史上初!ハローキティたちの「歌舞伎
ミュージカル」:"KAWAII"キャラと日
本の伝統的な"和"の融合

サンリオピューロランドは松竹とタッグを組んで「歌舞伎」を取り入れた新作ミュージカル「KAWAII KABUKI ~ハローキティ一座(いちざ)の桃太郎~」を、 ピューロランド内メルヘンシアターで2018年3月10日から上演する。

日本の伝統芸能である歌舞伎と融合したミュージカルを作り上げるという、ピューロランドで初めてとなる試み。2020年の東京五輪に向けて海外からのゲストの来場が増加することを想定し、日本のみならず海外からのお客様にも楽しんでいただけるよう制作した。

「海外からのお客様に印象深い思い出を
残してほしい」

記者発表会に登壇したサンリオエンターテイメント取締役ピューロランド館長の小巻亜矢氏は「KAWAII KABUKIを通じて2020年、更にはその先のインバウンド集客を見込んで、海外からのお客様に印象深い思い出を残していただき、日本の方にはもっと日本を好きになってもらいたい」と意気込みを語った。


脚本・演出・作詞を務める「スーパー歌舞伎」を手掛けてきた横内謙介氏は「サンリオピューロランドのファンの方や、外国の方にも見ていただき、KAWAII KABUKIならではの大向こう(掛け声)が劇場で生まれるなど、今後会場を訪れるお客様で劇場を盛り上げていってほしい」と作品に込める思いを語った。

「歌舞伎らしさとミュージカルの要素を
楽しんで」

また、歌舞伎演技指導の市川笑三郎氏は上演開始を目前に控え「歌舞伎とミュージカルのコラボを最初聞いたときはうまく融合するか不安でしたが、今回の作品を通じてやればできると感じた。『だんまり』や『六方』など歌舞伎らしさとミュージカルの要素をぜひ楽しんでいただきたい」と期待をにじませた。

発表会には、今回初めて歌舞伎に挑戦した、ハローキティをはじめとするサンリオキャラクターも参加。ハローキティが詰めかけた招待客に向け、長きに渡る稽古の末に習得した見得を披露すると、観客から大きな歓声が上がった。
本作は、日本の演劇界をけん引する松竹が全面監修のもと、ハローキティたちが初めて歌舞伎に挑戦。サンリオキャラクターが歌舞伎の新衣裳で登場し、見得や大立廻りなど歌舞伎の演技を披露する姿は必見。

「幅広い皆さんに楽しんでいただける作
品」

声の出演として中村獅童氏、映像出演として坂東巳之助氏が出演。発表会では、お二人から寄せられたビデオメッセージも公開され、中村獅童氏は「サンリオのキャラクターはみんな人気がありますし、僕の子供の頃からの人気者ですから、そんなみなさんとコラボレートできるということは、歌舞伎役者として非常に嬉しいです。幅広い皆さんに楽しんでいただける作品になっていると思いますので、多くの方に見ていただけたら」と語った。

坂東巳之助氏は「普段歌舞伎に触れる機会のない方や小さなお子さんたちが、歌舞伎に興味をもってくださるのではないかなと思って、すごく楽しみにしています」とコラボレーションに期待をのぞかせた。
サンリオキャラクターたちの『KAWAII』と、歌舞伎という日本の伝統的な『和』の融合。歌舞伎は日本の伝統芸能として外国人にも大人気だ。そしてハローキティは長年にわたって、特にアジア圏の人には大人気のキャラクターだ。

この日本を代表する伝統芸能とポップカルチャーの融合は、外国人だけでなく日本人でも楽しめる。まさに新しい時代のミュージカルだ。

▼「KAWAII KABUKI~ハローキティ一座の桃太郎~」(松竹)

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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