新撰組への想いを聞きたい！山本涼介
が会ってみたい偉人BEST3

2月8日から開幕する、もののふシリーズ最終章、舞台『駆けはやぶさ ひと大和』に新撰組隊士・沖田総司役として出演する山本涼介。江戸時代を中心に描かれる本作にかけて、彼が会ってみたい偉人BEST3を選出！1位はもちろん納得ですが、2位、3位のチョイスにびっくり。特に3位を選んだ理由はいろんな意味でなるほど！と思ってしまう人も多いはず。そして、本作については、これまで様々な表現をされてきた役へのプレッシャー、彼ならではの殺陣での苦悩などを語ってくれました。いざ本番ではどんな姿を披露してくれるのか楽しみです!!

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【1位】沖田総司

『駆けはやぶさ ひと大和』で演じさせていただくこともあり、今一番会いたい人です。“人斬り集団”と恐れられた新撰組の中でも随一の剣の達人、結核で夭逝した薄命の人、色白な美青年といったことが言い伝えられていて、多くの小説やマンガで描かれ、映画や舞台やアニメでいろいろな方が演じてきた彼が実際はどんな人物だったのか、とても興味があります。会えたら、新撰組のことをどう思っていて、近藤勇や土方歳三、斎藤一と実際にどう接しているかを聞いてみたいです。

【2位】織田信長

沖田総司を演じるまでは、織田信長が“会ってみたい偉人”の第1位だったんです。室町幕府を事実上滅ぼして、あと一歩のところで死んでしまったものの天下統一を目指すことができたのは、人を惹きつけるカリスマ性、リーダーシップがあったからこそ。もし会えるなら、時期的には桶狭間の戦いあたりがいいですね。並の人にはできないことを成しとげた人の家来となって、巧みな戦術や決断力、実行力、先見性を目の当たりにしたいです。

【3位】坂本龍馬

NHK大河ドラマ『龍馬伝』をずっと観ていて。福山雅治さん演じる坂本龍馬がすごくカッコよかったということもあって、僕の中で魅力を感じる人なんです。薩長同盟に尽力し、長らく鎖国状態だった日本を文明開化へと導いた龍馬には、2位に挙げた織田信長とはまた違ったカリスマ性があると思うんですよ。そういう人が今の時代にいたらどうなるんだろうと思うと……会ってみたいというよりは、ぜひ現代にやって来て日本をより良くしてほしいです。

■山本涼介から舞台『駆けはやぶさ ひと大和』への意気込みが到着！

歴史に名を残した新撰組の中でも、沖田総司は多くの人が知っている人物。映画やドラマ、舞台、アニメなどいろいろな作品で描かれてきたわけで、正直プレッシャーはありつつ……『駆けはやぶさ ひと大和』で僕が演じる沖田総司は、あまり翳がなくて明るい人柄なんです。いい意味で、みなさんの中にある“沖田総司像”を裏切れるんじゃないかなと思うし、自分なりの沖田が演じられるというやりがいがすごくあります。

沖田は剣の達人なので、今作においてもやはり殺陣のシーンがたくさんあって。斎藤一役の青木玄徳さんの提案で僕の身長に合わせて刀を長くしてもらっているので、振り上げた刀を止めるときにはだいぶ力が要るし、まだ稽古序盤なんですけど、すでに右半身はバキバキです（笑）。でも、きれいに決まればきっと舞台映えすると思うので。殺陣の上手な方が揃っている現場ですから、みなさんから学びつつ、本番までにしっかり最強の剣士になりたいと思います。

文／杉江優花