カルト歌謡カルタ【れ】戸川純「レ
ーダーマン」
いつまでも人々の心の片隅に残り続ける珍曲や迷曲たち。売れることを考えて作られたとは思えない破天荒な作品に、その時代の心の豊かさと歌謡界の度量の大きさを感じる。いまこそ、その真髄を継承すべく、魔法のカルタで拡散!
「レーダーマン」
1984年発表
歌:戸川純
作詞:フォックス
作曲:泉水敏郎
編曲:白井良明
「レーダーマン」は、ニュー・ウェーブ・バンドのハルメンズのアルバム『ハルメンズの近代体操』(1980年発売)に収録されている。同曲を戸川純(当時23歳)がカバーし、2枚目のシングル曲としてリリースした。
戸川純は、ハルメンズの前身バンド、8 1/2(ハッカニブンノイチ)の追っかけをしていたことがきっかけで、ハルメンズにゲストボーカルとしてライブ参加。バンド解散後、ゲルニカを結成。細野晴臣(YMO)プロデュースで1982年「改造への躍動」(作詞:太田螢一 作曲・編曲:上野耕路)でアルバム・デビュー。活動休止後の1983年に、“戸川純とヤプーズ”を、泉水敏郎(元ハルメンズ・ドラムス)らと結成、現在も活動を続けている。ソロとしても、1984年に『玉姫様』でアルバム・デビュー。元ハルメンズの佐伯健三(ボーカル)・上野耕路(キーボード)らが楽曲制作に参加している。「レーダーマン」の編曲を手がけた白井良明は、ムーンライダーズのギタリストで、沢田研二や加藤登紀子など数多くの歌手のプロデュース、アレンジをしている。
型にハマり、個性をなくした人々を例えた「レーダーマン」。それに相反する戸川純の猟奇的なパフォーマンス。目を見開いた表情、奇声のような甲高いシャウト、時にランドセルを背負った小学生の格好になるなど異様な衣装……。ニュー・ウェーブ(パンク・ロック)を取り入れた唯一無二のアヴァンギャルドな表現で、聴く人を驚愕させる。
解説・イラスト:はらめがね
歌:戸川純
作詞:フォックス
作曲:泉水敏郎
編曲:白井良明
「レーダーマン」は、ニュー・ウェーブ・バンドのハルメンズのアルバム『ハルメンズの近代体操』(1980年発売)に収録されている。同曲を戸川純(当時23歳)がカバーし、2枚目のシングル曲としてリリースした。
戸川純は、ハルメンズの前身バンド、8 1/2(ハッカニブンノイチ)の追っかけをしていたことがきっかけで、ハルメンズにゲストボーカルとしてライブ参加。バンド解散後、ゲルニカを結成。細野晴臣(YMO)プロデュースで1982年「改造への躍動」(作詞:太田螢一 作曲・編曲:上野耕路)でアルバム・デビュー。活動休止後の1983年に、“戸川純とヤプーズ”を、泉水敏郎(元ハルメンズ・ドラムス)らと結成、現在も活動を続けている。ソロとしても、1984年に『玉姫様』でアルバム・デビュー。元ハルメンズの佐伯健三(ボーカル)・上野耕路(キーボード)らが楽曲制作に参加している。「レーダーマン」の編曲を手がけた白井良明は、ムーンライダーズのギタリストで、沢田研二や加藤登紀子など数多くの歌手のプロデュース、アレンジをしている。
型にハマり、個性をなくした人々を例えた「レーダーマン」。それに相反する戸川純の猟奇的なパフォーマンス。目を見開いた表情、奇声のような甲高いシャウト、時にランドセルを背負った小学生の格好になるなど異様な衣装……。ニュー・ウェーブ(パンク・ロック)を取り入れた唯一無二のアヴァンギャルドな表現で、聴く人を驚愕させる。
解説・イラスト:はらめがね
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