月組きっての名ダンサーで名役者、宇
月颯。惜しまれつつ退団

現代日本を舞台とした「カンパニー」、破天荒な設定とストーリー仕立てで話題のショー「BADDY」を上演中の月組。
どちらもトップスター珠城りょうさんを筆頭に個性あふれるメンバーたちが熱演していて、「すっごく楽しい!」と評判の公演です。
しかし、今回の公演で残念ながら、月組の重要なスターの1人、宇月颯さんが退団してしまいます。
美しいダンス、確かな歌声、目を引く演技で、月組の舞台を引き締めてきたスターであり、独特の熟練味で安心させてくれる存在でした。
宇月さんのこれまで、そして、ラスト公演の見どころなどについて、今回は語っていきます。
順調に男役として成長、月組の貴重なスターの一人だった宇月颯
出典:(c)宝塚歌劇団 公式HP 月組公演『カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-』『BADDY-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』より宇月颯さんの初舞台は2004年。
90期生で、同期生には、愛原美花さんや蒼乃夕妃さんなど娘役トップスター経験者のほか、花組のベテラン2枚目の瀬戸かずやさんなどがいます。
顔立ちは愛らしいのですが、スラリとした肢体、美しいダンスで着実なキャリアを積み上げてきました。
最初から月組配属で、月組育ち。下級生時代に大抜擢されている経験はないのですが、明日海りおさんなど当時の若手スターの役などを新人公演で演じています。
出典:(c)宝塚歌劇団 (c)宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ『ときめきの原点#4「究極の男役・瀬奈じゅん」』より
2008年の「ME AND MY GIRL」新人公演ではジェラルド役、2009年の「エリザベート」新人公演ではルイジ・ルキーニ役を演じ、少しずつ役は大きくなり、2010年「ジプシー男爵」で初めての主演!
研究科5年の時のことで、まずまずの順調なキャリアといったところ。
その後の本公演では、2012年「エドワード八世」ではフレッド・アステア役などで注目を浴びます。ダンスの名手として語り継がれるアステア役を演じられたのは、確かなダンス力があるからこそですね。
龍真咲さんトップスター時代にも、様々な役柄を演じていますが、珠城りょうさんがトップスターとなってからは組の重要なスターの一人となります。
珠城さんのお披露目公演だった2017年「グランドホテル」では、主人公を追い詰める嫌らしい運転手の役。初めてポスターにも登場し、憎まれ役を印象的に演じています。
2017年夏には「All For One」で三銃士の一人、アトス役。リーダーの風格で、ヒゲが似合い、「あの人かっこいい!」「宝塚に男の人がいる」とSNSなどでも評判になっていました。

トシちゃんの良さを再確認した今日の観劇。アトスにしてくれてありがとう、小池先生。— なごみ (@nagomi3116) September 18, 2017
トシちゃん!あの低音…セリフでも歌でも低音の魅力が半端なかった❤️ダンス、芝居、歌…いぶし銀的存在が頭から離れない(^^)アトスの魅力全開でした✨✨— amy I (@amyI14) September 26, 2017
これが昨日、男と確信したアトスとしちゃん。ほんっとイケメン。なのにこの微笑んでる顔がそーきゅーと♡ pic.twitter.com/tvFUf5lM2u— みく (@ymtooonchu) July 15, 2017

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