マーシャル「JCM2000」のサウンドを
継承する「DSLシリーズ」が復活、1W
出力のコンパクトモデルも追加

世界的大ヒットとなったマーシャルのアンプヘッド「JCM2000」のサウンドを継承する「DSLシリーズ」が復活。新たにコンパクトな1W出力モデルをラインナップに加え、5機種がヤマハミュージックジャパンより3月3日に発売される。
「DSLシリーズ」は、1990年代後半に発売され世界的大ヒットとなったマーシャルアンプヘッド「JCM2000」の操作性とサウンドキャラクターを継承しつつ、コストパフォーマンスを追求したモデル。全機種のプリアンプ、パワーアンプ部に真空管を搭載し、太く自然な真空管アンプならではのサウンドを手軽に楽しめる。シリーズは2017年に生産完了となったが、このたび後継機として、市場からのニーズが高い1Wモデルをラインナップに加え5機種が登場した。
新モデルでは、プリアンプ設計を名機「JCM2000」により近いサウンドニュアンスにアップデート。さらに全機種にパワーダウン機能とサイレントレコーディング機能を搭載し自宅録音にも対応するなど、大幅なバージョンアップが行われている。
■新たに追加された1Wモデル「DSL1H」「DSL1C」
▲DSL1Hは、サイズ360×210×215mm(W×H×D)、重量5.6kg。
▲DSL1Cは、サイズ360×340×215mm(W×H×D)、重量7.9kg。


市場のニーズに応え、新たに追加された1W出力モデルが、アンプヘッド「DSL1H」とコンボタイプの「DSL1C」。いずれも幅360mm(W×H×D)とコンパクトなアンプだ。
プリアンプ部にECC83(真空管)を2本、パワーアンプ部にECC82を1本搭載、明るく輝くクリーントーンからアグレッシブなハイゲインオーバードライブサウンドまで、シンプルな操作で楽しめるコンパクトなフルバルブ(真空管)アンプだ。音量に応じて澄んだクリーンから自然なクランチに変貌していく「クラシックゲイン」チャンネルと、ゲインコントロールを備えた歪み専用の「ウルトラゲイン」チャンネルにより、伝統的な「Super Lead」アンプや「JCM2000」を彷彿させるトーンが楽しめる。特に小音量での演奏時に優れたサウンドが得られるよう設計されているので、自宅練習にも最適。出力を0.1Wまで下げることができるパワーリダクションスイッチや、リアルなアンプサウンドをシミュレートしたライン&ヘッドホン出力を備えるほか、サイレントレコーディングモードを搭載し、自宅録音にも対応する。コンボタイプの「DSL1C」には、セレッション製8インチスピーカーを1基搭載する。
■幅広い音作りが楽しめる「DSL5C」
▲DSL5Cはサイズ455×420×240mm(W×H×D)、重量12.7kg。


「DSL5C」は、セレッション製10インチスピーカーを搭載したコンパクトなコンボアンプ。プリアンプ部にECC83を3本、パワーアンプ部にECC99を1本搭載したフルバルブ仕様。クリーンからクランチまでをカバーする「クラシックゲイン」チャンネルと、アグレッシブなハイゲインオーバードライブサウンドに特化した「ウルトラゲイン」チャンネルに、それぞれのゲインとボリュームコントロール機能を用意。きらめくクリーンから太く鋭いクランチサウンド、力強いハイゲインオーバードライブサウンドまで幅広い音作りが可能だ。
■細部までこだわったサウンドメイクができる「DSL20H」「DSL20C」
▲DSL20Hはサイズ500×250×240mm(W×H×D)、重量9.7kg。
▲DSL20Cはサイズ500×420×250mm(W×H×D)、重量16.3kg。


アンプヘッド「DSL20H」とコンボアンプ「DSL20C」は、いずれもプリアンプ部にECC83を3本、パワーアンプ部にEL34(真空管)を2本搭載、コンパクトながら本格的なフルバルブアンプとなっている。一般的な3バンドEQに加え、超高域と超低域を強調するプレゼンスとレゾナンスコントロール機能も備え、より細部までこだわった本格的なサウンドメイクが可能。使用環境に応じて出力レベルが選択できる(20W/10W)ほか、リアルなアンプサウンドをシミュレートしたライン&ヘッドホン出力端子やサイレントレコーディングモードなども搭載。幅広い場面でマーシャルサウンドが楽しめる。コンボタイプの「DSL20C」は、セレッション製12インチスピーカー1基を搭載。

製品情報


◆DSL1H / DSL1C / DSL5C / DSL20H / DSL20C

価格:オープン

発売日:2018年3月3日

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