L→R HiDEX(Vo&TrackMaker&Pianoforte&Gu&Per)、Rover(Vo&Gu&Tp)、MOCA (Vo&MC)

L→R HiDEX(Vo&TrackMaker&Pianoforte&Gu&Per)、Rover(Vo&Gu&Tp)、MOCA (Vo&MC)

【ベリーグッドマン インタビュー】
好きな曲を作るという直感&第六感を
信じて作り上げた6枚目のアルバム

前作からわずか半年でニューアルバム『SING SING SING 6』を完成させたベリーグッドマン。『恋んトス season7』主題歌「世界中のどんなラブソングよりも feat.erica」など、遊び心満載かつ新しいことにもチャレンジした作品について、Rover(Vo&Gu&Tp)とMOCA(Vo&MC)に訊いた。

前作『SING SING SING 5』からわずか半年でのリリースになりますが、今回はどういうアルバムにしようと思って作り始めたのですか?

Rover
いつもそうなんですが、自分たちが好きだと思う曲を作るというか、大切に思っている部分を出していくというコンセプトで作りました。でも、今回はこれまでの作品に比べてもより自由度の高いアルバムになったんじゃないかな。

「Intro〜シックス?〜」から遊び心があふれてますよね。

MOCA
3月3日がひな祭りで5月5日がこどもの日なので、このアルバムの発売日が4月4日だからオネエ系の友達に吹き込んでもらおうと思ったんですけど、スタッフから“絶対にダメだ!”と言われて(笑)。それで何をやろうかと考えていた時に、僕の子供がちょうど言葉を覚え始めた頃だったので面白いんじゃないかなと思って録ったものを、“こんな感じ、どう?”って送ったら採用されました。イントロはこだわってるようでこだわってないというか、偶然に産物みたいなのがこれまでにもありましたから、今回も“これ面白そう”という直感です(笑)。

そこからすでにリリックビデオを公開している「Hello」へとつながるわけですが、ベリーグッドマンらしい応援歌ですね。

Rover
前回のアルバムを作っている時にMOCAがアイデアを出してくれて作りかけてた曲だったんです。結局、前作は同時期にできた「ハイライト」を収録したんですけど。応援歌的な曲というのは僕らに求められてる部分でもあるので、今回も入れようと思って新たに作ろうとしたんですけど、いいのができなくて。その時にMOCAがずっと推してきたこの曲があって、それをかたちにしていけばしていくほど気持ちも入ってきて、いい曲に仕上がりました。

6枚目のアルバムの6曲目は「Sixth Sense」という“6”にちなんだ曲が入っていますが。

Rover
応援歌とはまた違う内容で、不満を吐き出したような曲になってるんですが、僕とMOCAの本音も入ってます。生活していく中でいろんな縛りがありますよね。でも、MOCAの子供とかを見てたら自由なんですよ。縛られた中での自由って何かなと思ったら“考える自由”だなと。それを行動に移してしまったら事件や犯罪になるけど、考えるだけ、思うだけなら自由やなって。
MOCA
誰もが不満とか持ってると思うんです。それを表現しました。
Rover
もっとdisソングにしようかと思ったんですけど、外に吐き出しながらも自分自身にも言い聞かせているところもあったりして、これも新しい挑戦なのかなって思いますね。

7曲目の「世界中のどんなラブソングよりも feat. erica」はericaさんとのコラボ曲で。

Rover
『恋んトス』という番組のご縁もあり、スペシャルコラボのお話をいただいたのでやらない理由はないなって。『恋んトス』の視聴者の年齢層に合わせた素敵なラブソングになればいいなと思って作りました。
MOCA
それこそericaさんも結構メロディーとかのアイデアを出してくれたり、歌詞も5パターンくらい出してくれて、“この中から気に入ったものを使ってください”って提案してくれるくらい音楽に対して前のめりな方でした。“世界中のどんなラブソングよりも”っていうフレーズもericaさんが出してくれたものなんですよ。いい相乗効果がありました。こういうコラボってやってみないと分からないところがあるじゃないですか。やって良かったですし、ライヴで求められてるんじゃないかなって思うので、ライヴでもやりたいですね。

そして、前作には「とにかくこの瞬間だけはアイドルになりたくて」という曲がありましたが、今回もありますね。“とにかくこの瞬間だけは〜したくて”シリーズが。

Rover
はい、今回は「とにかくこの瞬間だけは合唱したくて」です(笑)。次はもうないんですけどね。
MOCA
あるある! 一生続くから(笑)。
Rover
合唱曲を作ってみたいと思ってたんですよ。もっと言うと吹奏楽の曲、さらに踏み込むとオーケストラの曲をいつか作りたいんです。でも、全ての楽典理論と感性が凝縮されているので2〜3日で作れるものじゃないんですよね。でも、僕らの音楽って即興的に作ったりするので、作ろうと思えば2〜3時間で作れるんです。その差に僕は劣等感を持っていて、ちょっと向こう側に寄せて今回は合唱曲を作りました。シャレでやってますけど、結構本気でやりました。僕の中の合唱というイメージを自分のフィルターに通して作れたのですごく気に入ってます。
MOCA
ラジオとかで流れてきても僕らの曲やと分からんと思いますよ。僕らの他に7人くらい歌ってますし。
Rover
最初はふざけててもいいので、学生さんとかに“あの曲を合唱してみました!”ってSNSとかに上げてほしいというささやかな期待を持ってます(笑)。次はパンクに挑戦かな。

他の曲も含めて曲の振り幅が広くて、ベリーグッドマンらしい曲ももちろんありつつ、挑戦も多いアルバムになりましたね。

MOCA
前回のアルバムはタイアップを7個くらい決めていただいて、今回も『恋んトス』の曲はありますけど、ストック曲に頼らず、新たに生み出した曲で作ったアルバムになりましたね。“もう無理や。出てけぇへん!”って、ほんまに作れなかった期間もありましたけど、なんとか乗り切って、今までになかったかたちの作品にできたと思ってます。マエケン(前田健太)さんと出会うきっかけになった『SING SING SING 2』(2014年11月発表の2ndアルバム)を作った時の感覚や手応えに似てる感じがしてて、タイアップが少なくても浸透して長く愛されていくんやないかなって思っています。

取材:田中隆信

アルバム『SING SING SING 6』2018年4月4日発売 UNIVERSAL J
    • 【初回盤(DVD付)】
    • UPCH-7403 ¥3,780(税込)
    • 【通常盤】
    • UPCH-2156 ¥2,500(税込)

『ベリーグッドマン“てっぺんとるぞ宣言” ツアー 2018 ~超好感男の出陣~』

5/03(木) 大阪・Zepp Osaka Bayside
5/06(日) 福岡・DRUM LOGOS
5/07(月) 福岡・DRUM LOGOS
5/12(土) 兵庫・神戸Harbor Studio
5/13(日) 広島・BLUE LIVE広島
5/18(金) 三重・松阪M'AXA
5/19(土) 岐阜・club-G
5/24(木) 宮崎・WEATHER KING
5/26(土) 鹿児島・CAPARVO HALL
5/27(日) 鹿児島・CAPARVO HALL
5/31(木) 愛知・Zepp Nagoya
6/02(木) 静岡・LiveHouse浜松窓枠
6/09(土) 香川・高松オリーブホール
6/10(日) 岡山・CRAZY MAMA KINGDOM
6/15(金) 長崎・DRUM Be-7
6/16(土) 熊本・B.9 V1
6/20(水) 滋賀・U-STONE
6/21(木) 京都・MUSE
6/23(土) 和歌山・シェルター
6/29(金) 宮城・仙台Rensa
7/01(日) 北海道・札幌ペニーレーン24
7/07(土) 石川・金沢Eight Hall
7/08(日) 長野・CLUB JUNK BOX
7/12(木) 茨城・水戸ライトハウス
7/13(金) 栃木・HEAVEN'S ROCK 宇都宮VJ-2
7/15(日) 群馬・高崎club FLEEZ
7/22(日) 東京・Zepp DiverCity Tokyo

ベリーグッドマン プロフィール

ベリーグッドマン:大阪出身のヴォーカルユニット。2013年11月に結成し、14年4月にCDデビュー。16年3月にシングル「ありがとう~旅立ちの声~」でメジャーデビュー。“パワーソング”と呼ばれる応援歌は、彼らの代名詞であり元広島カープ(現ミネソタ・ツインズ)の前田健太投手や阪神の岩田稔選手をはじめ、多くのプロ野球選手の登場曲にも使われているほか、数多くのアーティストにトラックを提供したり、個々の才能も発揮している。今後さらに黄金トリニティを築き、オンリーワンでナンバーワンを目指すアーティスト。ベリーグッドマン オフィシャルHP

L→R HiDEX(Vo&TrackMaker&Pianoforte&Gu&Per)、Rover(Vo&Gu&Tp)、MOCA (Vo&MC)
アルバム『SING SING SING 6』【初回盤(DVD付)】
アルバム『SING SING SING 6』【通常盤】

「in what rain」リリック・ビデオ

「Hello」リリック・ビデオ

「世界中のどんなラブソングよりも
feat. erica」MV

OKMusic編集部

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