ちゃんみな、大成功O-EASTワンマンで
Zeppバースデーワンマン発表

10代を代表するシンガー/ラッパーとして活躍する練馬のビヨンセこと”ちゃんみな”が完売のO-EASTでのワンマンライブを大成功に収めた。さらには自身の20歳の誕生日10月14日(日)にZepp DiverCityにてワンマンライブを開催することを発表した。
2月25日に渋谷TSUTAYA O-EASTにて、ちゃんみなワンマンライブ<THE PRINCESS PROJECT>が開催された。ちゃんみなにとって、昨年3月に代官山UNITで初めてワンマンライブを開催して以来、2度目のワンマン。チケットはソールドアウトし、会場には約1200人のファンが詰めかけた。
ステージに貼られた紗幕には、森の中の城が映し出されていた。客電が落ちると、ホーンテッドマンションを連想させるようなナレーションが流れ、ファンをPRINCESSの城へと案内する。<THE PRINCESS PROJECT>とは、彼女がファンを城へ招き入れて楽しませるために自ら計画した壮大なパーティー。アトラクションのようなオープニングでライブがスタートすると、フロアからは大きな歓声が起きた。
ショーの始まりを知らせるように「Princess」が流れ、続いて代表楽曲「FXXKER」が始まると同時に紗幕がおりた。ステージ向かって左から、ドラム、ベース、ギター、キーボードという4人のバンド編成、さらに男女8人のダンサーたち。中央には赤い階段が用意され、2階には審問官のような2人のオネエダンサー。そして中央に据えられた玉座には、ステージとフロアを堂々と見下ろすPRINCESS=ちゃんみなの姿があった。フロアへ刺すようなレーザーが放たれ、バンドが重い音を奏で、総勢10名のダンサーたちとちゃんみなが激しく踊るド迫力の登場シーンに大歓声が起きた。すでに観客のボルテージは最高潮を迎える。
ラフなジャージ姿に着替えた「FRIEND ZONE」では、ソファに座り、スウェット姿のダンサーたちとアメリカの青春映画のような一幕を演じる。続く「BEST BOY FRIEND」では、恋人役のダンサーとサブステージのベッドルームで大胆なラブシーンを演じてファンを驚かせ、興奮させた。
「WHO ARE YOU」では4枚の鏡を使ってパフォーマンス。曲中で「わたしは誰だっけ」と問いかけると、大合唱するフロアの観客が鏡に写った。「わたしが誰なのか教えてくれたみんな」という言葉通り、ファンのみんながこのステージをつくってくれたのだというちゃんみなの意志を強く感じる演出だった。
ライブ中盤では自身の原点でもあるBIG BANGの「HARU HARU」をカバー。しかも韓国語、英語、日本語と3つの言語を織り交ぜたハイブリット・アコースティックver.で披露。3ヶ国語を操るトリリンガルのちゃんみなだが、母語である韓国語を楽曲に取り入れたのはこれが初めてだ。 HARU HARUとは韓国語で「一日一日」という意味。「過去の恋愛も一日一日薄れていく」、あるいはMVで恋人が最後に病気で死んでしまうことから「かけがえのない一日一日の大切さ」といったメッセージが込められた楽曲だが、「HARU HARU ちゃんみなver.」からは「一日一日の積み重ねによる進化」といった側面が強く感じられた。
MY NAME」では、MVでおなじみ、椅子に縛り付けられた“危ない女”とサブステージで対峙。暗黒舞踊のようなやり取りのあと、中央のステージに戻り、椅子を使ったパフォーマンスでタフさとセクシーさを披露した。そしてラストは2ndアルバムのタイトルトラックでもある「CHOCOLATE」。メロから大合唱が起き、ピースフルな雰囲気で会場全体がひとつになった。
アンコールでは「LADY」を披露し、この日の出演者が全員ステージに集結。総勢15名の大所帯でグランド・フィナーレを迎えた。さらに、10月14日(日)にZepp DiverCityにてワンマンライブが実施されることも発表。10月14日はちゃんみな20歳の誕生日ということもあり、「もっと広いところで、わたしのやりたいことを最大限に引き出せるステージを用意してもらいました。もっともっとパワーアップしたわたしを見にきてください!」とバースデーライブへの意気込みを語り、約1,200人のファンと喜びを分かち合った。
全体として、ライブというよりは「ショー」という言葉が似合いそうな公演だった。ちゃんみなが代官山UNITで初のワンマンライブを行ったのが約1年前。今回は、パフォーマンスのクオリティやコンセプトの作り込みなどがさらに向上して緻密になっている上、バンドや大勢のダンサーが加わるなど、たった1年とは思えないほどの飛躍が見られた。もとよりちゃんみなの才能は多くの人が認めるところだったが、その才能に「一日一日」積み上げてきたものが重なり、さらに多くの仲間が集ったことで、より強いチームになり、ライブは極上のエンターテインメントショーになった。 はたして、ちゃんみなはこれからどこまで進化し続けるのだろうか? 10月14日にZepp DiverCityで行われるバースデーライブでその答えが見られるだろう。
なお、10月14日のワンマンライブのチケットは、ちゃんみなオフィシャルサイトから先行予約が開始されている。
撮影◎堂園博之

取材・文◎山田宗太朗
ちゃんみなワンマンライブ<THE PRINCESS PROJECT>


2018年2月25日 渋谷TSUTAYA O-EAST

M1. Princess

M2. FXXKER

M3. You can't win me

M4. GREEN LIGHT

M5. FRIEND ZONE

M6. BEST BOY FRIEND

M7. TO HATERS

M8. WHO ARE YOU

M9. OVER

M10. Haru Haru (BIG BANGカバー)

M11. LIGHT IT UP

M12. 未成年 feat.めっし

M13. She's Gone

M14. MY NAME

M15. ダイキライ (TeddyLoid feat ちゃんみな)

M16. LAST NIGHT

M17. CHOCOLATE

EC1. LADY
二十歳バースデーワンマンライブ


日時:10月14日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00

会場:Zepp DiverCity(Tokyo)

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