【節約】これは便利でマスト! 「酒
&業務スーパー」に行ったら絶対買い
たい食材&簡単レシピ

家計にやさしい「酒&業務スーパー」。私がいつも買うのは、国産の四季折々の野菜や果物。練り製品、乳製品、ドリンク、冷凍食品、調味料、生活雑貨品。今回はこれら7種から、これは便利! これは人気! これはマスト! という商品を紹介したい

おどろきの価格で、家計にやさしい「酒&業務スーパー」。製販一体型企業の業務スーパーは、なんと全国に777店舗以上。だから、あなたの街にもきっとある!
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その店名から、業務スーパーって飲食店を営むプロの人たちが食材を買う店なんでしょ? と思っている人も多そうだが、看板には“一般のお客さま 大歓迎”の文字が!
ふだんから他のスーパーで買っている商品に注目すると、びっくりするくらいお安い価格に、あれもこれもとついて手が出てしまう。
例えば、うどん一玉19円とか、赤玉たまご100円前後とか、100円ショップで売ってるスパイスが70円代とか、とにかくひとつ手にとれば、お得! と感じることのできる商品が勢揃い。
一般のお客さんもふつうに利用することができ、節約できるありがたいスーパーなのだ。
14~5年前、行きつけのカフェレストランを営むマスターの手伝いで、初めてこの業務スーパーを訪れた。マスターはピザを作るためのチーズと生地にするためのトルティアを購入。そのとき、1kg入りの大容量ナチュラルチーズ(当時700円代)のパッケージを手に取ったときのコーフンと言ったらなかった。
マスターは無類のチーズ好きの私にも1kgのナチュラルチーズを「お駄賃」としてプレゼントしてくれた。
マスターのアドバイスのもと、大容量パッケージのチーズを小分けにして冷凍保存。自宅ですっかり使い切った。それからというもの、業務スーパー通いは続いている。
どうしてそんなに安いのか? もしや、安かろう、悪かろう? いやいや、その安さには秘密があるようだ。
まずは、陳列。野菜は入荷したまま、コンテナごと並んでいたり、ドリンク類やお菓子類、他商品も、通路にダンボールごと山積みされている。
そう、ダンボールがそのまま什器で、陳列を簡略化しているのだ。だからといって、商品が見にくいわけでもない。
入り口から「なるほどこういう感じだな」と雰囲気をつかむと、安さに目を奪われて、陳列が大雑把なことなど気にならない。ディスプレイに手間やお金をかけず、その分、少しでも安くお客さまの元へ、というのが“業務スーパーの愛”なのだと思う。
神戸物産のフランチャイズが基本で、その地域によっても品揃えが多少違うのがおもしろいところ。クルマで遠出したとき、看板を見かけたら、ちょっとのぞいてみると、地元の店との品揃えの違いが楽しめるだろう。
また、海外に数十カ所の工場を持っていて生産をフルに行っているという。内外で生産・製造・販売までを行う、スーパーすごいスーパーなのだ。
食品の衛生面、安全面についても充分な検査を行い、安全基準をパスしたものを取り扱っているという。
輸入品に至っては、厚生労働省や、農林水産省の指導する食品衛生検査、残留農薬検査、動物検疫、植物防疫など、多数の審査や検査をクリアしたものを取り扱っているというから安心だ。
もちろん、ふだんスーパーで買っているなじみのあるメーカー商品も、市場価格より安い値段でたくさん並んでいる。カレー粉、シチューの素、焼肉のタレ、醤油、ダシなどなど……。
その価格帯は、それぞれのスーパーの基準があるとは思うが、業務スーパーではそれよりもウン十円、輸入品に至っては、ウン百円安い! だから、このメーカーのいつものそれしか買いませんよという人でも、業務スーパーをのぞいてみる価値が十分にある。
規定の検査をしっかりクリアした輸入品もたくさん。イタリア直輸入のオリーブバージンオイル、ホールトマト、パスタやパスタソース、アンチョビ、オリーブ、バジルソース。グリーン、レッドカレーの缶詰や、カレーを美味しくするマンゴーチャツネ、ボルシチシチューを作るためのペーストも。あっ、これ、お洒落な高級ストアで買ってたものと同じだぁ、という商品にも出合える。
多国籍の料理を作ってみたいときにも、豊富な品揃えで、各国の調味料が手に入るのも魅力。タイの調味料、ベトナムのフォーなどの乾麺、台湾のピータン、韓国キムチに韓国海苔にコチュジャン、バリで食べたエビせん、メキシカンチリビーンズなど直輸入ものや、国産のエスニック食材まで、ありとあらゆる食材が手に入る。
私がいつも業務スーパーで買うのは、国産の四季折々の野菜や果物。練り製品、乳製品、ドリンク、冷凍食品、調味料、生活雑貨品。今回はこれら7種から、これは便利! これは人気! これはマスト! という商品を紹介したい。(※商品価格は、店舗によって違いがあったり、そのときどきによって変動するため参考までに。)
野菜野菜が高騰している今こそ、ふところに優しい業務スーパーへ!
業務スーパーの商品は輸入ものが目立つので、安全面はどうなの? というイメージを持っている人も少なくないだろう。
じつは、私の母は国産にとことんこだわる専業主婦だ。だから国産品にしか手を出さない。そんな母が業務スーパーに来ると、二段使いの買い物カートは国産品だけでいっぱいになっている。
その代表選手は、野菜や果物。旬の新鮮な野菜や果物は名産地のものも揃えてあり、それが破格値で手に入る。
業務スーパーの入り口を華やかに彩るのは、ダンボールごと積まれた野菜や果物たち。
コストコより少し小ぶりの大容量パッケージで、他のスーパーとは比べ物にならないくらいの低価格で迎えてくれるのだ。小口でパッケージされた商品も多いので、ふつうのスーパーのようなお買い物が楽しめる。
入り口には、お野菜たちがひしめきあって八百屋さんのよう。ダンボールにマジックで書かれた値段を観てハッとする。
「えっ、こんなに安いの!」
他のスーパーで見て、「買おうかな? よそうかな?」と迷った大きな泥付きゴボウ2本入りのパッケージ(他のスーパーでは258円)が、ここではなんと99円!
「あ、産地もいっしょ!」
その立派な国産の泥ごぼうは、連れて帰って! と言わんばかりの鮮度感と低価格で私を悩殺する。これがお安く買えた分、他の野菜も連れて帰りたくなる。
すべての野菜は、通常スーパーのように小袋と、もしくは、大袋のキロ単位、袋単位、または網のネット単位で売られていて、ジャガイモなども男爵芋、メークイン、北あかりなど、その時期によって、小粒のものから、大きなものまで手に入るから、料理の用途によって買い分けることができる。
鍋が食べたいけど、野菜が高くて……と悩んでしまうときも強い味方になってくれる。
野菜高騰がさらに進んだら、豊富な冷凍野菜にも着目したい。たいてい500gパックで売っている。
インゲン、ブロッコリー、菜の花、ホウレンソウ、小松菜、サトイモ。揚げ茄子なんていうものもある。温野菜サラダ、シチュー、グラタンに使える。
お野菜もしっかりとれるのに、、節約にもなるなんて最高だ。
青森県産ゴボウ(99円~)を使ってフライパンで簡単にできるスナック感覚で食べられるゴボウ料理をいくつか紹介しよう。
ころころゴボウフライ
ゴボウをたわしでこすり洗いしたら、2cmほどの厚さに輪切りする。片栗粉を適量まぶして、多めの油を熱したフライパンで、揚げ焼きする。
ポテトフライのように、お好みの味(塩、塩こしょう、カレー塩、ガーリックソルト)などで味付けしていただく。
天ぷら油が用意されているなら、ピューラーで、スライスしたゴボウに片栗粉をまぶし、さっと揚げてもおいしい。
お雑煮
ゴボウ(そぎぎり)+鶏肉+白だし(鶏だしの素185円でも代用できる)+塩の味付けのお雑煮のお汁は、東北出身の友達のお父さん直伝レシピ。
春の七草の一つ、セリを入れると、彩りもよく、香りも最高だ。
ここに、焼いたおもちを入れる。なかなかセリが入手しづらい場合は代わりに、三つ葉やねぎを浮かべる。
クリームパスタ
ゴボウ+豚肉の塩こしょうで炒めたシンプルな炒めもののアレンジ、ゴボウ+豚肉の和風クリームパスタも絶品。
ゴボウを薄くそぎ切りにし(スライサーでもOK)小麦粉をふった豚肉を、オリーブ+にんにく、生姜で、炒める。
塩こしょうで、味付け。そこへ、生クリーム(または牛乳)投入。業務スーパーで買える北海道こんぶ茶で味をととのえる。ゆでたパスタを投入し、上にあさつきを散らす。ごぼうと豚肉の風味が生きた、絶品クリームパスタ。豚肉を、ベーコンに代用したり、キノコなどを加えてもOK!
北海道産ジャガイモ(小粒99円~)、北海道ひと口メークイン(99円)、北海道産タマネギ(5個入り99円~、1ネット580円)を使って年中手に入る北海道のタマネギやジャガイモは貯蔵用に大容量でGETできて幸せ。この日は、北海道ジャガイモ299円。片手にずっしりくる大きさのものが12~15個入って、この値段だから詰め放題したみたいな気分になる。
そのままチン
そのままレンチンして、塩だけの味付けで食べたら、ホックホクでとても美味しい。
さすが北海道じゃがいも、ありがとうと感謝しながら、ジャガバタにしたり、さらに塩辛や、明太子を盛って、小ねぎをパラパラしちゃうと、立派な料理に早変わり。定番の肉ジャガ、ボテトフライなど、あと1品ほしいとき大助かり。
ポテトフライ
ジャガイモの皮をむき、好みの太さにカット。ビニール袋に入れて、小麦粉小さじ1と片栗粉小さじ1も、袋に投入。モミモミシェイクでうっすら粉を身にまとったジャガイモを揚げる。
私はあえて太く切って、コロコロ転がしながら、揚げ焼きにする方法がお気に入り。同様に、タマネギも厚切りにして、揚げ焼きに! カレー塩やハーブソルトを振っていただけば、なお至福。
イタリアン風ソテー
乱切りにしたジャガイモをオリーブオイルでソテーして、アンチョビとガーリックの味付けで、キノコなどと一緒に炒めて、パセリをパラリ。イタリアンなお料理にしても◎。
ハッシュドポテト
ジャガイモの皮をむき、適当な千切りにしてビニール袋に入れ、片栗粉(大さじ1をいれて)シェイク! 油を熱したフライパンに丸く広げ、ムギューッと、フライ返しで押し付け焼き付ける。
両面をこんがり焼けば、丸くて大きなハッシュドポテトが完成! ホットケーキのような形になるから、切り分けて食べる。あえて味はつけず、バターで香りづけしてもよし、ハーブソルトや塩こしょうなどで味付けを。パセリを振って、ケチャップを添えたら、彩りも素敵!
グラタン
我が家の定番はジャガイモグラタン。レンチンして柔らかくなったジャガイモの皮をむき、わりと厚めの輪切りで、耐熱皿に並べる。
一口大ベーコンを炒め、並べたジャガイモの上に盛る。タマネギをオリーブオイル+バター(+塩こしょう、ガーリックを入れてもOK)でしんなり炒めたら火を止め、小麦粉投入。弱火でぐるぐるかき混ぜ、粉っぽさがなくなったら牛乳(or生クリーム)投入。簡単ホワイトソースのできあがり。
ジャガイモ+ベーコンの並んだ耐熱皿に流し込み、とろけるチーズをかけてこんがり焼き、パセリをパラパラ、という簡単なグラタン。
メークインもレンチン
ときどき入荷する北海道産の小さなメークイン。レンジでチンしたら親指と人差し指で、つるんと皮をむいて、さまざまなお料理に。炒めもの、フライ、煮物にも型くずれしにくく、重宝する。
キノコ類を使ってブナシメジ(1袋99円)、生シイタケ(100g99円)、エノキダケ(1袋77円)、他にも白ブナピー、マイタケ、マッシュルームなど、キノコ類も安くておすすめ。
キノコはカロリーが低く、食物繊維が豊富で、多種類のミネラル、葉酸などを含み、美容と健康のためにも、ぜひ積極的に摂っていきたい食材。業務スーパーにはさまざまな種類の新鮮なキノコが揃っていてうれしい。
この日、手にしたのは新潟産の大きな大きな、絵本に出てきそうなエリンギ99円。ひとつの袋に大きなものが1本と中ぐらいのものが2~3本入っていて、お得感あふれるパッケージ。
ときどき、こういう目玉商品に出逢えるのも業務スーパーのいいところ。一人で出かけて、「わー!」とか驚きを表現できないのが残念だったが、エリンギの袋の山を写真に収めた。
まるでホタテ・ソテー
エリンギをいつもの縦切りではなく、輪切りにしてホタテに見立てた「まるでホタテ・ソテー」。格子状に隠し包丁をいれ、厚く輪切りにしたエリンギ。
オリーブオイルで焦げ目をつけ、香り付けにバター+醤油。または、同様にソテーして、香り付けのバター+塩こしょう+「食べるニンニク」をパラパラとふりかけてもおいしい。
エノキダケ
豚肉で巻いて焼いたり、鍋にも入れたりしたいキノコだが、我が家はビン入りなめ茸が好物で、ときどき大量に手作りする。
無添加の自家製なめ茸なら、お好みの味にできるし、たーっぷり頂けるのが嬉しい。
1袋分のエノキダケのいしづきを落としたら3~4cmほどの大きさにカットする。それに砂糖、醤油、みりん、酒(大さじ2~3を好みの味に加減)を加えて鍋に入れ、中火にかける。
ねっとりとぬめりがでてきたら、お酢を大さじ1加え、さらに煮詰める。お酢を入れたとたん、おなじみの瓶入りなめ茸に近づく。お酢はかしこい。お酢の持つ防腐作用で、冷蔵で一週間ほど日持ちし、冷凍保存もOK! あつあつごはんにのせていただくのはもちろん、納豆にまぜたり、大根おろしと和えたり、タマゴと混ぜて焼くのもおすすめ。
冷凍キノコミックス
キノコ類は冷凍保存すると旨味が増すので、そのままジップロックで冷凍保存できる。厳選されたキノコ種類をバランスよくミックスしている業務スーパーのキノコミックスは、シイタケ、サケツバダケ、ヒラタケ、マッシュルームの4種がゴロゴロ入っている。
これがあれば、キノコたっぷり鍋根もすぐできる。ベーコンと炒めたり、アヒージョに活用したり、キノコシチューやキノコクリームパスタなどにも使えて便利。
※鍋やシチューに大活躍する、その他の冷凍食品は下記の通り。
○冷凍野菜のブロッコリー148円。炒め物や温野菜、シチューに!
○肉だんご500g 、160円。お鍋にもよし、中華団子やミートボールにしても◎。
○芽キャベツ148円。
さらに、サトイモ、レンコン、ニンジン、シイタケ、ゴボウ、エダマメ、ソラマメなど。
ナス(山形県産一袋250円)を使って親指と小指を広げたぐらいの長さの大きなナスが10~12本詰まった袋が、なんと250円。ほんの少し傷ついていたり、かたちが不揃いだったりする大袋でも味は確か。小さめのナスも小袋で150円ほど。
かんたんナスの揚げ浸し
4~5本を大きめに輪切り、または乱切りで、フライパン+サラダオイルで炒める。そこへ、ナスが浸るぐらいのお水と「昆布つゆ」(大さじ3)を投入。味はお好みで。ぐつぐつ中火で火にかける。
味をみて、そのまま少し放置。冷蔵庫で冷やしても味が染みておいしい。カツオブシしや生姜の千切り、アサツキなどを添えて。
揚げナス 冷凍165円業務スーパーの冷凍食品のデザインはとてもシンプル。そのため、パッと目につくよう食材のイメージが色分けされているのも特徴。ちなみに揚げナスは紫のパッケージ。
こちらはレンチンしてカレーやトマトソースベースのスパゲティにトッピングしたり、ラタトゥイユ、ナスの煮物、麻婆ナスにも。アク抜きして、高温で素揚げし、油を切るという手間を省き、大幅時短になるのでおすすめ。
飲み物も他のスーパーよりグンと安い!
麺類いつも買うのはうどん。乾麺タイプもたっぷり入っていてお買い得なのだが、1玉19円の生麺タイプはサッとゆでて、あたたかいうどんにしたり、ざるうどんにしたり。鍋の〆にも。
冷凍讃岐うどん(200g×5袋147円)
つるつるシコシコ、しっかりコシがあって、かけうどんや鍋焼きうどんはもちろんのこと、かきたまうどんや、焼うどんにも。冷凍のまま保存できるので常備しておきたい。
きしめん1玉18円、冷凍きしめん5玉155円
のどごしつるりとおいしく、ゆででよし、昆布つゆ(生醤油)+生卵+ネギたっぷり+天かすなどで、釡たまうどんにしてもよし、鍋の〆にもいい。
焼きそば1人前19円、1kg148円
生ラーメン27円と、三食入りは122円と、とてもお得。好みのスープや具材で! 節約レシピに一役。1kg入りは、BBQにも大活躍!
おでんの具など寒い夜はおでんが恋しい。業務スーパーでは、おどろきの安さのお得パックが用意されている。1.1kg398円で具材たっぷり、やさしい味のおダシがしみている7種の具材がなんと3つずつ入っているから、三人家族なら1袋で満足。
シイタケ、タマゴ、うす揚げ、むすび巾着、ダイコン、タケノコ、コンニャク。おダシが充分にしみているので、そのまま鍋にうつし、あたためるだけ。たっぶり食べたいときは、2袋をグツグツ。
練りもの
また、北海道の食材で作られたサツマアゲ、チクワなどの練りものも50円前後。好きな具を買い足して、おでんにプラスしてもいい。サツマアゲ、チクワなどは煮物にしてももおいしいので、重宝する。
焼きチクワ2本48円。チクワ5本入り58円。チクワはリピート率高し。天ぷらにしてもおいしくいただける。また、お肉の代用として焼きそばや、野菜炒めに加えても◎。
業務スーパーの青さ粉78円は天ぷらのタネに入れて揚げると、磯風味が香ばしい。
こんにゃく
群馬産の生芋板コンニャク250g 45円。唐辛子入り43円、群馬産ねじりコンニャク320g75円。
手結びコンニャク59円、糖質0カロリーオフ麺も270g88円。
「あら、これもスーパーでよく買うものなのに」という商品が、40円以上安かったりする。
納豆、豆腐納豆、豆腐は、メーカーにもよるが30円~70円前後。なかでも何度もなんどもリピートしているのが下記。
とうふやのお惣菜 厚揚げ煮(158円)。
1パックに6等分された厚揚げが入っている。パックを開けて、そのまま食べてもいいと書いてあるが、あたためて食べてもいい。
私は温める派。深皿に入れてチンしてもOK。小鍋に入れてグツグツさせたりもする。アツアツで中までしっかりと味が染みて、頬張るとジュワーッと汁がしみ出てくる。
生姜の千切り、あさつきをちらせば、酒のつまみにも。もちろん立派なおかずにも。
ミネラルウォーター、ジュース、ヨーグルト、チーズなどペットボトル入り2リットル(信州安曇野、岐阜飛騨など)のミネラルウォーター50円前後から。もちろん他のスーパーで買うより安い。
メーカーにこだわらなければ小さなドリンク缶ジュースなど、30円程度で買える。リサイクルでき、捨てやすさから考えると、牛乳パックの方に手が伸びるという人も少なくない。私がリピートするのは下記。
100%フルーツジュース
どれも当たり! というぐらい美味しいので全種類、順番に購入している。90円代という安さも魅力。
牛乳
牛乳パックに入ったミルクティ78円。お湯をかければすぐ使える冷凍タピオカ300g 275円を混ぜてデザートドリンクにも。68円の牛乳パック入りコーヒー(無糖)もよく買う。こちらに牛乳を混ぜて無糖のカフェオレにしても風味がよくおいしい。
牛乳も170円前後。育ち盛りのお子さんが3人いる家庭では、牛乳をよく飲むからといつも3本ずつ購入するのだとか。まとめて買うと本当にお得感を感じられてうれしい! と言うその友人も業務スーパーファン。腰に手をあて、牛乳を飲む。一気に飲む。
北海道牛乳は178円。コクがあってとても美味しく、シチューやグラタン、パスタなどの料理も濃厚に美味しく仕上る。他に北海道バターが348円、バニラヨーグルト145円、ダノンヨーグルトは100円を切っていたりする。
今話題で人気のR-1や、ガセリ菌などのヨーグルトなども揃う。ふつうのスーパーより20円前後お得だ。牛乳同様、大家族で毎日家族に食べてほしい! という主婦の強~い味方。
QBB徳用スティックチーズ
このチーズが家になかったことはないというぐらい、幼い頃から食べている。たいていのスーパーでは300円代半ば以上の価格だが、業務スーパーではなんと300円を切っている!
チクワの中に入れてチーチクにしてもよし、それを磯辺揚げにしてもおいしい。ササミのお肉(豚肉でも)を観音開きにし、シソとこのチーズをくるくると巻いてカツに揚げる。この味のハーモニーは、神だ。
また、餃子の皮や春巻きの皮にくるりと巻いて、フライパンで揚げ焼きにすれば、中はあつあつとろ~りのチーズスティックフライのできあがり。
ファミリアチーズ350g 369円。他のスーパーでは475円ほどで売っているので、こちらも100円以上安く買える。このチーズも雪印メグミルクのもので昔からおなじみ。クラッカーにのせて生ハムや、サーモン、またはサラミ+きゅうりの定番のカナッペにしてもOK。
ロルフスモークチーズ313円
こちらもよく他スーパーで見かけるが、400円代のことも多い。そのまま食べてもいいのだが、2~3トーストに載せて、オーブントースターで焼く。
パンが好みの色に焼けたら取り出し、溶けたチーズをスプーンで塗り広げると驚きのおいしさ。ハムチーズを食べているような、濃厚なおいしさにうっとり。
とろけるシュレッドタイプのチーズも、コクがあっておいしい。最近見かけなくなったが、やはりスーパーで購入するよりも50~100円ほど安い。
とろけるナチュラルチーズ
最近、ロルフのナチュラルチーズ(シュレッドタイプ)は見かけないのだが、大容量の1kg入りのチーズ758円や、その半分ぐらいのとろけるチーズ318円なども、他店のスーパーに比べると100円前後安い。カルシウムの吸収率が食材の中では一番よいといわれるチーズ。育ち盛りのお子さんに。骨粗鬆の予防に。チーズ好きなら、業務スーパーがおすすめだ。
とろけるタイプのすべてのチーズは買っているが、どれもはがれなし。グラタンにもピザにも使えて便利。
大容量を買ったら、ジップロックに平らに入れて保存。食べるときはパキッと割って使いたい分だけ解凍する。我が家の定番は、おなじく業務スーパーの冷凍の広島産中粒カキ500g、698円を使ったカキグラタン。
パルメザンチーズ80g、215円 227g、455円
粉チーズは安くてたっぷり使えるこちらを愛用している。ミートソースに、オニオングラタンスープにササッとかけて。
これでシーザーサラダの美味しくてフレッシュなドレッシングも作れる。クルトンも150g158円なので、レタスさえあれば、いつでもドレッシングでサラダを味わえる。
シーザーサラダの手づくりドレッシング
粉チーズ20g、にんにくチューブ1cm、マヨネーズ大さじ2、牛乳(生クリームでもOK)大さじ2、塩少々、黒こしょう少々、隠し味にお砂糖ひとつまみ(練乳でもOK)、レモン果汁(または酢)小さじ1程度。塩加減はお好みで。
安く手に入れた調味料を賢く使う方法を紹介
調味料、乾物調味料関係も相当な種類があるのだが、リピートしているのがこぶ茶、鶏だしの素。
こぶ茶 北海道同南産真昆布使用 80g 92円
塩やダシの代わりにちょこっと足すことで、料理がグンと美味しくなる! 味が決まらない、もうひと味足りない、今までの料理をもっとおいしくしたい。そんなときに大活躍。
業務スーパーもっともリピート率が高い一品。通常のものは45g程度で300円代だが、業務スーパーでは倍くらい入って92円という安さ。
乾燥した昆布を粉末状にしたものに、塩分や砂糖、調味料他、あられなどが加えられ、飲料として飲むものというのが昆布茶のイメージ。もちろんふつうに飲んでもおいしいのだが、味のバランスがいいので、お料理に使うと劇的においしくなる!
料理をしていると味に自信がなくなってしまうときがある。もう少し塩気が必要かな? とか、味が決まらないなあ? とか、な~んか物足りないな~と悩んだら、このこぶ茶をふりかける。
すると本当に不思議なくらい味がまとまる。魔法のようなのだ。うまみ成分のグルタミン酸が、最高の仕事をしてくれるというわけだ。
地元にものすごくおいしいと噂のパスタ屋さんがある。ペペロンチーノやクリームパスタがあまりに美味しいので、カウンターに座ると、調理の様子がよく見えた。同じ食材を揃えて自宅でやってみたが、なかなか再現できなかった。
しかし、足しげく通って気づいたのだ。最後にふりかけていた魔法の粉が、こんぶ茶だったと。
ダシや塩の感覚で使ってOK!
たとえば、おかかのおにぎり。
『おかか+醤油』VS『おかか+醤油+こぶ茶』。
この2つのおにぎりを食べ比べれば、旨味の違いがすぐわかるだろう。
和洋中のお料理全般に使える。煮物、漬け物、おかゆ、鍋のつゆ、タマゴ焼き、肉豆腐、野菜炒めに、生姜焼き。チャーハン、焼きそば、和風スパゲティなど。
クリーム系のパスタやグラタン、シチューなどにも。コンソメや塩だけではなにかが足りない……というとき、ビシッと味が決まるので、ぜひお試しを。
鶏だしの素、185円
リーズナブルでジップ付なのでとても使いやすい。溶けやすい顆粒になっていて、和洋中のどの料理にも使える。
パッケージを開けたとき、もわっと独特の香りがするのだが、料理に使うとコクや風味があり、深い味わいになる。
野菜炒め、モヤシ炒め、チャーハン、中華スープはもちろん、餃子や唐揚げの下味にも使える。実はこちらの鶏だしの素との出会いは居酒屋さん。店主のつくるモヤシ炒めが本当においしくて、秘密を聞いたら、このパッケージを見せてくれたのだ。
中華スープ
水500ccを鍋でわかし、鶏だしの素を大さじ1投入。ワカメを適量入れる。煮立ったら溶きタマゴを回し入れ、ひと煮たち。香り付けのゴマ油小さじ1。ゴマ、こしょう、ガーリックをお好みで。
中華コーンスープ
お鍋に500ccの水、コーン缶、鶏だしの素大さじ1を煮立てる。小さじ2の水溶き片栗粉を入れとろみをつける。そこへ溶きタマゴを流し入れる。ひと煮立ちしたら、ゴマ油を適量入れ、香り付けする。(※鶏だしの素は、水300に対し大さじ1が適量の表記。味は好みで加減しよう!)
Hachiのゴマ塩、Hachiの78円均一調味料
食料品を扱う100円ショップでもおなじみのHachi製品が、業務スーパーではなんと78円で手に入る。瓶入りの、ガーリック、バジル、パセリ、シナモンなどから、一振りで辛くなる唐辛子など、すべて78円。袋入りも、食べるニンニク、極細トウガラシ(鷹の爪)、カレー粉、ローレル(ローリエ)は、おすすめだ。
食べるニンニクは、いわばフライドガーリックチップ。ラーメンや肉料理、スープやサラダへのトッピングにも。
S&Bのワサビ、ニンニク、生姜(チューブ入り薬味) 無着色40g 78円
スーパーより20円~30円ほど安く買えるのがうれしい。
直輸入調味料やパスタソース、ホールトマト
いつも買っているのがアンチョビ。ちょうどいい分量で料理をおいしくしてくれる。
他に、イタリアのVita社直輸入のスライスオリーブ200g185円、オリーブブルスケッタ190g185円、アラビアータパスタソース400g215円、ペストジェノベーゼ190g265円、トマトソース600g265~295円(ガーリック、チーズ、バジル他)、ピクルス(400g 185円)などなど。
また、FLOTTOのアンチョビ(瓶298円、チューブ195円)、SACLAのセミドライトマトなど、お目当ての食材が手に入るのも魅力だ。
SACLAのペストジェノベーゼ(270g298円)はイタリア伝統のチーズであるペコリーノやロマーノチーズを使い、バジル、ひまわり脂、カシューナッツ、にんにく、松の実、エキストラバージンオリーブオイルなどで作られているもの。賞味期間が長く、輸入物のマスタード&ケチャツプ容器のような形状なので、片手でポンッと蓋が開けられ、適量出せるのが、とても便利。このSACLAの商品は外国食材のお店で購入すると800~900円前後するので、知っている人はこの価格にびっくりするだろう。
どれも、パスタと和えるだけ。チューブ入りは珍しく、瓶は重くて捨てるのも大変という人にはちらをおすすめ。
パスタも直輸入で100円以下の商品がたくさんある。缶詰も豊富で、ホールトマトなどは75円という破格値。
カレーに入れるととても美味しくなるスイートマンゴーチャツネは350g 185円。
他に、ミル付きヒマラヤピンクソルト148円、ミル付きホールブラックペッパー278円、ミル付きハーブソルト198円など、小ぶりで使いやすく、お手軽なミル付きの調味料もおすすめだ。
業務スーパーは、カルディや成城石井のようにおしゃれではないけれど、実質本位の消費者には魅力がある品揃えだ。
まだ業務スーパーは未踏という友達も多いが、海外旅行のときに感動した味の再現が容易なのも業務スーパーの魅力だ。

ウレぴあ総研

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