『豆腐プロレス』錦糸町道場のルーキ
ー「エブリバディ奈緒」:AKB48チー
ム8太田奈緒の挑戦

昨年放送されていた連続ドラマ『豆腐プロレス』(テレビ朝日系列)のリアルイベントとして開催された超巨大イベント『豆腐プロレス The REAL 2017 WIP CLIMAX in 後楽園ホール』から約半年を経て、東海地方における格闘技の聖地・愛知県体育館にて、2018年2月23日、『豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館』が開催された。メンバー同士の魂のぶつかり合い、前回大会を上回る彼女たちの壮絶な戦いがアイドルファン・プロレスファンの新たな伝説の一夜となった。

「豆腐プロレス」初出演の太田奈緒

今回も幾多の名勝負が繰り広げられたが、今回の出演メンバーの中で一番の注目はAKB48チーム8の太田奈緒(京都)だ。

太田は今回が「豆腐プロレス」初出演となる。テレビや前回の後楽園ホールにも出演していない。プロレス自体も初めてだったようだ。太田のリングネームの「エブリバディ奈緒」は、太田の自己紹介の時のキャッチフレーズで、ファンにはお馴染みだ。
エブリバディ奈緒(太田奈緒)とペアのマイケル下口(AKB48 下口ひなな)(C) AKS

エブリバディ奈緒(太田奈緒)とペアのマイケル下口(AKB48 下口ひなな)(C) AKS

いつものSHOWROOMとは全く違う表情と声

太田奈緒が出場したのは第2試合。錦糸町道場のルーキーコンビとして太田奈緒はAKB48の下口ひなな(マイケル下口)と組んで、白金ジムのヒール軍団ダースーベーダーズの大家志津香(ミラクルしづか)と中西智代梨(グイグイ中西)のペアと対決。太田と下口は試合は残念ながら負けてしまった。12分16秒の試合で、大家と中西が圧倒的な強さを見せつけた印象だった。

リング上では、ふだんの太田とは全く違う動きや表情を見ることができた。いつものSHOWROOMでファンに癒しを与えている太田の笑顔からは全く想像もできない女子プロレスラーらしい険しい表情や烈しい声だった。

ファンですら、リング上での太田の表情やパフォーマンスには驚き、新しい太田の魅力を見つけたのではないだろうか。

太田はプロレスの前の日曜日(2月18日)には京都マラソンに出場し、約5時間かけて完走した。それだけでも並大抵のことではないが、太田はマラソン完走から1週間も経たないうちのプロレスと、プロのアスリートも驚くようなハードなスケジュールだった。

マラソンにプロレスにと、太田が意外にも「アスリート女子」なことに驚いたファンも多いだろう。
いつもとは全く違うリングでの太田奈緒 (C) AKS

いつもとは全く違うリングでの太田奈緒 (C) AKS

「プロレスしてる奈緒みて 嫌いになっ
てない??」

試合終了後に太田は自身の755で以下のようにファンにコメント。

「初参戦で
グイグイ中西、ミラクルしづかを相手に
マイケル下口と闘いました
結果は負けたけど
前回旋風を巻き起こした
ダースーベーダーズと
闘えたことが嬉しかった!!

あと、得意技NAOタニック
仕掛けることが出来たり、
本当に戦ってる時は必死だったけど
終わってから、すごく楽しかったって
思いました!!

たくさん心配させちゃって
本当にごめんなさい。
でも、応援してくれてありがとう。
ほんまに嬉しかったし
紙テープも

とりあえず、
京都マラソン、プロレスが
無事に終わってほっとしてます
今日は何も考えず
明日からまた気持ちを入れ替えて
頑張りたいと思います!!

ありがとーっ」とファンに感謝を伝えていた。

また「あ。プロレスしてる奈緒みて 嫌いになってない??」「いやよ~笑」ともコメントしていた。

これからも多くの舞台へ

太田は2018年3月には堤幸彦監督の舞台「上野パンダ島ビキニーズ『マイナス2.5』」に出演、2018年4月には舞台「殺しのリハーサル」に出演することが決まっている。

女優・太田奈緒として、今回の女子プロレスラー役とは異なる、また新たな一面が見られることだろう。これからもますますの活躍が楽しみだ。
(C) AKS

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アーティスト

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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