【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#33 音
楽家・坂本龍一の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

幸運なことに思いもつかない仕事をやれ
と言われたら、まず自分をそこに投げ込
むことです

坂本龍一が語る仕事-3』(朝日新聞デジタル 朝日求人ウェブ/2009年4月26日掲載)より

※坂本龍一は、YMO散開のあと、映画『戦場のメリークリスマス』(1983年)で役者と映画音楽の両方に初挑戦。その後、映画『ラストエンペラー』(1986年)で、世界的に評価されることになる。そのような展開を振り返りつつ、読者に投げ掛けた言葉である。「映画監督はとくに常軌を逸してるけど、でもそういう人と仕事をすることが自分の限界を広げる重要な機会になってくる」と語っている。


坂本龍一(さかもとりゅういち)
1952年生まれ、東京都中野区出身。東京藝術大学大学院修士課程修了。在学中にスタジオミュージシャンとして音楽活動をはじめる。1978年、「千のナイフ」でソロデビュー。同年、テクノポップを世界に知らしめたイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成する。映画『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞音楽賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞とゴールデングローブ賞最優秀作曲賞など、世界的な音楽賞を多く受賞している。2014年より東京藝術大学で客員教授を務めている。もはや、「教授」は愛称ではない。

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