ビル・フリゼール、18年ぶり
ソロアルバムを全世界同時リリース
USギター界の重鎮ビル・フリゼールの最新アルバム『ミュージック・イズ/Music IS』が3月16日に全世界同時発売される。
2000年発売の『ゴースト・タウン/Ghost Town (Nonesuch)』以来、18年ぶりのソロアルバムとなる同作は、OKehレーベルからの第4弾作品。ぺトラ・ヘイデンと共演した前作『星に願いを』から2年ぶりのスタジオ録音となる。「ソロでやるのは、常に挑戦」と語るビル。録音はオレゴン州ポートランドにあるタッカー・マーティーンが持つスタジオ、フローラ・レコーディング・アンド・プレイバックで2017年8月に行われ、プロデュースは長年タッグを組むリー・タウンゼントが担当した。
ビルは最も信頼する仲間のサポートを得て完成した同作について「僕にとって音楽は常に、人とどうやって一緒にやるかだから。会話をするようなもの。コール・アンド・レスポンス。一人きりで演奏するのはまるで異次元だよ。考え方をかなり変えないといけない。今回のレコーディングに先立って、ニューヨークのザ・ストーンで一週間ライヴをしたんだ。毎晩、今までやったことのない曲をやってみた。意図的に、自分が少し不安定な状態をキープしていた。居心地悪い、不安な感じだ。安全だとわかっていることに甘んじたくなかった。その流れをスタジオにそのまま持ち込めればと思った。事前に全部計画を立てておくのは嫌だったんだ」 とコメントを寄せている。
収録曲は全曲オリジナルで、新作のみならず、「イン・ライン」や「ランブラー」等、ECMで初めてアルバムをリリースした初期の曲も取り上げて再録音。「自分が作った曲をレコーディングしたいというのは、最初からはっきり思っていたこと。ここ数年、他の人が書いた曲のプロジェクトがとても多かった。でも、そろそろ自分の音楽に戻る時だったんだ。このアルバムに収録しているのは新作もあれば、かなり昔のものもある。50年以上、ひたすら音楽をやってきた。理解しつくすことはない。年をとることのすごいところは、はるか昔に聴いたり演奏したりしたものを再訪できること。常に新たな発見や、発掘がある。新たな道が開けてくる。本当に運が良ければ、それまでの道中で何か習得できたものがあったことに気付くかもしれない。そういう長焦点レンズを通して自分の音楽を眺めるのは、不思議なものだよ」と締めくくった。
80年代からジャズ・ギタリストの最前線で活躍するビルの音楽スタイルは、プログレッシヴ・フォーク、ルーツ、ノイズ・ミュージック等多様なテイストを取り入れた唯一無二のもの。本質をみつめて我が道をゆくギタリスト、ビル・フリゼールの音楽にはよころびがあふれている。
2000年発売の『ゴースト・タウン/Ghost Town (Nonesuch)』以来、18年ぶりのソロアルバムとなる同作は、OKehレーベルからの第4弾作品。ぺトラ・ヘイデンと共演した前作『星に願いを』から2年ぶりのスタジオ録音となる。「ソロでやるのは、常に挑戦」と語るビル。録音はオレゴン州ポートランドにあるタッカー・マーティーンが持つスタジオ、フローラ・レコーディング・アンド・プレイバックで2017年8月に行われ、プロデュースは長年タッグを組むリー・タウンゼントが担当した。
ビルは最も信頼する仲間のサポートを得て完成した同作について「僕にとって音楽は常に、人とどうやって一緒にやるかだから。会話をするようなもの。コール・アンド・レスポンス。一人きりで演奏するのはまるで異次元だよ。考え方をかなり変えないといけない。今回のレコーディングに先立って、ニューヨークのザ・ストーンで一週間ライヴをしたんだ。毎晩、今までやったことのない曲をやってみた。意図的に、自分が少し不安定な状態をキープしていた。居心地悪い、不安な感じだ。安全だとわかっていることに甘んじたくなかった。その流れをスタジオにそのまま持ち込めればと思った。事前に全部計画を立てておくのは嫌だったんだ」 とコメントを寄せている。
収録曲は全曲オリジナルで、新作のみならず、「イン・ライン」や「ランブラー」等、ECMで初めてアルバムをリリースした初期の曲も取り上げて再録音。「自分が作った曲をレコーディングしたいというのは、最初からはっきり思っていたこと。ここ数年、他の人が書いた曲のプロジェクトがとても多かった。でも、そろそろ自分の音楽に戻る時だったんだ。このアルバムに収録しているのは新作もあれば、かなり昔のものもある。50年以上、ひたすら音楽をやってきた。理解しつくすことはない。年をとることのすごいところは、はるか昔に聴いたり演奏したりしたものを再訪できること。常に新たな発見や、発掘がある。新たな道が開けてくる。本当に運が良ければ、それまでの道中で何か習得できたものがあったことに気付くかもしれない。そういう長焦点レンズを通して自分の音楽を眺めるのは、不思議なものだよ」と締めくくった。
80年代からジャズ・ギタリストの最前線で活躍するビルの音楽スタイルは、プログレッシヴ・フォーク、ルーツ、ノイズ・ミュージック等多様なテイストを取り入れた唯一無二のもの。本質をみつめて我が道をゆくギタリスト、ビル・フリゼールの音楽にはよころびがあふれている。