L→R ジャンボリー加藤(Dr&Cho)、ノブリル(Gu&Cho)、デストロイはるきち(Vo&Gu)、ブルマン藤井(Ba&Cho)、マイケルTHEドリーム(Key)

L→R ジャンボリー加藤(Dr&Cho)、ノブリル(Gu&Cho)、デストロイはるきち(Vo&Gu)、ブルマン藤井(Ba&Cho)、マイケルTHEドリーム(Key)

【みそっかす インタビュー】
等身大の人間味こそが、
みそっかすらしさ

バンド名をひらがな表記に戻し、再び着物を羽織ってのミニアルバム『東洋の神秘』は、新たな名刺を差し出す再出発作と言っていい。バンドの軸が固まった今作について、デストロイはるきち(Vo&Gu)、マイケルTHEドリーム(Key)に語ってもらった。

今作はインディーズ復帰の第一弾ですね。

はるきち
今回は再スタートという気持ちが強いですね。みそっかすはいろんなもやもやを抱えて迷走したんですけど、これからは迷わないぞって(笑)。

バンドの軸がひとつ見えた感じですか?

はるきち
着物を脱いで、バンド名をひらがなからカタカナ表記に変更したメジャー時代にいろんなことを試したんですよ。そこから再び着物を着て、ひらがな表記に戻ったんですけど、今回入ってる曲こそがみそっかすらしいのかなと思います。

いろいろ試したからこそ今見えてきたものがあるのですね。

はるきち
泥臭かったり、暑苦しかったり、真面目だったり、笑えたり…みそっかすを形成するワードが多くて、ずっと悩んでいたんですよ。そうしたら友達に“みそっかすの良いところは人間臭さだよ”って言われて。今は人間・はるきちであればいいのかな、自分に嘘を付かなければみそっかすになると気付いたら自由にやれました。

マイケルさんはどうですか?

マイケル
良い意味で適当にやりました(笑)。古臭い音楽を取り入れたくて、ドナルド・フェイゲンを聴いたりしたけど、もっと自然体でやったほうがいいのかなと。1~2枚目の頃は自由にやってたし、今回は同じように嘘偽りのない作品になりました。
はるきち
いろいろやっていた時期を経て、マイケル自身ももとに戻ってきたのかなと。キーボードのプレイも一本筋が通ってると思いますし。初期と違うところは、マイケル自ら“この音色にしたい”と意見を言ってくるようになったんですよ。

マイケルさんの自我が芽生えてきたと。

マイケル
そうですね。やる気を出してきたのかなと(笑)。ジャム&ルイスが好きで鍵盤を始めたんですけど、プロディジー、ケミカルブラザーズのような打ち込みも好きだったりして。でも、チャラさが足りないのか、なかなかそこに届かなくて…。
はるきち
その届かない感じも僕らっぽいのかなって。本物のジャズは分かりづらいところもあるし。でも、ジャズっぽい感じというか、届いてないエセ感がみそっかすらしいなと。

今回の最初の作品像はどんなものでした?

はるきち
11月にリリースしたシングル「UFOと政治家とドリル」が導いてたくれた部分が大きくかったですね。ライヴでもすごく感触が良かったから。

今作は全体的に夜のムードが漂っているなと思いました。

マイケル
確かに夜の雰囲気の曲が多いですね。
はるきち
人間・はるきちと向き合うと夜になるんですよ。暗い感じのほうが安心するというか、朝は言えないことも夜は言えたりするし。Twitterでも夜はみんなポエムを書いてますよね(笑)。

ははは、確かに。今作の踊れる感じや“ダンス=夜”というイメージともリンクしてますよね。

はるきち
昼は恥ずかしいけど、夜だったら本気で踊れちゃったりするし。夜は別の世界というか、ファンタジーも好きなんですよ。魔法使い、蝙蝠、魔女、ドラゴンとかに興奮するタイプで、それも夜に近いイメージだから。

「バンパイアと十字架」という曲もありますが。

はるきち
その曲は昼間っぽい雰囲気もあるんですよね。

行進っぽい、マーチング風のドラムが入ってますよね。

はるきち
夜の出来事を明るい曲調でやっても面白いかなと。歌詞はバンパイアに置き換えつつも普通に恋する男性の話だったりするから、人間味も出てるかなと思います。僕はパーソナルを出そうとすると人間味を消そうとする癖があって…登場人物を第三者目線で書くと、嘘偽りなく書けるんですよ。《僕と踊ってくれないか?》とかリアルな僕は一生言わないけど、バンパイアを通してなら言える。もともと僕は言い切らない歌詞が多いから、そこでも想像力が膨らむんですよね。

なるほど。今作での新しい挑戦というと?

はるきち
「切り札はスペードのエース」のノブリルのギタープレイは新しいよね?
マイケル
あぁ、古い70~80’sのハードロックみたいな感じで。今時そんなプレイする?みたいな。
はるきち
最後の「都会のクリスマス」でもギターを弾き倒してますからね。ブライアン・メイみたいな感じで。

「都会のクリスマス」のギターは春っぽいですね。

マイケル
ギターのノブリルはみそっかすのメンバーの中でも明るいんですよ。彼はいい人生を送ってきたタイプなので(笑)。
はるきち
でも、これはマイケルが書いた曲なんですよ。
マイケル
クリスマスにニコニコしている子供がいたんですけど、そのお父さんの顔は死んでいたんですよ。
はるきち
雪も子供は喜ぶけど、都会では電車が止まったりして大人はありがたくないとか、その対比が面白いですよね。
マイケル
曲調はロック感を出したくて。The Beatlesもシャッフルのビートでジャカジャカやる曲が多いから、これなら合うかなと。
はるきち
あと、「ディスコフレイム」も新しいかな。BPM128ぐらいでライヴ感が出るようにしました。サビは歌謡曲、Bメロはマリリン・マンソン、全体の漂う雰囲気はBON JOVI(笑)。イントロのリフはTHE MUSICとか、あの時期のダンスロックのフレーズを入れました。

今作発表後はレコ発ツアーが控えてますよね?

はるきち
着物を脱ぐ直前にやった東名阪ライヴの時と同じライヴハウスを回るんですよ。メジャーを経た今の自分たちを観てもらいたいです。今作は現時点で最高のものができたので、まだまだいけそうだなって思っています。

取材:荒金良介

ミニアルバム『東洋の神秘』2018年3月28日発売 No Big Deal Records/ドリルおじさんレコーズ
    • NBPC-0052
    • ¥1,944(税込)

『「東洋の神秘」リリースツアー みそっかすワンマンショー』

5/05(土) 大阪・天王寺Fireloop
5/13(日) 東京・池袋Adm
5/18(金) 愛知・名古屋・池下CLUB UPSET

みそっかす プロフィール

みそっかす:写真左より、ジャンボリー加藤(Dr&Cho)、ノブリル(Gu&Cho)、デストロイはるきち(Vo&Gu)、ブルマン藤井(Ba&Cho)、マイケルTHEドリーム(Key)。2008年7月より名古屋市内のライヴハウスにて活動を開始。邦洋新旧の音楽ジャンルを横断した多彩な楽曲展開を持ち味とするロックバンド。14年、それまでのトレードマークであった和装を脱ぎ捨て、バンド表記をカタカナの“ミソッカス”に改名。15年9月にavexよりメジャーデビュー。その後、バンド名を“みそっかす”に戻し、再び着物を羽織り、18年3月にNo Big Deal Records/ドリルおじさんレコーズよりミニアルバム『東洋の神秘』をリリース。みそっかす オフィシャルHP

L→R ジャンボリー加藤(Dr&Cho)、ノブリル(Gu&Cho)、デストロイはるきち(Vo&Gu)、ブルマン藤井(Ba&Cho)、マイケルTHEドリーム(Key)
ミニアルバム『東洋の神秘』

「ディスコエクスプロージョン」MV

ミニアルバム『東洋の神秘』トレーラー

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。