関西を拠点に活動するSSWのぽてさらちゃん。とKITANO REM、女性ボーカルバンドTETRAに注目。【インタビュー】

関西を拠点に活動するSSWのぽてさらちゃん。とKITANO REM、女性ボーカルバンドTETRAに注目。【インタビュー】

関西を拠点に活動するSSWのぽてさら
ちゃん。とKITANO REM、女性ボーカル
バンドTETRAに注目。【インタビュー

twinkle Xmas★出演者インタビュー

2017年12月22日開催のライブイベント「twinkle Xmas★」に出演した「ぽてさらちゃん。」と「KITANO REM」と「TETRA」にUtaTenが取材を行いました。自身の楽曲について、これからの活動について、たくさんお話を伺いました。是非3組の魅力に触れてみてください!
前回のインタビュー記事はこちら!→https://utaten.com/specialArticle/index/2272
『きらっきらにぶちころしたいっ!』がぽてさらちゃん。がやりたいこと
--では、自己紹介をお願いします。
ぽてさらちゃん。:はい。ぽてさらちゃん。です。大阪を中心に歌ったり、怒ったり、泣いたり、歌ったりしています。東京は月1回ライブをしに行きます。以上です。
--ありがとうございます!去年の話になりますが12月22日に#G8にて行われたイベント「twinkle Xmas★」に出演してくださりありがとうございました。
ぽてさらちゃん。:ありがとうございました。ほんとに。
--イベントはどうでしたか?
ぽてさらちゃん。:主催者の愛を感じるイベントでした。あと個人的に、DJの方に「何の曲が好き?」って聞かれて、出番前に自分の好きな曲を流してくださったのが、めっちゃ嬉しかった。
--おお!それは何の曲だったんですか?
ぽてさらちゃん。:『夢のENDは いつも目覚まし!』っていうB.B.クィーンズの曲。しんちゃんの曲やったかな。それを流してくれてテンション上がった。面白かった。あと、お菓子がいっぱいあって、演者がお菓子を食べてたっていうのは覚えてます(笑)
--そうでしたね(笑)楽しかったです。また機会があればお願いします!
ぽてさらちゃん。:ぜひ!
--ありがとうございます。では、ぽてさらちゃん。の楽曲についてお聞きします。私は個人的に『最終章』と『きらっきらにぶちころしたいっ!』が好きです!
ぽてさらちゃん。:嬉しい。とても。『最終章』はMVをYouTubeに載せてて、そこに歌詞を全部載せているんですけど、ちょっとだけ読み方が違うかったりとか、歌詞にはない部分で、いわゆる間奏みたいなのを何個も何個も入れて変な展開にして、そういうとこにも意味があったり、思い入れがあったりするので、観ていただいてなんやらかんやら想像してくれたら(笑)
--映像が結構怖いですよね(笑)
ぽてさらちゃん。:そうですね(笑)
--どういうメッセージが込められてますか。
ぽてさらちゃん。:『最終章』っていうタイトルが、バイオハザードのザ・ファイナルっていうのを直訳したもので。MVに出てくる人はゾンビが好きで、私はゾンビが大っ嫌いだから、それをちょっと嫌味に、逆手に取ってゾンビになって歌ってます。
--バイオハザード嫌いなんですか(笑)
ぽてさらちゃん。:大っ嫌い(笑)結構いつもライブの日に歌詞を書くことが多くて。いや、普段から考えてるんですけど全然できなくて、リハーサル終わって本番までの間とかに作ることが多くて。『最終章』は、その日にどうしても言いたくて言いたくて、でも家で全然できなくて。で、結局リハーサルも終えて公園に行って考えてた時にすらーって書いて作った曲で、だから歌っぽいのじゃなくてセリフっぽいっていうか、言葉のまんまの感じなので、一回はミュージックビデオ観てもらって、もう一回は歌詞見ながら読んでもらっても面白いかなって、他の曲にも増して思う曲ですね。
--では、『きらっきらにぶちころしたいっ!』についても聞かせてください。
ぽてさらちゃん。:『きらっきらにぶちころしたいっ!』っていうのは、題名からぽてさらちゃん。が、あの曲だけは感情っていうよりも「こんな歌」っていう自己紹介みたいな気持ちで作ってて、ぽてさらは悲しいとか嫌な気持ちを肯定してそれもステージの上で泣いてメンヘラだって歌うんじゃなくて、きらきらにできたらなあって。生ごみをリボンでラッピングするようなライブをしたい。まさに『きらっきらにぶちころしたいっ!』がぽてさらちゃん。がやりたいことです。
--とても世界観が出てますよね。
ぽてさらちゃん。:この曲は説明するより歌で受けてもらうほうがいいのかもしれない。
--ご自身でお気に入りの歌詞は?
ぽてさらちゃん。:『きらっきらにぶちころしたいっ!』の最後に「今生きてるよ」っていうありがちな歌詞があるんですけど、あれはお客さんがいないときらきらは成り立たないっていうことで今日もあなたのおかげで生かしてもらってますっていう気持ちと、悲しいも全部集めてきらきらにしていくぞっていう、自分への圧力でもあります。
--かなり感情を込めた1曲なんですね。
ぽてさらちゃん。:そうですね。思い入れがあります。ヒーローっていう単語が歌詞の中に出てくるんですけど、ぽてさらにとってのヒーロー。そういう会えない人にもきらきらにやってたらいつか会えるんじゃないかという。普段から願掛けがちなぽてさらの願望ですね。夢というか、ぽてさらの希望です。1位くれなかったっていう歌詞です。悲しくも希望です。
--ありがとうございます。では、2017年はぽてさらちゃん。にとってどんな1年でしたか?
ぽてさらちゃん。: 2017年の1か月ごとの目標を決めて、それを全部クリアしたのでよかったかなと思います。ただ、6月に目標がなくて適当に「結婚」って書いてしまったから、それだけはクリアしてない(笑)それ以外の音楽のことは全部達成したこと、大きかったかな。自分がやる気を出したら周りの人も動いてくれたり、夢があるなあと思いました(笑)こんな取材とかも掲載してもらえると思ってなかったし、すごい嬉しい。
--こちらこそ、ありがとうございます。去年は本当にたくさんのことに挑戦されたんですね。
ぽてさらちゃん。:はい。去年は、企画を6本しました。ツーマンライブだったり、路上ライブを三週間連続でしたり。あと10月に、umeda QUATTROに出演しました。平日のオープニングアクトで出番が18時やから、お客さん集まらないよって言われたりして。でもそのイベントに次はオープニングアクトじゃなくて本編で出たかったから、「手売りチケット40枚売れないと坊主にする」って宣言したんですよ。言ってから気づいたんですけど、もう二週間前やって(笑)最終的に50枚売ったのかな。
--えー、すごい!
ぽてさらちゃん。:すごく刺激になったし、のちにプレッシャーになったんですよ。もし次同じことをしても一ヶ月で50人呼べる自信ない。けどあれは大きかったし、何年も前から知ってるバンドと共演出来ることが誰よりも嬉しかった。QUATTOROに立てることと一緒に出れることが。それでがむしゃらさが負けなかったなあと思う。これからも挑戦していきたいですね。
--では、次に、仲のいいアーティストを教えてください。
ぽてさらちゃん。:「いびつな三角」っていう定期イベントを開催していて、そのメンバーの小森亮汰と斧出拓也は仲良くさせてもらってますね。小森さんは専門学校からずっとお世話になってる人で、斧出さんはライブを観て一目惚れしました。2人も結構他のアーティストの企画に出たりしてるけど、他でできないことをこの3組でしたいなあって。2人とも普段はそれぞれ弾き語りで活動していて、ライブ観に行ったり、観に来てもらったり。プライベートでも遊んでいて、プロレスしたりしてます(笑)女装させてブロマイド売ったり(笑)
--(笑)

ぽてさらちゃん。:一回目の企画の時に、元カノの写真とか複雑な三角のもの持って来てくれたら缶バッチをあげるよって言って、3人でプリクラを撮ってそれを特典の缶バッチにして配りました。
--おお、面白い(笑)そのイベントの出演者は3人だけですか?
ぽてさらちゃん。:そうです。次は4月11日に決まってます。あの2人はお客様呼んでくれません。
--それ言っていいんですか(笑)
ぽてさらちゃん。:いいんです(笑)曲はみんなバラバラで音楽性も違うけど、ぜひぜひ来てください。
--ふふふ。わかりました(笑)今年の目標を教えてください。
ぽてさらちゃん。:今年の目標…、去年は知らない間に企画を6回やってたんですが、今年は毎月企画を打つって宣言してしまって、今4月までは決まってるんかな。毎月企画ライブを打つっていう。すぐさぼるんで、ぽてさら(笑)
--(笑)もう宣言しとかないとっていうことでね。
ぽてさらちゃん。:はい。それで、3月11日にワンマンライブをします。歌う魚っていう愛がある箱があるんですけど、そこでの史上最高動員っていうのをノルマにしちゃったので、また、這いつくばって路上ライブとか、がむしゃらだけで頑張っていこうと思います。
--自らハードルを上げていくっていうスタイル(笑)
ぽてさらちゃん。:そう。失敗しましたね。1日1枚売っても間に合わないらしい。あれ?1日1枚じゃ足りない!って。これも言ってから気づいたんです。いつもアホなんですよ、やる気だけなんです。
--(笑)
ぽてさらちゃん。:みんな買ってね。損したと思ったら返金保証付けてるので返金します。
--ほんまに返金するんですか(笑)
ぽてさらちゃん。:ないと思って付けちゃってる。今のところ、今年の目標は3月のワンマンライブしか見えてなくて。
--去年よりも今年のほうが更に挑戦って感じですかね。
ぽてさらちゃん。:はい。頑張ります。お客さんにケツを蹴ってもらいながら進んで行きます。
--頑張ってください!
ぽてさらちゃん。:ありがとうございます!
ぽてさらちゃん。 ライブ情報
2018年3月11日 歌う魚
『ぽてさらちゃん。初ワンマン!路上で5,6時間歌ったもん、ワンマンなんて怖くないっ!』
act)ぽてさらちゃん。
open/start 18:30/19:30
adv/day ¥2500/¥3000(1d別)

映像を言葉に変換するKITANO REMの音楽観と「黎明演説」
--初めに、自己紹介をお願いします。
KITANO REM:KITANO REMです。弱くて強い唄を歌っています。シンガーソングライターです。野菜が嫌いです。よろしくお願いします。
--よろしくお願いします!去年の話になりますが12月22日に#G8にて行われたイベント「twinkle Xmas★」に出演してくださりありがとうございました。当日のライブはどうでしたか?
KITANO REM:お誘いくださりありがとうございます!クリスマスイベントなのでパーティーっぽいのかなと思いつつ温かい感じで居やすかったです。とっても楽しかったです。クリスマスいつもひとりなので(笑)誘ってもらえなかったらさみしかっただろうなと。
ぽてさらちゃん。はもちろん好きなので、普通に対バンできて、ああ!久しぶりだなぁ!と思って嬉しかったし、SAPPYさんも好きなバンドの企画で見たことがあったので嬉しかったです。あと、ポツリさんとTETRAさんは会ったことなかったんですけど、若いバンドみたいだから私も頑張ってまた一緒に出来たらなぁと思いました。
--ありがとうございます。では、KITANO REMさんにとって2017年はどんな1年になりましたか?
KITANO REM:2017年は初めてのMVを3本出したんですけど、音楽がネットを通して知らない人に届いていく感じもすごく嬉しかったし、今年はバックバンドをつけさせてもらってバンドでライブすることも増えました。今まで弾き語りだけだったんですが、今年は色んなやり方で音楽が出来て世界が広がりました。
知ってもらえて聴いてもらえて始めて存在できるので本当に色んな人に感謝しています。素敵な一年でした。
--MVの制作はどうでした?
KITANO REM:曲が映像になっていくのが新感覚でした。単純に世界観を映像に落とす作業が難しかったけどすごく楽しかったので、もっともっとしたいなって思いました。頭の中のものが100%届く日は来ないと思うので、それを突き詰めていこうと。曲によって結構イメージが違うので、それを伝えるためにも映像というものをもっともっと勉強して、100%に近づけられるように。撮ってくれた人もすごく親身になってくれて、こうしよう、ああしよう、とアイデアを持ち寄ったりYouTubeで色んな映像をみたりして、知らない事を知れたり、人と仕事をするというのがとっても楽しいと感じました。
--なるほど。そういえば昨年末に「REM」から「KITANO REM」に改名されましたよね。何かきっかけがあったのですか?
KITANO REM:そうなんです!検索にずっとひっかからなくて。イギリスにR.E.M.ってバンドがいて、10代のときは「いつか追い越してやるぜ!」って感じだったんですけど、いやさすがに…ってなって。被ってたら出てこない。レム睡眠も出てくるし。検索がひっかかんないから名前を変えようと思って、でもREM以外自分は当てはまんなくて。やっぱREMだなーって思って、それで苗字をつけようっていうことで、大好きな北野武の北野。本当に好きで。北野映画もすごい好きで。大好きな人の名前だったら、守られているような感覚になるじゃないですか。だからどこまででも戦えるような気がしたし。いつか会いたい(笑)
--えー、そうなんだ!普通に本名で北野さんなんだと思ってた(笑)
KITANO REM:全然違います。でも本名だと思われるのも面白いから、いいやと思って。遠くの人にもMVとかでもっと届いてほしいなって思ったときに、名前がひっかからなかったらすごく小さなことで足をとられてるような気がしたので、そんなことなら届くために名前を変えようと思って、「ジャンキーの革命」のMVを出したとき同時に改名しました。気に入ってます。
--もう慣れました?ライブのときにREMって言っちゃいそう。
KITANO REM:最初は苗字忘れちゃったりしてたけど今はもう大丈夫!「KITANO REMです!」って!フゥ~(変な踊り)
--(笑)では、次に、この界隈で影響を受けたアーティストがいるとのことで。紹介してください。
KITANO REM:はい。Kill My 27っていうんですけど、すごく好きで、私は神様だと思ってる。HITOMIさんっていう方が一人でしてるオルタナティブバンドで、サポートでドラムとベースの方がいらっしゃるのですが皆さんの演奏は勿論素晴らしいし、ライブで本当にエネルギーをもらえます。センスもとても鋭くて、その人のことも好き。闇を光に変えてくれる人だと思ってます。とても激しいけど側にいてくれるような優しさにも聞こえます。救われています。
--REMさんは多ジャンルで音楽好きって感じがすごく伝わります。
KITANO REM:音楽は大好き!クラシックも大好きです。テレビとかに出ている人とかじゃなく、触れられる音楽ではKill My 27さんが一番憧れの人!すごくカッコいいです。
--では、KITANO REMさんの楽曲について教えてください。
KITANO REM:1番最近に出したMVで「ジャンキーの革命」があって現実から離れてトリップしてそれがループしていくって曲なのです。中毒的に感じてもらえるように同じコードで少しずつ激しくしたり歌詞も1番と2番で同じ歌詞を使ってみたりしました。好きな歌詞をあげてもいいのですか!「潰れた苺 千切れた木の葉 破れたノイズ 虚ろな目と目」っていうのが特にお気に入りです!自分の中では思いついた情景がうまく言葉に落とし込めたなっていうところ。「ああ~、なんて言ったらいいんだろうこれ!」って思ったときにやっと出てきた感じ。「路を塞いだ 犬を跨いだ」ってところは1番にしか出てこないのですがここからサビに行くので歌ってて楽しい歌詞にしました。三連符になるところが最後に出てくるのですがそれは曲の中でも特に錯乱をイメージしました!
--推し曲ですか?
KITANO REM:MVではこれをまず、みて欲しいです!!勿論推してます!!
KITANO REM:一作目のMV「君の海」は、全体的にキレイに全部言いたい事が歌詞ですぐに書けました。他人の記憶の海に浮かんだまま泳げずに沈めないって曲なんですが、一番気に入ってるとこは「金魚は死んだから浮かんだ」です、冒頭の。丁度その時家で金魚の写真をみてて、昔死んだ金魚に自分を投影しました。自分の闇が聴いてくれた人にとって救いになればと思って作りました。
--歌詞にこだわりが強いイメージですが、どのように作詞をされているんですか?
KITANO REM:映像が先にある場合が多いです。それを言葉にするのに苦労します。妄想……というか。こういう場所、こういう色、これが動いてるとかがあって、伝えるために言葉を選ぶんで歌詞にします。その中で、実体験が混じってたりとか。自分自身を理解してほしくて音楽を始めたので、歌詞での気持ちや言葉に嘘はないようにしています。でもその反面で自分の人格とか自分の考えとかが未熟すぎて、他人のことを上手く考えられない所や一人だけの世界に入りすぎてしまったりしている事に絶望して自己嫌悪が止まらない事がよくあって苦しい時もあります。自分を好きになりたいですが今はまだとても嫌いです。でも曲だけにはそれが無くてそれだけにはプライドを持っているのが救い。唯一認められたものでもあるからだとおもいます。孤独から救ってくれた音楽は本当に大好きです。
二作目のMV「パラレルワールドメリーゴーランド」なら「何処を見ても落ちている私の死体踏み付けても動かない」ってとこが好きです。
--怖い(笑)
KITANO REM:パラレルワールドに行ってますから(笑) 妄想みたいな、自分の中で考えて今死体が此処にいる!っていう遊びみたいな。実際は見えてないですよ!(笑)自分がいっぱい死んでて、踏んでも動かないっていう映像が浮かんでて、それを言葉にしたくて。そのまま思ってるのが出たっていうやつ。昔から本当に自分の世界が強すぎて、孤立したりしちゃう事も多分あったけど、こんなパラレルな妄想世界も楽しいよ!ってこの曲で人を楽しませたかった。怖いかな?(笑)ラブソングは生身の人間にあまり恋をしないので今はほぼないかな。
--ええー!(笑)
KITANO REM:書きたいですよね。でも「極彩色」はラブソングに近いです。大好きな親友の女の子のために作ったんですけど、歌っていくうちにお客さんとか音楽自身のことを考えて歌ったりして。ラブソングみたいになってます。聴いてみてください。
--たくさん曲書いてはるんですね。
KITANO REM:多分80曲はあるんですけど、捨ててるというか、あっためてたりとか引き出しにしまってる曲とかあるので、ちゃんと歌える曲は10曲とか。
--逆に少ない(笑)あえて置いてるみたいな感じ?
KITANO REM:こういう時に歌おうって置いてる曲とかもあります。十代のとき作った曲とかだったら考えが幼いなとか、今は生々しすぎるというか、まだ歌いたくないなって。もうちょっと自分が大人になってから、当時の自分のことも受け入れられるくらい。
--なるほど、楽しみですね。今後のライブ予定は?
KITANO REM: 3日10日にレコ発企画をします!歌う魚という場所で「黎明演説」っていうタイトルなんですけど、黎明っていうのが夜明けとか始まりとかそういう意味があるので、これから人に知ってもらおうっていう意味と、聞いてくれる方に光や希望を感じて帰ってもらいたいという意味を込めました。
演説っていうのは、良く企画をするときに〇〇演説ってタイトルにするんですが、ライブは演説みたいだって思っていました。自分の意見とか思想を音楽で言葉にして伝えるのが演説に似てるなって。だからその日は出てくれる出演者の方にも聞いてくれる人にとっても自分にとっても希望であるれるような日にしたいです。
日常に対して孤独を感じてる人には特に来て欲しいです。2月に少しずつ『黎明演説』の全貌を明かしていこうと思います。その日に出す新しいCDも何の曲かはまだ発表してないですが聴いてて楽しい曲を選びました!ご期待いただける!
--ご期待いただける!(笑)3月10日ですね。ぽてさらちゃん。が3月11日にワンマンらしいですが(笑)場所も一緒だし。偶然?
KITANO REM:そうなんですよ。今回も多分当てに来てますね(笑)以前もぽてさらちゃん。が「REMちゃんの前日にする」って言って。私のこと好きなのか???と思って。私も好きです。身近で刺激を受けるアーティストとしても好きなんで、一緒に頑張りたいなって思ってる。
--応援してます!では、最後に今年の目標を教えてください!
KITANO REM:今年は色んな人に知ってもらうということに重きを置いて、地方にももっと行って知らない人にも知ってもらえるように、ネットでも音楽をもっと発信して遠くの人にも届けられるような1年にしたいです。あと、バンドでのライブはまだ不慣れなところがあって。弾き語りの方がやっぱり自由自在感があります。元々バンドを一人でやってるみたいなタイプの弾き語りなので、弾き語るときはいいのかもしれないけど、バンドのときは周りに合わせるとか、周りの音を聞くとかを中心にグルーブももっと上げたいです。音楽は信頼関係にも繋がると思うし、それに答えたい。もっともっと変わりたい、良くなりたい!臆さずに外に出て行こう!という年にします。
--ありがとうございます。頑張ってください!
KITANO REM:頑張ります!インタビューしてもらえて本当にとってもうれしかったです。ありがとうございました!

phot by manimanium
KITANO REM ライブ情報
2018年3月10日 歌う魚
『KITANO REM レコ発 黎明演説』
act)KITANO REM
and more..
open/start 17:30/18:00
adv/day ¥2000/¥2500(1d別)

初のリリース記念企画開催決定!大阪発女性ボーカルバンド、TETRA
--12月22日に#G8にて行われたイベント「twinkle Xmas★」に出演してくださりありがとうございました。当日のライブはどうでしたか?
上野ハユネ(以下、ハユネ):個人的にTETRAとしていいターニングポイントになりました。このライブをきっかけに、いい意味で……。
ミユキ:なんか、落ち着いた?
あきと:うん。イベント自体楽しかったですし、普段と違う目線で自分たちのライブを見れました。
--初めてのライブハウスでしたが、気持ち的に変化はありましたか?
ハユネ:あの日、何も考えずにライブしてみようっていうスタンスでやって、それがTETRAにとって良かったです。あんまいろいろ考えんとライブしようみたいな。
あきと:全部楽しもう!みたいに。
ハユネ:初めてのライブハウスやけど、知ってる人もいたし。なんとなくMCとかも敢えて考えずに、いい意味で一回ふざけてみました(笑)その方がスラスラしゃべれた。
--ありがとうございます。では、次に、TETRAというバンドについて聞いていきたいと思います。結成のきっかけから教えてください。
あきと:確か、ハユがメンバー探してて普通にバンドしたいって言ったのが初めなんじゃないかな。
ハユネ:せやな。バンドしたくて。もう抜けちゃったんですけどギターとドラムは、別のバンドで活動しててライブ見て一目惚れして、お願いしてやってもらったんです。あとベースや~ってなったときに、あきとがちょうどバンド解散して。
あきと:で、ベース探してるやろ?言うて、入れてもらいました。
ハユネ:最初は「誰やねんこいつ」って思ってたけど、今となってはいいメンバーで。それがきっかけです。
--それまでの活動はソロでされていたんですか?
ハユネ:半年間、弾き語りで活動していました。でもずっとバンドがやりたくて、やっとバンドできる!ってなったのがTETRAです。
--初めは4人いて、2人抜けちゃったということですね。
ハユネ:はい。やっぱり一目惚れで誘ったけど、ずっとやってきた大事なバンドがあるからって言って。だから彼らは向こうでやった方がいいんじゃないかなと思って。
あきと:みんなで話し合って、「やめとこう」ってお互いになりました。
--それで今はサポートドラムを迎えて3人で。やっぱり4人のときとかなり変わりました?
あきと:全然違いますね。
ハユネ:ボーカルを見るだけで「あ、女性なんや」って偏見を持たれるのがすごいキライで。ずっと男性ボーカルで育ってきたので。だから、最初は私以外のメンバーは全員男で揃えてたんですよ。で、ギターも入れて、本当は4ピースが良かったんですよ。
--あ、そうなんだ!(笑)今3ピースなのに。
ハユネ:はい。全然男でもないし4人でもないし想像してた形とまったく違うけど、初めてサポートを入れて3人でスタジオで最初の音を出した時に、「あ、私このメンバーとやっていくんや」って感じました。ハマりました、自分の中で。
--TETRAがやっている音楽のコンセプトやジャンルは?
ハユネ:自分らでもジャンルはわからんよな。
あきと:歌を大切に。
ミユキ:ハユちゃんの個性が一番大きくあって、それにあきとと私が乗っかってるっていう感じです。もう既に「上野ハユネ」っていうジャンルが出来上がってますね。
ハユネ:うれしー。はずかしー(笑)
--曲を作っているのも全部ハユネさん?
ハユネ:そうですね。
--ご自身の楽曲の好きな歌詞について教えてください。
ハユネ:私、綺麗事がキライなんです。大げさに言ったら「みんな平和でありますように」みたいな、私には翼が生えてるんだよみたいな。そういうのじゃなくて自然にこうやってしゃべってるような文で書いています。普通の歌詞というより「あ、この文章とかこの単語を曲にするんや」って思われがちだと思います。瓶ビールとか。
あきと:いつものれんこんとか(笑)
--蓮根……?
ハユネ:いつも行くお店でれんこん揚げサンドみたいなやつを頼むんですけど、そのまま歌詞にしました。「とおい」っていう曲です。
--面白いですね。特にお気に入りの楽曲はありますか?
ミユキ:私は「今日くらいは」めっちゃ好き。
あきと:「今日くらいは」と「とおい」。
ハユネ:「今日くらいは」と「とおい」です!(笑)次のレコーディングでこの2曲を録ります。
--影響を受けたアーティストをお一人ずつ聞いていいですか?
あきと:僕はWOMCADOLE
ハユネ:やと思った(笑)
あきと:高校の先輩にライブ連れてってもらって、見た瞬間鳥肌がすごくて「これや!」って思いました。
--それがきっかけでバンドを始めたんですか?
あきと:そうです。
ハユネ:私は10-FEETですね。京都大作戦が歩いて行ける距離だったので毎年地元のみんなと行ってて。10-FEETと京都大作戦に育てられています。勝手にですけど。大作戦に育てられたから、大作戦に出ているバンドはめっちゃ好きです。ROTTENGRAFFTYとかDragon Ashとかマキシマム ザ ホルモンとか、Hi-STANDARDもそうですし。めっちゃ好きです。
ミユキ:私はUVERworldです。中学校3年生の受験シーズンの時に、家庭教師の先生に勉強教えてもらってたんですよ。でその先生がめっちゃUVERworld好きで。やる気出るしすっごい良いバンドやから聴いてみて!って言われて、聴いたらもう号泣してもうて。よすぎて。で高校に受かって、そのご褒美じゃないけどライブ連れていってくれて。その時に初めて生で見て、ああもう高校入ったら絶対バンドやろうと思って。それがきっかけですね。
--ありがとうございます!2017年はTETRAにとってどんな一年になりましたか?
ハユネ:いっぱい泣いた年。
あきと:はははは(笑)悔しかった年やった。
ハユネ:この年にTETRAが出来て、メンバーとさよならして、最後のライブで大号泣して……。人生の19年間の中で、2つの指にはいるくらいの濃ゆい一年でした。私は。
あきと:色んな人に出会った1年。今までがあんまり、人とは関わりを持ちたくないタイプやったから(笑)
ハユネ:ぽいぽい。
あきと:バンド組んで人と出会うことがすごい増えて、出会ってみたら、ああ、こんな人らいるんや!みたいな。自分にプラスなことばっかりやったんで、すごく良かったです。
ミユキ:半年くらい前に寝屋川で初めてTETRAを見たんですよ。元からハユちゃんとは知り合いだったんですけど、ライブを見た時に、私が勝手に一目惚れというか、おおっ!てなって。久しぶりに仲いいバンドでこんなにカッコいいバンド見たなと思って(笑)すごい刺激をもらった。その一ヶ月後ぐらいに電話かかってきて、サポートやってくれへん?みたいな。まさか自分がめっちゃカッコいいと思ったバンドに入れるとは思ってなかったから。で、それからTETRAきっかけでまた新しい人に出会えたりとか。ほんまに私をサポートとして呼んでもらえたのがすごく嬉しくて。私にとってもすごい濃ゆかったなーって思います。
--では、今年のバンドとしての目標と個々の目標をお聞かせください。
ミユキ:TETRAとしての世界観を大事にこれからもやっていきたいです。個々の目標は、男性からも女性からもカッコいいって思われる女になりたい。見た目もそうやし、中身とか振る舞いも「この人カッコいいな」って思われるようになりたいです。
あきと:バンドとしての目標は、具体的に、いや普通に、飛躍する年にしたい。去年一年が出会いの年だったので。で、個人的な目標は、お金を稼ぎます。
一同:(笑)
ハユネ:言うた!
ミユキ:言うた~。
--これ載りますからね(笑)では、ハユネさん。
ハユネ:バンドとしての目標は、全てにおいて音楽を一番に考える。死ぬ気で一番に音楽を優先すること。個々の目標は、これ、ずっと思ってることなんですけど、ねぎととうもろこしとたけのこを食べられるようになりたい……。
あきと:(笑)
ハユネ:これ結構まじめやねん!
--頑張ってください(笑)では、最後にUtaTenを読んでいる方へメッセージをお願いします!
あきと:こんにちは!TETRAです!僕たちTETRAは色んな人に音楽を届けたいっていう気持ち一心で、活動していく……、ちょっと待って……(笑)
ハユネ:(笑)
あきと:えっと、とりあえず、ライブ見に来てくれたらカッコいい!って思わせるんで、是非見に来てください!
--ありがとうございました!
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