三浦大知が積み重ねてきたベストヒッ
トと日本武道館で見せた答え
三浦大知の20周年ツアーに満島ひかりを
はじめ、スペシャルゲストが続々登場!
積み重ねが生んだ最高のライブ
2016年から続く大ブレイクを背景に、今までの活動をベストヒットという形でライブを届けてきた今ツアー。チケットが入手困難になるほどの大反響を巻き起こし、WOWOWの生中継と全国の映画館でライブビューイングまで行なわれた。そしてツアー最終日となる日本武道館では1万人のファンが三浦大知の圧倒的なパフォーマンスに感動し大きな声援を送った。
ミーティアでは、ツアー最終日となる2月15日の模様をライブレポート!
ダンス、歌、ステージングの魅力はもちろん、怒涛すぎるサプライズゲストとのパフォーマンスについても触れていく。
ライブは三浦大知の代名詞となった無音
シンクロダンスシーンで幕をあける
開演前には大知コールとクラップが客席から自然発生し、会場が暗転すると大歓声がわき起こる。スクリーンに映し出された「BEST HIT」の文字に照明が当たると、生バンドによる演奏と三浦大知が歌う『Cry & Fight』でライブはスタート。
続く『Look what you did』は、コレオ動画が公開され話題を呼んだ楽曲。テクスチャーな映像とモノクロの衣装、複雑なダンスの構成も相まって、一気に非現実な世界観に引き込まれたようになる。
ダンサーがステージからはけると三浦大知は休む間もなく『FEVER』を歌唱。ステージの両端を行き来しながら、ファンに直接歌を届けるように歌っていく。途中で見せるセクシーな動きや洋楽っぽい歌詞の世界観もあって、やはり三浦大知は和製マイケルジャクソンだと思わせるような姿をみせてくれた。
ライブ冒頭からメディアで取り上げられる「三浦大知の凄さ」をまんべんなくみせるセットリストに感心さえするのだが、武道館に来ている観客は知っているはずである。三浦大知の凄さはメディアで取り上げられていること以外にも、もっとたくさんあることを。そう、ここまではほんの挨拶と言っていいのだ。
再びダンサーが登場し『Can You See Our Flag Wavin’ In The Sky?』で、低音と高音の行き来が心地よいヴォーカルと響き渡るフェイクで歌唱力の高さを魅せつけると、『Who’s The Man』ではジャケットを脱いでステージ前方へ。
間奏で浴びせられる「大知」コールを受け、気持ち良さそうに日本武道館のステージを感じている三浦大知。そんな屈託のない笑顔を見せた後に、ダンサー6人を引き連れ、曲中でソロダンスを披露する。このギャップに痺れた観客も多かっただろう。
こんなバーがあったら毎日行く! 歌と
ダンスで魅せる舞台演出
s**t kingzのメンバーと一緒にオシャレなバーでストーリーが展開されるミュージカルのような舞台に早変わり。
『Blow You Away!』では、s**t kingzのNOPPOが演じるマスターと三浦大知が中央のスクリーンに出たり入ったりして、映像のなかにいる異空間の三浦大知とステージ上にいるリアルな三浦大知が交互に現れるというMR動画を使ったパフォーマンスで観客の感心を集めた。
続く『Complex』は、80年代の音楽番組を思わせるようなMVが話題を呼んだ楽曲。この日は、電飾で彩られた舞台でダンサーと歌い踊るというMVの世界観を可能な限り再現。みているものに80年代に三浦大知がいたらこんな感じなのかなという想像をさせるあたり、音楽で遊んでいるなと奥深さまで感じさせた。
三浦大知はダンスに注目されがちだが、ヴォーカルだけを切り取っても素晴らしいアーティストなのは間違いない。観客は完全に三浦大知の歌声に聞き惚れていた。
しかし、この『Your Love』はこれだけでは終わらない。三浦大知の一声でガラッと雰囲気を変える出来事が起こるのだった。
三浦大知が積み重ねてきたベストヒットと日本武道館で見せた答えはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。