『Songful days』開催記念特別連載 
「アナタの泣けるアニソンセレクショ
ン」最終回 SPICEアニメ/ゲーム編集
長加東岳史

SPICEが3月3日に両国国技館で開催する『Songful days』を記念して、短期集中連載がスタート。各界の人々にそれぞれ”アナタの泣けるアニソン”を聞いていく本コラムインタビュー最終回は、SPICEアニメ/ゲームジャンル編集長加東岳史 『Songful days』主催側である加東の”泣けるアニソン”は?

――あなたと「アニメ」の関わり方について教えてください。いつごろからアニメが好きになったとか、どの作品が印象に残っている、など。
もともとアニメが好きな子供だったのですが、友達のお兄さんが昔のアニメのビデオ(当時はベータデッキ!)をたくさん持っていて、それを見せてもらったのが大きいですね。そこで『超電磁ロボ コンバトラーV』や『破裏拳ポリマー』『侍ジャイアンツ』なんかを観て虜になった感じですね。それに昔僕は『ケイブンシャの大百科』シリーズが大好きで、アニメ・ヒーローロボット大図鑑なんかを観て、そこで気になった作品やアニメをそのお兄さんに言うとビデオが出てくるという夢のような環境にあったんです(笑)。
リアルタイムで最初にハマったアニメは『魔神英雄伝ワタル』で、その後に『天空戦記シュラト』が好きになり、キャラソンアルバム『天空戦記シュラト 曼荼羅 花』をアニメイトに買いに行き……と着実に育っていく中で、出会ってしまったんです。『林原めぐみのTokyo Boogie Night』に……。そこで林原さんの虜になり、アルバムを買いあさり、ラジオドラマ『万能文化猫娘』と『影技 Shadow Skil』で人生が狂い……高校で漫画研究部に入り……そしてとどめを刺されたのが『カードキャプターさくら』でした。もう駄目です。気がついたらこんなおじさんになっていました。
その中でも印象深いのはやはり『万能文化猫娘』ですね、ヌクヌクというキャラクターの可愛さ、ドタバタでありながら優しい世界観に本当に心奪われました。
――あなたにとっての「泣けるアニソン」を2~3曲教えて下さい。
(アニメ主題歌に限らず、キャラソング・アニソンアーティストのノンタイアップ曲でも構いません)
・「My dear」林原めぐみ
『万能文化猫娘 SOUND PHASE-0II』収録曲
先述の『万猫』ラジオドラマCD収録曲なんですけど、本当に寄り添ってくれるような一曲なんです。ヌクヌクの龍之介に対する思い、というか愛する人に対しての思いを林原さんの優しい声でメロディーとなったときに、思わず涙します。初めてアニソン(主題歌タイアップではないんですが)を聴いて泣いてしまった一曲ですね。

・「ツキナミ」分島花音
分島花音2ndアルバム『ツキナミ』収録曲
分島花音ちゃんとはクリエイター所属していたウルトラシープの時からの友達でもあり、彼女のライブ演出とかもやらせて頂いたんですが、最初に出会ったきっかけはこの「ツキナミ」をモチーフとした朗読劇の台本作成でした。花音ちゃんの独特の世界観で描かれたこのエモーショナルなロックで描かれているのは「表現を辞めずに生きていく」という表明のような気がしています。
ツキナミとは”切っても切り離せない”ものという意味なんだと語ってくれた花音ちゃんは、訥々と語りながらも心の中は沸騰していて、そんな彼女が「失って忘れない様に こうして歌ってるんだよ​」と叫ぶのなら、少なからず表現の世界にいる僕だって「心臓と脳が尽きるまで」走らないといけないと思うんです。
・「Transfer」livetune adding 中島 愛
アーケードゲーム『ガンスリンガーストラトス』テーマ曲
この曲を最初にきいた時の衝撃は忘れられません。もともとkzさんの作るlivetuneサウンドが好きだったんですが、初めて歌い手を迎えてのシングルが中島愛さん、そのちょっと甘い歌声を完璧に活かしていて、歌詞もアッパーな4つ打ちなのにちょっと未来への希望と不安が入り混じっていて、それでも進んでいく何か”ケツイ”を感じたんですよね。それがなんとなく当時のまめぐちゃんと重なってしまい、初めてクラブで大音量で聞いた時思わず泣いてしまいました。
「少しでも望んでいた未来へ近づけるんだって 願うの 祈るよ 願うよ 祈るよ​」って歌詞、僕は物凄いと思っています。ここに全てが詰まっている。大仕掛けなMVも見どころです。
・「 TOUGH BOY」TOM★CAT
『北斗の拳2』OP主題歌
すいません絞りきれなかったのでもう一曲だけ。みんな大好き「たっぽい」ですが、この歌詞すごいと思うんですよね、北斗の拳2(バットとリンが大人になって、ケンシロウを受け入れる世界観)の世界観をこの曲だけで表している。もともと北斗の拳の漢たちの生き様だけで泣けちゃうんですけど、「この狂気と希望と幻滅の真っ只中」って歌詞だけでもう北斗の拳じゃないですか(笑)。 アニメOPでは二番が流れるんですけど、一番の「悲しみは絶望じゃなくて明日のマニフェスト​」って部分を聞くと、元気が出ない時に踏ん張れるんですよね、そして思わず涙が。
――最後にさまざまな音楽がある中で「アニソン」というジャンルについてコメントを頂ければ。
”アニソンはジャンルではなくタグ”というアニソンDJの大先輩であるWANさんの言葉を今心から実感しています。タグだから色んなジャンルを内包していて、好きな楽しみ方があっていい。そんな中から『Songful days』を開催することにしました。今回は出演いただくKalafinaさん・茅原実里さん・May'nさんの曲は敢えて入れてないんですけど、それは是非会場で一緒に楽しんでもらえたらと思います。

加東岳史
SPICE編集部アニメ/ゲーム担当 劇団GAIA_crew代表、劇作家、演出家、俳優としても活動中。株式会社ウルトラシープ所属のクリエイターとして、みみめめMIMI『憧れパンデミック』などを執筆するなど文筆業なども行う。アニソンRemixを中心としたオールジャンルのDJも行うなど色々なエンタメに貪欲にチャレンジ中。

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