L→R 森久保祥太郎、Shinnosuke

L→R 森久保祥太郎、Shinnosuke

【buzz★Vibes インタビュー】
“buzz★Vibesで遊ぶ”というのが
テーマかもしれない

人気声優の森久保祥太郎と元SOUL’d OUTのShinnosukeによるユニットbuzz★Vibesが本格始動! デビューミニアルバム『buzz★Parade』は懐かしさと新鮮さが詰まったゴージャスな作品になった。

buzz★Vibesは昨年7月に富士急ハイランドコニファーフォレストで開催された、男性声優によるライヴイベント『Original Entertainment Paradise -おれパラ- 10th Anniversary ~ORE!!SUMMER~』でお披露目されたわけですが、そもそもどういう経緯でこのユニットをやることに?

森久保
僕は“森久保祥太郎”名義でヘヴィロックを中心に、ソロの音楽活動を10年やっていたんですね。で、音楽自体は全般的に好きなので、ソロとは違った音楽活動もできたらと数年前から考えていて、その流れでShinnosukeを紹介していただいたんです。それで、僕もShinnosukeも周りのスタッフもみんな40代で年齢が近いこともあって、僕らの世代が中高生の時に聴いていた音楽を大人になった僕らがやったらどうなるんだろうというのが、ひとつのコンセプトになって。

ファンキーなダンスミュージックを主軸に、ディスコとかソウル、70〜80年代のロックやAORの感じがありますね。

Shinnosuke
僕はそういうのが好きだから、それを提案したらみんなの中ではまった感じです。きっと若い子は新鮮に、大人は懐かしいと思ってもらえるんじゃないかな。

アー写の森久保さんもブルーノ・マーズみたいですね。

森久保
音もビジュアルも世界観も含めて、みんながbuzz★Vibesで遊んでしまっている感じです。“buzz★Vibesで遊ぶ”というのが、ある意味でテーマかもしれないです。

ユニット名に“★”が入っているのもポイントですね。

森久保
それは画数の問題。最初は入ってなかったけど、姓名判断をしたら“志し半ばで終わる”という結果で(笑)。でも、“五角足せば最強になる”ということで、英語と記号の中から五角のものを探したら“★”だったんです(笑)。
Shinnosuke
よりファンキーなイメージも出せました!

先行配信もされている「Screamin’ 2nite」は、シャウトがマイケル・ジャクソンを彷彿させますね。

Shinnosuke
マイケル、プリンス、マドンナあたりは僕らの青春時代の鉄板ですからね。ファンの方は祥ちゃんに対してロックのイメージを強く持っているので、こういう違った面をもっと見せていきたいです。それで、森久保さんには今までやっていないことを課題としてたくさん出して、シャウトも何パターンもやってもらったんですよ。
森久保
他にも「FAKE?」ではプリンスの曲にあったような英語の語りを曲中に入れていて、その声でリスナーを悩殺してほしいと。最初は戸惑いましたけど、buzzらしい試みだと思います。4曲目の「Buzzin’ [Re:CHAIN REACTION]」ではもとの曲をリミックスしていて、DJ的な発想で面白いなと思います。
Shinnosuke
祥ちゃんの「CHAIN REACTION」という曲をもとに作っているから、ファンはイントロのギターを聴いた瞬間“あれ?”って思うんじゃないかな。
森久保
AEROSMITHとRUN DMCの「Walk This Way」じゃないけど、あんな感じでやってみたいと思って。

森久保さんは全作詞も手がけていますが。

森久保
ソロは自分の中のジレンマとか自己矛盾から生まれる“怒り”が作詞のスイッチになっていたけど、じゃあbuzz★Vibesの歌詞が書きたくなるスイッチは何か? メロディーがどれもキャッチーで伝わりやすいから、そのメロディーに対して今までやったことのない言葉のはめ方や言い回しをやってみようというのがモチベーションです。

buzz★Vibesの歌詞はShinnosukeさんの作る曲のメロディーや世界観がスイッチになって生まれていると。

森久保
はい。例えば「buzz★Parade」という曲は頭に出てくる《Everybody》がデモから入っていて、それがこれ以上ないくらいはまっていたので、それを活かして書いていこうと。すでに上の句ができているので、下の句をどう整えるか。それがソロとは違う、buzz★Vibesの作詞スイッチとしてありなのかなって。

歌詞で言うと「U R my LOVER」は面白いですね。

森久保
ぶっちゃけて言うと、ファミレスで作詞に行き詰まってる歌です(笑)。聴感上はスウィートな曲調と歌声だけど、“本当はラブリーなことを歌いたいけど、こんな80年代的なよくあるフレーズじゃ君は満足しないよね?”と、シニカルに自分の心情を落とし込みました。

そして、「FAKE?」では大人の恋を歌っていて。

森久保
“この人たちはどういう関係なの?”って、大人なら察してツッコまない、はっきりさせないほうがいい恋愛もあって。でも、“偽りじゃないよ”って。こういう感じの歌詞を書いたのは初めてだったのですが、楽しめました。

今作の参加ミュージシャンはどんな感じですか?

森久保
1曲目の表題曲「buzz★Parade」のストリングスは生で録っていて、弦一徹さんです。
Shinnosuke
今作は僕がSOUL’d OUTをやっていた時代からのつながりの方にたくさん参加していただいています。ギターだと石成正人さん、黒田晃年さん。黒田さんは松任谷由実さんの苗場でのライヴが終わった足で駆け付けて、「U R my LOVER」を弾いてくれました。ラストの「BRAND NEW UNIVERSE」はFENCE OF DEFENSEの3人が参加してくれています。

AORとかJOURNEYみたいなロック感がありますね。

Shinnosuke
そう。特にギターソロがキーポイントの曲なので、その時代を分かってくれてる人じゃないと、この感じは出せなかったです。新作のレコーディングでロスに行くというので、そこで一緒に録ってきていただきました。
森久保
この曲だけ、ドラム、ベース、ギターがLAレコーディングです!(笑) ぜひ細かい音まで聴いてください!

取材:榑林史章

ミニアルバム『buzz★Parade』2018年3月28日発売 Lantis
    • LACA-15698
    • ¥2,600(税抜)

『森久保祥太郎LIVE TOUR 2018 心・裸・晩・唱〜PHASE7〜』

9/22(土) 福島・郡山CLUB #9
9/23(日) 福島・郡山CLUB #9
9/29(土) 愛知・名古屋ボトムライン
9/30(日) 大阪・umeda TRAD
10/07(日) 福岡・BEAT STATION
10/21(日) 東京・豊洲PIT

buzz★Vibes プロフィール

バズ★バイブス:声優、ラジオパーソナリティ、アーティストとして活躍する森久保祥太郎と元SOUL‘d OUTのShinnosukeによる新ユニット。2018年3月にミニアルバム『buzz★Parade』を発表。森久保祥太郎ソロ名義でのフルアルバム、ベストアルバムの制作も決定しており、ランティスでの音楽活動10周年イヤーとなる18年は、アーティストとしてさらにフル稼働で走り抜ける森久保祥太郎から目が離せない年になりそうbuzz★Vibes オフィシャルHP

L→R 森久保祥太郎、Shinnosuke
ミニアルバム『buzz★Parade』

ミニアルバム『buzz★Parade』
Music Clip(Short ver.)

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着