【家族旅行】旅して学べる!「旅育」
のエキスパートに聞いた、おすすめツ
アーTOP3

今、旅行で子どもに体験させて教える「旅育」が注目されています。旅先でも元気いっぱいに体を動かし、たくさん学んでほしいというのが親心。旅育のエキスパートに春やGW、夏におすすめの、オリジナルの旅育ツアーTOP3を伺いました!

家族旅行といえばパックツアーが一般的。いまは色んなツアーがあり、探すだけでも楽しいですよね。
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でも、旅を一から作り、子どもの学びや未知なる体験につながる「旅育」ツアーを自ら企画するのも楽しいんです!
旅育って?「旅育」とは旅が持つ人を育てる側面を存分に活用し、子どもたちに日常では学べないアウトドア体験や郷土体験、農業体験、歴史探訪、スポーツ、芸術鑑賞などを旅の中で体験させ、知識や感性、情感、五感を育むこと。
そんな旅育ツアーは、親の手で愛情込めて作るオリジナルツアーなら、子どもにとってより一層充実するはず!
今年の春からGW、夏休みの旅は、ぜひ手作りの旅育ツアーを企画しましょう!
今回は旅育ツアーのエキスパートに、旅育オリジナルツアーの作り方を教えてもらいました。おすすめの旅企画ランキングTOP3は必見です!
「旅育」ツアー作りのポイント3つ「旅育」ツアーは、そもそも何をポイントに行き先やアクティビティを選べばいいのでしょうか。
旅育の考え方を取り入れている家族向け旅行イベントを実施するプロジェクト「ASOBO JAPAN」のツアー企画担当者さんは、次の3つのポイントを挙げます。
唯一無二の体験ができる
「ASOBO JAPAN」ツアー企画担当者さん(以下、担当者)「日常における自宅、保育園、幼稚園、習い事、机上での学習だけでは得られない、唯一無二の体験は、旅だからこそできることです」
旅の中で「学び」がある
担当者「小さな子どもでも歴史や土地の魅力を知ったり、まだあまり認知されていない地域資産に触れたりすることの『学び』があることも、旅育に欠かせません」
親子一緒に感動できる
担当者「パパもママも『こんなのはじめて!』と感じられ、家族みんなが一緒に感動できるアクティビティ・体験を入れるのもポイントです」
旅育おすすめツアー企画TOP3!続いて、これらの旅育のポイントを押さえた実際の旅作りをイメージしてみましょう!
ASOBO JAPANの担当者さんに、これまでASOBO JAPANで実施されたツアーのうち「旅育」プランとしておすすめのトップ3を伺いました。第3位から順にご紹介します!
第3位 プロの下、世界遺産の学びと本格スノーシュー!
スノーシューをしながらガイド付きで世界遺産である北海道・知床の森&流氷を観察するプラン。
第3弾の「WHITE CAMP」では、プロの指導の下、家族で安全に現地を探検しながら、詳しい解説を聞くことで、世界遺産を体験学習したそうです。
気になる「旅育」2位、1位は…?
第2位 手作りツリーハウス宿泊体験!
クリスマスが近いこともあり、世界で一つのクリスマスツリーハウスを手作り。
第7弾の「Xmas Treehouse」では、栃木園那須郡那須町で一家族だけではなく、4組の家族全員で一つのツリーハウスを飾り付け、一致団結して完成させたそうです。他の家族とのコミュニケーションの機会にもなったそうですよ。
第1位 気球に乗って非日常体験!
旅の醍醐味は「非日常感」。家族みんなで初体験の気球に乗って、これまで見たことがない景色を360度眺めながら朝食を食べるというプランを、栃木県の渡良瀬貯水池エリアにおける第1弾の「SKY PICNIC」で決行。
ただ景色を眺めるだけに終わらない、空の上のピクニックになったそうです。
いざ旅育企画を立てよう!そとあそびのプロがアドバイス!これらのTOP3の企画を参考にして、オリジナルの旅育ツアーを企画してみましょう!
業界歴15年のアウトドア・レジャー予約サイト「そとあそび」でキュレーターをしている木村雄志さんに、ランクインしていたアクティビティの楽しみ方やその他のアイデア、旅育として親子そろって楽しむ方法などを教えていただきました!
気球体験
木村雄志さん(以下、木村)「『気球に乗って大空をふわふわと飛んでみたい!』そう思う子どもも多いはず。気球は風船のようなバルーンに入った空気を温めて、昇ったり、降りたりする風まかせのアクティビティです。
おすすめは気球のフリーフライト! 地上とロープでつながれていないので、どこへ飛ぶかは風の気分次第。“風を感じて大空をゆったり散歩する”のが気球の醍醐味。子どもの夢が叶うだけでなく、親にとっても新鮮な体験を、ぜひ家族みんなで感じてみてください」
手作り体験
木村「おすすめは、田植え体験や野遊び。食べ物の大切さや自然の道具を使った農作業や遊びを体感してみましょう。
例えば、東京から日帰りで農業体験ができる栃木県の『サシバの里自然学校』では、里山の素晴らしさや自然を使った昔ながらの遊びの楽しさを伝える活動をしており、旅育ツアーにぴったりです。日頃食べているものがどうやって作られるのか、親子で学ぶことができます」
スポーツ系アクティビティ
木村「まだまだ寒い春先、この時期に楽しめるおすすめのアクティビティは、洞窟探検(ケイビング)! 地底深くにできた洞窟を探検してみるのもよいのでは? 地中は気温が安定しているので、寒い時期や暑い時期でも楽しむことができますよ。
時には、ガイドさんがゴールを教えてくれないことも…。でも、自分で考えてゴールを探し出すのが洞窟探検の醍醐味です。五感をフルに活用して、わずかな手がかりを頼りに出口を見つけることも、旅育につながるでしょう」
歴史探訪
木村「歴史探訪の旅育というと遠出が必要に思えますが、都内でも可能。2020年に東京オリンピックが開かれる東京・豊洲では、ちょっとした歴史探訪を楽しむことができるんです。
海に面した豊洲は、かつては造船業が盛んな工業地域でした。今でも当時のなごりが街の至るところに残っています。例えば、豊洲運河にかかる鉄道橋。『こんなところに電車なんて走ってないのに、なぜ?』そんな小さな疑問が、昔ここに何があったか、どんな人が働いていたのか、そんな想像をかきたててくれます」
春やGW、夏の旅は、ぜひ今回ご紹介した手作りの旅育ツアーをヒントにしてみてください。いつもとは違う、子どもも親も生涯思い出に残るようなとっておきの旅に出かけてみませんか?
取材協力:ASOBO JAPAN
日産セレナ、Canon EOS Kiss、GAKKEN、学研キッズネット、Nestle、THE NORTH FACE、CCCマーケティング、クックパッドが参加するプロジェクト。家族参加型の特別課外授業を2016年12月から実施。「旅育」の考えを取り入れた様々な旅を用意し、 家族で過ごす特別な体験を通して、子どもの生きる力や家族の絆も一緒に育むことを目指して活動している。
そとあそびキュレーター 木村 雄志さん プロフィール
日本全国のアウトドアアクティビティを紹介している予約サイト「そとあそび」で取材を担当。年間約120日を取材に費やし、北海道から沖縄まで日本全国のアウトドアアクティビティに詳しい。入社前は夫婦で自転車世界一周旅行を行う。1児の父。

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