【インタビュー】古川雄輝 過酷な撮
影もチームワークの良さで乗り越えた
!わかり合える仲間との出会いが最大
の強み
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古川 蒼世と同じところはひとつだけで、あまりしゃべらないというところ。僕は人見知りだし、熱いものは胸の内にあっても多くを語らないというところは共通していると思います。ただ、身体的な強さに関しては、全然違っていて。僕以外のキャストはアクション経験があるので最初からすごく殺陣が上手だったんですけど、僕だけはゼロからのスタートだったんですね。
古川 初めてのアクションは楽しみでもあったのに、稽古を始めてみたら本当に大変で。ついていくのに必死だった、というのが正直なところです。
古川 そうなんですよ。ちゃんと役としてのカッコよさを保っていないといけないし、1対1ではなく1対5とかで次から次へと襲ってくる相手と闘わなくてはいけないので、考えるより先に動かないといけないという。模造刀とはいえ思いきり当てにいかなければいけないというのも、難しかったです。本番はその場で殺陣の振りがどんどん変わっていって、しかも長回しで撮っていくという状況でしたけど、それでもやるしかないっていう気合で乗り越えました。
古川 撮影中は、犲で一番年長者の大東(駿介)さんがなにかと先頭に立って、犲チームをまとめてくださったんですけどね。おかげで、みんなすごく仲良くなれたんですよ。
古川 カメラが回ればみんなバっと切り替わって真剣なんですけど、そうじゃないところではゲラゲラ笑うことばっかりで。犲はずっとふざけていましたね。役者同士でそんなふうに打ち解けて仲良くなれることってなかなかないんじゃないかなと思うくらいですよ。
古川 ありましたね。犲の5人は揃ってのシーンが多いからいつでも大体一緒にいて、そこに福士くんはじめ曇三兄弟の誰かが入れ代わり立ち代わり入ってきたり、漣さんも加わったり。みんなでワイワイして、楽しい日々でもありました。
古川 そう思います。撮影現場はかなり過酷でしたけど、みんなと仲良くなれたし、それぞれを尊敬できるからこそ、自分も恥ずかしくないように頑張ろうと思えたので。そういう意味でも、この作品との出会いは、自分にとって大きな意味を持ちます。
■雲天火に近づくためにポジティブ活動!?弟を気遣う優しい兄の一面も覗かせる!!
古川 3つ離れている弟のことは、ついつい心配になっちゃいますね。なので、183cmで僕より背が大きいんですけど、あげられる服はどんどんあげたりとか。
古川 僕が優しいというより、弟があまりにも真面目だから心配になってしまうんですよ。彼より真面目な人は見たことがないっていうくらい、生真面目ですから。
古川 そういう感じです、本当に。適当な人が一番ストレスなく生きていけるんでしょうけど……そうできないのが彼でもあるから、せめて服でもあげて元気になってくれたらいいなと、兄としてはいつも願っています。
古川 僕はなんでもネガティブにとらえてしまうので、まさに天火みたいな人になりたいなと思っているんですよ。そのために、最近はポジティブ活動をしていたりはするんですけど……。
古川 1日1ポジティブを探すんですよ。例えば、お昼ご飯がお弁当だったら、冷めているなとつい思ってしまうけど……。
古川 そうそう、そういうことです。小さなことでも、毎日1ポジティブをちゃんと見つけていきたいなと思います。
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