MOMOLANDが日本初上陸、「BBoom BBo
om(プムプム」の“キテる”感ハンパ
なし~ショーケースライブをレポート
「グレイト!」

韓国内で今年(2018年)の年明けから、冬季五輪と並んで旋風を巻き起こしているのが「BBoom BBoom(プムプム)」である。レトロ調サウンド、中毒性の高いメロディ、キャッチーなダンスなどが好評を博し、Mnet「Mcountdown」、MBC「ShowChampion」、KBS 「MUSIC BANK」など韓国の音楽番組で次々と首位を獲得。Youtube再生数は現在4600万回を突破。アメリカの音楽チャート、ビルボードでも「ワールドデジタルソングセールチャート」でトップ5入りを果たし、同サイト内で絶賛されている。

この「BBoom BBoom」を歌っているのが、9人組ガールズグループのMOMOLAND(モモランド、韓国風発音ではモモレンド)である。児童文学の金字塔というべきミヒャエル・エンデの『モモ』の主人公の名前と、楽しい遊園地「LAND」を縫合させたというグループ名には、多忙に疲弊した現代人にときめきと癒しを与えるという抱負が込められている。
彼女達は、2016年にMnetのサバイバルオーディション番組「MOMOLANDを探して」を経て、同年11月に1stミニアルバム「Welcom to MOMOLAND」でデビューした。2017年4月に1stシングル「Wonderful Love」リリース、8月に2ndミニアルバム「Freeze!」リリース。そして2018年1月3日に「BBoom BBoom」を含む3rdミニアルバム「GREAT!」をリリースし、現在に至る。
そんなMOMOLANDが2018年6月13日(水)に、いよいよ日本デビューを果たすこととなった。先日2月28日にはお台場のダイバーシティ東京フェスティバル広場で記念イベントが開催され3000人ものファンが集まった。そして3月2日には渋谷タワーレコード「CUTUP STUDIO」でプレス向けのショーケースライブが開催された。
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
MOMOLANDは登場するなり「Freeze」「Wonderful Love(EDM Ver.)」の二曲を立て続けに披露。上半身はグリーン地に「MMLD」の白文字が入ったヘソ出しルック。5人がチュチュ風の白スカート、4人が白のショートパンツで、小さなステージを所狭しとパワフルに歌い踊る。健康感がこれでもかと漲る。
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
歌い終わると、下手(ステージ左手)から、ジェイン(19)、ナユン(19)、ヘビン(21)、デイジー(18)、ジュイ(18)、ナンシー(17)、アイン(18)、テハ(19)、ヨンウ(21)の9人がそれぞれ自己紹介。中でもアインは、「愛んしてるアインです」と駄洒で挨拶すると、自らのショートボブを指して「35億」と言い放ち、客席のウケを得ていた。そう、ブルゾンと同じ髪型なのだ。
MOMOLAND アイン(写真撮影:上溝恭香)
質疑応答では、日本デビューについて、リーダーのヘビンが「とても嬉しい。6月に再び会いに来るので、また応援してください」とコメント。2月末に開催したフリーライブについては、ナンシーは「日本のファンの皆様はマナーもとてもよかったのが印象的でした」と述べた。
MOMOLAND ヘビン(写真撮影:上溝恭香)
MOMOLAND ナンシー(写真撮影:上溝恭香)
今回の来日で、メンバーのヨンウ(ヨヌ)は外国に行くことも飛行機に乗ることも初めての経験だったという。しかし「飛行機は最初怖かったのですが、すぐに寝てしまったのでさほどの恐怖は覚えなかった(笑)」
MOMOLAND ヨンウ(写真撮影:上溝恭香)
「日本で行きたい場所や食べたいものは?」との質問に、テハは「富士急ハイランド」と即答。漫画好きのヨンウは「ONE PIECE の 麦わらストア!」とはしゃぐ。ナンシーは「寿司が食べたい」、ジュイは「おにぎり食べたい」、デイジーは「沖縄に行きたい」、アインは「東京ドームに行きたい」など、それぞれが矢継ぎ早に答え始めた。
MOMOLAND デイジー(写真撮影:上溝恭香)
「日本での活動での目標は?」との問いかけには、ジェインが「紅白歌合戦に出ることを目指したい」と高い目標を掲げてみせた。

MOMOLAND ジェイン(写真撮影:上溝恭香)

韓国での「BBoom BBoom」のヒットについて、ジュイは「韓国で沢山の人にこの曲を愛してもらったことがきっかけとなって、こうして日本に来ることができたので、とても光栄です」と答えた。
MOMOLAND ジュイ(写真撮影:上溝恭香)
ウエストを見せる衣装が印象的な今回、スタイル維持について訊かれると、ヨンウは「ダイエットを頑張りましたが、日本に来て食べすぎたために、少々太ってしまったかも」と笑わせた。
現在9人のメンバー全員が寮で共同生活をしていることを尋ねられると、ヘビンが「大変な時や辛い時に、メンバー全員ですぐに話し合いができるところが良い」とメリットを語った。
メンバー各自の魅力を「◯◯ LAND」と表現するとしたら?、とのお題が振られると、ジュイ「かわいいランド」、ヘビン「チャーミング・ランド」、ヨンウ「清純セクシー・ランド」、ナンシー「神秘ランド」、テハ「ホットホットランド」、アイン「エナジーランド」、ナユン「パワー清純ランド」、ジェイン「ハイテンションランド」と、それぞれアピールした。
MOMOLAND テハ(写真撮影:上溝恭香)
MOMOLAND ナユン(写真撮影:上溝恭香)
その後、その「BBoom BBoom」のダンスの一部を披露。フォトセッションを経て、いよいよ話題の「BBoom BBoom」を披露した。ジュイらが威勢よく「GREAT!」と叫び、あの独特のダンスが眼前で繰り広げられると、記者も陶酔を余儀なくされ、興奮が絶頂に達しようとした時、最後の決めは、ジュイのグリコポーズ。この瞬間の爽快感といったらない。聴いてるこちらも「GREAT!」と称賛したくなる。
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
MOMOLAND(写真撮影:安藤光夫)
黒髪ロング5人(ジェイン、ナユン、ナンシー、テハ、ヨンウ)、金髪ショートのヘビン、ポニーテイルのデイジー、ボブカットのアインといった美女偏差値の高い軍団の中で、ひときわ鮮やかな金髪のお団子二つ結びではじけるジュイの、異形ともいえる存在感は圧倒的だ。韓国企業評判研究所の調査による2月のガールズグループ個人ブランド評判で、メンバーのジュイが1位を獲得したことも頷ける(2位は「Red Velvet」アイリ―ン、3位は「TWICE」モモ、そして4位に「MOMOLAND」ナンシー!)。
そんなわけで、やはり「BBoom BBoom」の“キテる”感はハンパなかった。TWICEのサナとジヒョが「この曲にハマっている」ことを公言し、他にも多くのKPOPアイドルがダンスを真似するなど同業者からも大きな支持を得ていることに改めて納得だ。
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
この「BBoom BBoom」が、来たる2018年6月13日(水)に日本での1stシングルとしてリリースされ、日本正式デビューとなる。これにあわせて、6月15日(金)にZeppなんば大阪、6月17日(日)に赤坂BLITZで「MOMOLAND JAPAN 1st Fanmeeting」も開催される。KPOPファンならずとも要注目である。ダンスをコピーする高校生も増えるではないだろうか。
今回のイベント終了後、さきほどまで勢いよく歌い踊っていたメンバーたちは客席の記者たちに「今日は来てくれてありがとうございました。これからも応援してください」と丁重に挨拶。みな日本語で「おつかれさまでした」と行儀よく頭を下げながら退場してゆく姿には改めて好感が持てた。
MOMOLAND(写真撮影:上溝恭香)
取材・文=安藤光夫 写真撮影=上溝恭香  (C)J-ROCK
MOMOLAND公式ホームページ:https://momoland.jp/

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