気になるワードでディグる! 〇〇なMV

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進化は止まらない!
新体制のスタートを切ったMV

メンバーの加入や卒業、目まぐるしく変化していく音楽業界ですが、そんな変化の中でもアーティストはどんどん新しい扉を開けて進化しています! 今回は新体制で再スタートを切ったアーティストのMVを5本ご紹介。ファンとしては心強くもあり、これからの活動にますます期待が沸いてくる、彼女たち彼らたちの“これから”を目撃してほしいです!!

「響」(’18)/私立恵比寿中学

1月3日に行なわれた日本武道館でのワンマン公演で“ぁぃぁぃ”こと廣田あいかが転校し、その翌日に開催された新体制6人でのワンマン公演で披露した新曲のMVをライヴ後に即アップ! 今までのMVやライヴ映像をつなぎ合わせ、歴代のメンバーも映っているこのMVはこれまでのエビ中の歩みを辿るような愛情たっぷりの仕上がりです。《運命と戦うことで今を奏でる》というフレーズは心強く、新体制でのライヴ映像では6人の逞しい真っ直ぐな姿を観ることができる、ファンにとっても心強い一本。

「WHOLE LOTTA LOVE」(’18)/BiS

“あれ、もう通信制限?”と勘違いするくらいリアルなノイズ加工がされたこのMVは、BiSのリーダーであったプー・ルイが卒業し、レンタルトレードでGANG PARADEに所属していたアヤ・エイトプリンスが戻ってきた6人の新体制で撮影されたもの。振り付けはメンバーのペリ・ウブが担当。加工によって今にも停止しそうな動画の中、まったく動じずにパフォーマンスをする姿はどんな荒波にも立ち向かう決意の表れのよう。クールかつヘヴィなサウンドにBiSが持つ鋭さを魅せつけ、新鮮味も兼ね揃えたこの映像からはBiSの新たな幕開けを感じる。

「21世紀〝楽勝〟宣言」(’18)
/THEラブ人間

2017年夏にわかつきるな(Ba)、富田貴之(Dr)が加入し、2018年2月10日をもって坂本 遥(Gu)が脱退、その3日後からレコーディングを始めたという約2年振りの新作が完成! 金田康平(歌手)が喪服で登場し弔辞を読むように曲が始まるが、遺影の中に映し出されるのは21世紀を生きる人々。遺影を見つめながら《心をぶっ殺すな》と歌う姿を観ると、このMVが単なる“死”ではなく“新たな自分に生まれ変わること”を表していることが分かる。新体制となった彼らの“楽勝宣言”に凝縮された気合が熱い!

「No Question」(’18)/m-flo

15年振りにLISAが復帰し、オリジナルメンバーでのm-floが完全復活! 3人でのMVは16年4カ月振りという期待大の今作は、なんとLISAがバリカンで髪の毛を刈るという衝撃的なものに…。しかも、このシーンは本人の発案で実行されたとのこと。脱退してからの紆余曲折を“切り捨て”新たな出発を表しながら、3人の関係性にもリンクしたストーリーになっている。過去の映像がフラッシュする場面も観どころのひとつ。ラストはスーツスタイルでクールにキメつつも、再出発に対するそれぞれの想いが詰まったメモリアルな映像だ。

「a kind of love」(’18)/超特急

高所恐怖症のメンバーがいる中、新体制第一弾となるシングル「a kind of love」のMVで決意表明を込めたスカイダイビングに挑戦!! 前半はそれぞれバラバラの場所にいながらも最後は同じ目的地に辿り着くというストーリーの中で、空を羽ばたいている時の乱れた姿や降り立った時のボサボサな髪型、車を運転するタクヤとなぜか全力疾走するタカシなどちょっとダサめなシーンも注目ポイント。《僕には君が必要なんだよ》という8号車への想いが歌われ、円陣を組んだり肩を組んだりと6人での結束力を感じる場面もあり、より逞しくなった超特急を観ることができる。

TEXT:千々和香苗

OKMusic編集部

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