熊本の古豪・劇団きらら東京公演!
新作『プープーソング』描くは「不義
理から来るうしろめたさ」

熊本を拠点に活動する劇団きららの新作舞台『プープーソング』が、3月16日(金)から18日(日)まで、佐藤佐吉大演劇祭 2018 in 北区参加作品として、東京・北とぴあカナリアホールにて上演される。
劇団きららは1985年に旗揚げ。代表を務める池田美樹のオリジナル作品を上演し続けている。作品のテーマは、常に池田が「今、いちばん怖いと思うこと」。「その時々の社会を切り取る視線」「小劇場ならではの表現」を念頭に置いて作られている。近年の作品では30代~40代の人々にスポットを当て、病気や失職、遺産分配など「大人ならではの悩み」をユーモラスに描いている。前作『はたらいたさるの話』では、当たり前のことが当たり前にできない若者たちと中年男女の交流を綴り、世代を超えた多くの観客から共感され、高い評価を得た。
今回上演される『プープーソング』は「不義理から来るうしろめたさ」をテーマとし、人と深く関わることを避けがちな現代の我々が、実は固執しているものは何なのか、「構って欲しいけれど面倒はイヤ」という「関わりモンダイ」を散りばめた社会派コメディとなっている。
出演は、寺川長(大帝ポペ)、高松良成、オニムラルミ、はまもとゆうか(大帝ポペ)、池田美樹。
本作の上演に際し、池田からメッセージが届いている。
後悔が沸いてわいて仕方ない夜は、頭の中で「思い出し祭り」開催しちゃう。
みーんなに出て来てもらって、飲んで食って踊ってもらう。
俺の勝手な、俺だけの祭り。
極力、人に深入りしたくない30歳の青年。
イケメン・チャラ男のキャラを生かして「レンタル彼氏」として稼ぐ日々。
しかしわずかな欲に目がくらみ、
いちばん苦手な「他人のやっかい」を背負い込むことに…!
不義理から来るうしろめたさ、今回のモチーフのひとつです。
まだ間に合うこと。もう取り返しがつかないこと。
相手は忘れてしまってるかもしれないこと。
不意に波のようにぶり返してくるあの感情が、少しでも緩まれば、と思います。
poo poo people=わかっちゃいるけど変われない人たちの物語。
今回も熊本弁で参ります。是非にご来場下さい。
劇団きらら『プープーソング』 撮影:marroo

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