脳みそ夫「PPAPを超えるようなヒットを飛ばしたいっす!」遂にメジャーデビュー【インタビュー】

脳みそ夫「PPAPを超えるようなヒットを飛ばしたいっす!」遂にメジャーデビュー【インタビュー】

脳みそ夫「PPAPを超えるようなヒット
を飛ばしたいっす!」遂にメジャーデ
ビュー【インタビュー】

「OL聖徳太子」などの一人コントでお馴染みのお笑い芸人・脳みそ夫が、3月7日にメジャーデビューを果たした。今回のメジャーデビューに至るまでの経緯は、推しギャクでもある“脳みそ夫コンボ”を1000人と踊ることができたら、レコード会社とアーティスト契約を結ぶことができるというもので、見事その条件をクリアし1st single『脳みそ夫体操』をリリースする事となった。
今作に対して脳みそ夫は「PPAPを超えるようなヒットを飛ばしたいです!!」と意気込んでおり、お笑い界だけに留まらず、音楽業界までにも新しい風を吹かせてくれる事だろう。UtaTenでは、そんな脳みそ夫にインタビューを敢行した。
きゅうりのキューちゃんに似てるって言われる

──脳みそ夫さんの衣装は、黄色と緑色のストライプというとても目立つカラーですね。こちらはご自身で考えられたんでしょうか。
脳みそ夫:そうですね。衣装を制作して頂ける際に、アイデアを出しまして。例えばメイプル超合金のカズレーザーさんだったら金髪に赤い服という印象があると思うんですが、色の組み合わせだけで見てパッとわかる配色が良いなと思ってこちらにしました。

──そうだったんですね。印象的なカラーでしたので気になりました。
脳みそ夫:ですよね。ブラジルっぽい気がします!あと、きゅうりのキューちゃんに似てるって言われるんですよね。でも僕、パクった訳じゃないんですよ!

──(笑)確かに似ていますね。ちなみに衣装の前ポケットについているキャラクターは何者なんでしょうか?
脳みそ夫:脳みそです。会議で誰かが言って、そこから生まれたんですよね~。

──そうなんですね!話が変わりますが、脳みそ夫さんのネタには、沢山の偉人が出てきますが元々お詳しいんですか。
脳みそ夫:いや、全然詳しくないですよ!ただ、見た目で誰かわかるものが良いなって思っていて。聖徳太子って見たらわかるだろうし、最悪わからなくても聖徳太子って言えば誰でもわかると思います。そういう皆がわかるテーマを探した結果、偉人に行きついた感じですね。 

──歴史が好きなのかと思っていました。
脳みそ夫:やっていくうちに好きになっていった感じですね。聖徳太子って調べていくと凄い人だなってわかるし。でもあんまりマニアックなネタを作ってしまうと、お客さんがわかんなくなってしまいますしね。なので、ウィキペディアの青文字になっている奴くらいで作ってます(笑)ただ、聖徳太子の事を聞かれたときに、なんでも答えられるように勉強しましたね。

──言葉遊び以外に、熱中されていた事はありますか。
脳みそ夫:パチンコですね。大学卒業してからパチンコで生活していた時期が2年くらいありました(笑)すごいのめり込んでいましたね。

──当たるものなんでしょうか。
脳みそ夫:それが意外と当たるんですよ!

──特技が脳みそ夫コンボ、なぞかけ、大喜利、味噌だという事ですが、言葉遊びが元々お好きなんでしょうか。

脳みそ夫:そうですね。小っちゃい頃からダジャレばかり言っている子でした。

──幼少期から言葉遊びが好きという事ですが、推しギャクの“脳みそ夫コンボ”はどういった経緯で生まれたんでしょうか。
脳みそ夫:元々「こんちわ~す」が基本であって、「言うな!言うな!」、「トホホ…」、「脳みそ夫だい!」とかも独立してあったんですよ。それで別々にやっていたんですけど、「言うな!言うな!」、だけだと会話が終わっちゃうので、「言うな!言うな!」、から「トホホ…」までやっていったといいますか。それでもまあ、会話が続かないので「脳みそ夫だい!」「こんちわ~す」を付け加えていき、ギャグで畳み掛けてやろう!って思い、生まれていきましたね。

音楽とお笑いの共通する意味だと、音

──その推しギャクである“脳みそ夫コンボ”を1000人と踊る事が出来たら、レコード会社とアーティスト契約を結ぶことができるという条件を達成し、今回遂に自作曲『脳みそ夫体操』でメジャーデビューされましたが、ご自身の今のお気持ちをお聞かせください。
脳みそ夫:まだ現実感がないというか。CDを出したくて10何年頑張ってきたとかそういう事でもないので、お話しを頂いて寝耳に水といいますか(笑)

──述べ1000人と踊られていますよね。
脳みそ夫:そうなんです。1000人同時で踊った訳ではなく、述べ1000人なんですがこんなに沢山の人が協力してくれて嬉しいなって思いましたね。

──ちなみにその振付もご自身でされているんでしょうか。
脳みそ夫:サビは脳みそ夫コンボのフリのままなので、そうですね。

──音楽とお笑いってフィールドが全く異なると思うのですが、心境の変化などはありますか。
脳みそ夫:芸能っていうジャンルで見たらそんなに違いはないかなって思いますね。ただ曲を作る事はしたことがないので、どうリスナーさんに届くのか?っていうのは楽しみではあります。逆に音楽とお笑いの共通する意味だと、音だと思いますね。お笑いをずっとやっているとそこに気付くんですよ。凄く親和性があるというか。

──デビュー曲の『脳みそ夫体操』では、全曲の作詞作曲をご自身でされています。脳みそ夫さんという人物が明確にわかる楽曲になっていますね。今作でのテーマ性を教えてください。
脳みそ夫:ありがとうございます。みんなのうたとかで流れるようなものにしたいなって思っていて。「人からは昭和の夕方やっているアニメのオープニング曲みたいな感じだね!」とも言われました。多分、小さい頃見ていたアニメとかの影響が自然と出ていたのかもしれませんね。

──歌詞の流れはどうやって思いついていったんでしょうか。
脳みそ夫:サビは僕が普段やっている“脳みそ夫コンボ”というギャクなので、これを何とかみんなにイントロダクションしたいなって思っていて。合いの手で「言うな!言うな!」「トホホ…」「脳みそ夫だい!」「こんちわ~す」っていうのが入ったら1個1個覚えられるんじゃないか?って感じたので、サビで組み合わせていくっていう風に思い付いたんです。「言うな!言うな!」に合う歌詞、「トホホ…」に合う歌詞っていう流れで考えていきました。

──歌詞サイトなので、一番好きなフレーズを教えてください。
脳みそ夫:「妙なヤツ~」ですね。僕がこれ言っちゃってるんですよ。そこが面白いなって思ってね。何自分の事「「妙なヤツ~」って言ってるの?みたいな(笑)普通このフレーズって人から言われる奴ですよね。あと、「こんちわ~す」の所も凄い好きです。
「こんちわ~す」の原型は13年ぐらい前から生まれていた

──ちなみに「こんちわ~す」というフレーズが思いついたのっていつぐらいだったんでしょうか?
脳みそ夫:「こんちわ~す」っていうこれ自体は、3、4年ぐらい前には生まれていますね。ただ、「こんちわ~す」になる前の原型でもある「ちわ~す」っていうのは、13年ぐらい前からやっていましたね。

──今作でこだわった点や意識した部分はありますか。
脳みそ夫:テンポを速すぎてしまうと体操で踊れないだろうなって感じていたので、オーソドックスな120ぐらいで仕上げようと思いました。

──後半の部分から徐々にテンポが切り替わりますよね。
脳みそ夫:そうなんです。そこのアイデアはディレクターさんに出してもらいました。最後めちゃくちゃな踊りになるみたいな絵が面白いみたいな意見を頂いたので、そういう形になりましたね。

──楽曲制作は得意なんでしょうか。
脳みそ夫:初めてだったので、全然得意ではないです。

──初めてだとは感じさせない程の巧みなサウンドだと思いました。
脳みそ夫:そう思います~?なぜならほとんど編曲の方がサウンドをやってくれてますからね。僕は鼻歌を提出しただけです。(笑)

──鼻歌だったんですね(笑)
脳みそ夫:作曲って誰でもできちゃいますよー!そんな大したことないです。

──アレンジのリクエストはされたんでしょうか。
脳みそ夫:編曲の青木タ果さんに頼む前に、打ち合わせ用に聞かせる音源を僕のネタの曲を作ってくれている柴崎ハコに依頼したんです。その時に「怪物くんみたいな感じ」って言ったんですよね。なので、昭和のアニメ曲のオープニングみたいな雰囲気でお願いしましたね。

子供が口ずさんで踊れるような曲っていうテーマ

──ミュージックビデオでは幼稚園児と一緒に踊られていますよね。
脳みそ夫:とても楽しかったです。思った通りにやってくれるんですよ。踊りとかは好き勝手にやっているんですけどね(笑)僕が途中で倒れて、皆で「頑張れ頑張れ!」って言って僕が起き上がるシーンがあるんですけど、そこがもう僕の操り人形のように皆さん動いてくれて(笑)子供は素直にリアクションをしてくれるので、面白かったです!

──ミュージックビデオでは観覧車をバックに踊られています。原曲が決まってからああいう世界観でやろうと決めたんですか。
脳みそ夫:子供が口ずさんで踊れるような曲っていうテーマが打ち合わせの時からあったので、ミュージックビデオを作ったディレクターさんがそれをイメージして、ああいったロケーションを選んでくれました。

──2曲目の『脳みそ夫体操~キャラコラボver~』はご自身のネタを組み込んでいらっしゃいます。同曲でネタを取り入れようと思った経緯はありますか。
脳みそ夫:CDを出すにあたってシングルでも1曲って訳にもいかないので、バージョン違いを出した形です。

──歌詞サイトなので、『脳みそ夫体操~キャラコラボver~』の中からお好きなフレーズを教えてください。
脳みそ夫:やっぱり「こんちわ~す」ですかね。あと「ポンカンデコポン(ラフラ~ンス)」ですね。
──「ポンカンデコポン(ラフラ~ンス)」の部分は声色が少し違いますよね。
脳みそ夫:そうなんですよ。録っていくときにそうするしかなかったって感じですね。ネタのキャラの声で録ることが出来なかったんですよ。やってみたら全然無理で。セリフは喋れるんですけどね。だからその部分ではまた別のキャラクターでやっていますね!

──ここは思わずクスってなります。
脳みそ夫:クセになっちゃいます?(笑)ちょっと気持ち悪く聞こえちゃうかもしれないですけどね!
3曲目はWiennersのフロントマン・玉屋2060%が編曲に参加

──3曲目は『脳みそ夫体操~』のリミックスバージョンでもある『脳みそ夫体操~玉屋2060%Remixver~』が収録されています。編曲は4人組バンド・Wiennersのフロントマン・玉屋2060%さんですね。脳みそ夫さんの強い希望という事だとお聞きしました。
脳みそ夫:そうなんです。玉屋2060%さんが作る音楽がすごく好きで。それでリミックスを依頼した形です。
──元々お仕事としてのご共演はあったんでしょうか。
脳みそ夫:全くなかったです。今回も一緒に制作はしていなくて。お願いしたら引き受けてくださって、凄く早く仕上げて頂きました。

──そうなんですね。その玉屋2060%さんから最初に楽曲をもらったとき、どういう印象を受けましたか?
脳みそ夫:凄くカッコいいと思いましたね。こんな風になるんだっていう。念願叶ったというか、そういう未来が来るとも思っていませんでした。僕が作詞作曲をしたものを、玉屋さんがリミックスしてくださるなんて。凄く嬉しかったです。

──脳みそ夫さんは、学生時代の頃はどのような音楽を聴かれていたんですか。
脳みそ夫:ロックですね。パンクよりの。一番ハマったのはBUCK-TICKさんです。ビジュアル系って言われがちですけど、そんな事もないんですよ。実は。

── BUCK-TICKさんがお好きなんですね。意外でした!今後作曲などをされる際に、自分がインスパイアを受けた音楽を反映されたりする予定は?
脳みそ夫:うーん。10代の頃にいわゆるオルタナティブロックといわれるジャンルの曲が好きだったので、どうだろう。年取ると音楽の好みも変わっていくんですよ。昔はBPMが凄く早い歪んだギターの音とかも好きだったんですけど、今はもっとゆったりしている方が好きというか。うるさいギターの音が聴きたくたくなるんです(笑)

──変わってくるんですね(笑)
脳みそ夫:変わってきますよ!だんだん老化していきます…。

──ちなみに現在はどんなアーティストさんを聴かれるんでしょうか。
脳みそ夫:ポップスとかになりますかね。松任谷由実さんの初期でもある荒井由実さんの曲が凄い良いなって…。どんだけ老化しているんだろう…(笑)

──耳障りが良い優しい曲が好きになっていくんですね。
脳みそ夫:そうですね。でもエレファントカシマシとかも好きですけど。その中でもメロウな曲とかかな。あんまり激しいのは聴かないです。でんぱ組.incが元々好きで、この曲は誰が作っているんだろう?って思っていたときに玉屋2060%さんが担当している事を知ったんです。

──その玉屋2060%さんとはお話しされたんでしょうか。
脳みそ夫:この間、番組の対談企画でお話しさせていただきました。音楽の人って熱い人が多いんですよね。芸人同士だと、割と照れくさくてまじめな話ができなかったりするんですよ。僕のどこかで掲載されていたインタビューを読んでくれていたみたいで、「昔は尖っていたけれど、ベタで対象相手に勝負しないとダメだって」発言していたらしくて。それを読んで同じ気持ちだって思ってくれたみたいです。パンクって精神なんで、モノを破壊するとかではないんですよ。対象相手に戦うっていうのがパンクっていう。そんなパンク論について語り合いましたね。

──玉屋2060%さんとお話しされる事によって、何か気付けたことはありました?
脳みそ夫:音楽という違う畑の人と、同じようなモノを作る姿勢が共有できたのは嬉しかったですね。

──オリコンは何位に入りたいですか?

脳みそ夫:目指すは1位ですね。(笑)ただ現実的に出して1位って難しいと思うので、じわじわ色んなルートで火がついて1位が取れたらいいなって思っています。最終的には脳みそ夫っていう芸人に繋がっていけるように、曲がひとり歩きしてくれたら!お笑いの活動にプラスになれたら嬉しいです。

──最後に読者へメッセージをお願いします!
脳みそ夫:PPAPを超えるようなヒット曲を飛ばしたいです!!
TEXT:橋本美波
PHOTO:愛香

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