ジン ひぃたん『世界観の情景』
- 第15回 『時の大地を泳ぐクジラ』
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唄では表現し切れない、濡れ出る世界観を絵に納める。この連載では、自分の内面を改めて見直すという意味も込めて、見てくれる皆様に敢えて絵の解説をしてみようと思う。
クジラというのは雄大な生き物だと思う。
私は幼き頃、NHKの生き物地球気候という番組ばかり観て育った。
むしろ、ほとんどそれしか観てない、と言っても過言ではない。
その番組では世界中の色んな生き物をクローズアップしているのだが、
そこでよく、クジラの特集を観た。
テレビの中でしか見た事のないほ乳類最大の生き物が、
世界の海のどこかに生きているのかと思うと
なんだか不思議な気がする。
東京に住んでいると、
動物園 に行かない限り圧倒的に大きな生き物に出逢う機会は
そうそう無い。
それどころか、生き物の気配を探すことでさえ、
都会の中では難しい。
どこもかしこもビルだらけ、空を見る事さえままならないが、
そんな『人間』という生活とおんなじ時間を、
この大きくて美しい生き物も一緒に過ごしているのだ。
きっと、時間の流れの感じ方も違うのだろう。
いつか、近い未来の中で、
本物のクジラの姿をこの目で見てみたいものだ。
私は幼き頃、NHKの生き物地球気候という番組ばかり観て育った。
むしろ、ほとんどそれしか観てない、と言っても過言ではない。
その番組では世界中の色んな生き物をクローズアップしているのだが、
そこでよく、クジラの特集を観た。
テレビの中でしか見た事のないほ乳類最大の生き物が、
世界の海のどこかに生きているのかと思うと
なんだか不思議な気がする。
東京に住んでいると、
動物園 に行かない限り圧倒的に大きな生き物に出逢う機会は
そうそう無い。
それどころか、生き物の気配を探すことでさえ、
都会の中では難しい。
どこもかしこもビルだらけ、空を見る事さえままならないが、
そんな『人間』という生活とおんなじ時間を、
この大きくて美しい生き物も一緒に過ごしているのだ。
きっと、時間の流れの感じ方も違うのだろう。
いつか、近い未来の中で、
本物のクジラの姿をこの目で見てみたいものだ。