグしたり。さらに「KOi・Ni・OCHi・YO!」では、TETTAの「タオルの準備はいいか!?」というかけ声でBAEBAEがタオルをぐるんぐるん回す中、NAOYAとKOHKIがタイミングを合わせてジャンプをすれば、TETTAとREIは肩を組んで歌ったり。高揚感たっぷりなEDMナンバー「今日は家に帰らないで」に至るまで、熱は高まり続けた。
アンコールでは、EBiSSHの楽曲プロデューサーであるKのバラード「誓い 〜Waiting For Love〜」でTETTAとREIが丁寧に歌声を重ねたわけだが、ふたりだけで歌うというのは、彼らにとって新たな挑戦。続く「HI・KA・RI〜君となら〜」は今回のツアーからパフォーマンス、「僕ら見つめるモノ」はこの日初披露と、彼らの旺盛な表現欲が顕著な公演でもあった。そして、「HI・KA・RI〜君となら〜」にしても「僕ら見つめるモノ」にしても、そこに溢れているのはBAEBAEへの愛と感謝。“ずっとBAEBAEたちを見続けていくから”という約束は、BAEBAEたちの胸にしっかりと刻まれたはず。
そんなEBiSSHは、4月に大阪で、5月に東京で、同じEBiDANに所属するさとり少年団とのツーマンライヴ『OAO ~one and only~ EBiSSH vs SBC』を開催し、夏にはシングルをリリース予定。今回のツアーで2018年のいいスタートを切ったEBiSSH、新たな台風の目になりそうな予感だ。
文/杉江優花

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