イケメン男性5人組歌謡グループ・純
烈、コンサートにインタビューにと大
忙しの一日に完全密着

戦隊ヒーロー出身俳優を中心に構成された、平均身長183cmのイケメン男性5人組歌謡グループ・純烈(じゅんれつ)。2017年は「スーパー銭湯アイドル」としてワイドショーで紹介されることも多く、一気に知名度を上げた印象だ。「紅白歌合戦出場」を目標に2018年も精力的な活動を続け、2月14日にはニュー・シングル「プロポーズ」を発売することも話題となっている彼ら。1月17日(水)に北とぴあ つつじホールにて行われたコンサート「3人の歌仲間」及び「DAM CHANNEL 演歌」の収録と、多忙な彼らの1日に密着した。
■コンサート「3人の歌仲間」
北とぴあ つつじホールの入り口は熱心な各歌手のファンたちで熱気ムンムン。うちわや応援幕、揃いの法被に身を纏ったグループもいる。15時に開演、満員の会場にこの日の出演者である純烈、西田あい、杜このみが登場すると割れんばかりの拍手で迎えられ、全員で「ハチのムサシは死んだのさ」を歌い、コンサートの幕が開いた。賑やかで楽しいトーク、杜このみの歌を挟み、純烈は4曲目に登場して「今夜はドラマチック」を歌唱。お客さんからの手拍子に合わせて踊りながら歌う、酒井一圭(リーダー・作詞担当)、白川裕二郎(リードボーカル)、友井雄亮(コーラス・振付担当)、後上翔太(コーラス)、小田井涼平(コーラス)の5人は、長身揃いの類稀なスタイルの良さもあり、じつに迫力があり絵になる。白川が「みなさんご一緒に!」と煽ると、色とりどりのペンライトを持ち腕を上下にフリフリ、メンバーのフリ真似をするお客さんたちはみなさん笑顔で楽しそう。
「毎度おさわがせします、ちり紙交換です!」リーダー酒井の第一声となるボケにドッと盛り上がる会場。つかみはOKだ。さらに「身長も高いが年齢も高いんです」と笑わせると、メンバー紹介を開始。後上を除く全員が、『忍風戦隊ハリケンジャー』『仮面ライダーアギト』といった戦隊ヒーロー出身ということもあり、自己紹介と共に変身ポーズをキメてみせ、拍手喝さいが起こった。中には、女性ファンからの黄色い声援を受けるメンバーもおり、すっかりアイドル並みの人気を得ているのがわかる。続いての歌は「愛でしばりたい」。黄色いメガフォンをぶら下げて目まぐるしく動き、白井のボーカルに合わせてフォーメーションを見せるメンバーたち。サビでは見事なコーラスも聴かせてくれた。曲間で、酒井がボールを投げるアクションを見せてお客さんとやりとりする場面も見られ、こうした何気ないファンとのコミュニケーションを大事にしているからこその人気なのだろう、と感じさせた。
ステージをバトンタッチした西田あいが歌った後、白いジャケット、黒いパンツルックに衣装チェンジした純烈は、西田あい、杜このみと共に椅子に座っての「仲良しトーク」のコーナーへ。それぞれの幼少期の写真が紹介され、トークを展開。西田、杜のかわいらしい写真にお客さんが和む中、次に映し出されたのは真っ裸の男の子の写真。どうやら純烈の友井の写真のようだ。子どもとはいえ股間をドアップで観れた友井ファンはお得だったかも?「質問コーナー」では酒井が客席に降り、お客さんに質問を聞いて回り盛り上げる。そこに突如、“ドラマチック艶歌”で知られる歌手・川野夏美がステージへ。どうやら『DAM CHANNEL演歌』を紹介するために登場したようだ。純烈のメンバーはプライベートでカラオケに行くそうで、普段カラオケで歌っている曲をワンコーラス歌い採点して、もしも一番点数が低かった場合モノマネをすることに。
西田あいがNANA starring MIKA NAKASHIMA「GLAMOROUS SKY」で86点以上を、杜このみが師匠・細川たかしの「女の十字路」で87点以上を獲得する中、純烈を代表して友井がWANDS『世界が終るまでは…』で採点カラオケにチャレンジ。見事な熱唱で82点以上を獲ったものの、他の2人には及ばず、約束通りコンサートのエンディングでモノマネを披露。「アフラックCMのアヒルのモノマネ」で観客を沸かせて(?)いた。
カラオケコーナーの終わりに川野が新曲「孔雀の純情」を歌いコンサートに花を添えると、その後ステージに戻った純烈は2月14日に発売する新曲「プロポーズ」を歌った。マイクスタンドを使い、白川、友井、後上が前、酒井、小田井が後ろにセッティング。“愛を抱きしめ 夢を抱きしめ 指輪を贈るよ”と歌う甘いムード歌謡に、ファンもうっとりしている様子だった。純烈は後半のカバーコーナーでは米米CLUBの「浪漫飛行」を熱唱。コンサートの最後は全員でフィンガー5「恋のダイヤル6700」を歌い、大いに盛り上がって幕を閉じた。
■「DAM CHANNEL 演歌」収録
続いて、セット前に移動し「DAM CHANNEL 演歌」の収録が行われた。司会を務めるのは、先ほどステージにも登場した川野夏美。たくさんのスタッフがカメラテストをして待つ中、「よろしくお願いします!」と部屋に入ってきた5人は、まずは記念撮影。「ちゃらちゃっちゃちゃらっちゃ~」と、衣装に合わせてなのか、ムーディー勝山風におどけるメンバーも。川野も加わった記念撮影の後は、コーナーの前振りメッセージを収録。じゃんけんで負けた白井が4つのカードからトークテーマを引き、「恥ずかしい話」をすることに。安い海パンを履いてサーフィンをしたところ、パンツがずり落ち、下半身が丸出しになってしまったというエピソードを披露した。なんという下ネタ多めなグループなんだ、純烈。
本番のトークでは、川野が描いたメンバーの似顔絵を披露。「似てる!」「マジで上手い!」と絶賛するメンバーだが、上手く描けなかったバージョンも見せられてちょっとガッカリ?「純烈のみなさんは身長も高くてカッコイイけど、お会いすると安心するというか、どこかに脱力感を感じる」という川野に対しリーダーの酒井が、自分たちも演歌界の先輩たちのようにやりたかったものの、もっとリラックスしてやるのが純烈だと考えるようになってから今のスタイルになったことを吐露。また、「なぜコーラスグループをやろうと思ったのか?」というグループ結成の経緯については、酒井が大怪我をして入院していた際になぜか「内山田洋とクールファイブ」の前川清が毎晩夢に出てきたことから、コーラスグループをやるために白川を誘ったのがきっかけで結成したことを告白。そして、「紅白歌合戦に出演して親孝行をしたい」という思いを胸に活動を始めたというが、友井の「デビューも決まってるし、“すぐ紅白に出れられる”というリーダーの言葉に騙された集団です」との発言に川野も大笑い。さらに「スーパー銭湯アイドル」と呼ばれるようになったのは、当時活動していたキャバレーのショーをテリー伊藤がたまたま観たことからテレビ出演が決まり、それを観たスーパー銭湯から呼ばれるようになったことがきっかけになっており、ショーのたびにお客さんに「また呼んで欲しい、とアンケートに書いて下さい!」と地道に呼びかけたことでどんどんスーパー銭湯に呼ばれるようになったことから今に至っているそうだ。「そうした応援をしてくれるお客さんと、紅白に行きたい」というのが今の純烈の夢だという。ショーの前にお風呂にも入り、そこでファンの人から曲のリクエストをされることもあるというだけあって「スーパー銭湯が故郷」という思いを抱いているようだ。
トークは佳境に入り、新曲「プロポーズ」の話へ。“指輪をはめるよプロポーズ”の歌詞に合わせたフリを友井が川野を相手にレクチャーするなどして曲を紹介した。「川野さん、プロポーズされたことは?結婚は何歳くらいまでに?」と逆質問をするメンバーたちに川野がタジタジになる場面も。また、川野が純烈のグッズ「手もみタオル」(肩から掛けると純烈のメンバーに包まれているようになるタオル)を持っていることが明らかに。川野のファンが純烈ファンでもあり、プレゼントとしてもらったようだ。こんなところからも、純烈の人気がどんどん広がっていることがわかる。番組収録の最後には「「DAM CHANNEL 演歌」をご覧のみなさんこんにちは、純烈です!2月14日に新曲を発売します。この曲で、“紅白出場で親孝行”という新人時代からの夢を叶えたいと思います。「プロポーズ」ぜひ聴いてください!」との曲紹介を行い笑いの絶えなかった番組収録は終了した。
この日収録したトークや歌唱シーンは、カラオケDAMで放映中の『DAM CHANNEL演歌』で見ることができるので、カラオケの合間の画面にもぜひ注目してほしい。また、このトークや<3人の歌仲間>のコンサートの模様は、『3人の歌仲間 with DAM CHANNEL演歌』(BS12 金曜5:00~)でも放映される予定だ。
■純烈 インタビュー
──2017年は飛躍の年だったと思いますが、振り返ってみていかがですか?
酒井一圭(以下、酒井):去年は、お休みが1週間くらいで、あとはずっと仕事だったんですよ。色んなところで歌わせて頂いたり取材を受けたり、本当に幸せな1年でした。ファンのみなさんが応援してくれたおかげで、オリコンチャートの第一位を獲らせて頂いたりとかしたので。紅白歌合戦に出られなかったことは残念でしたけど、それ以外は嬉しいことだらけで。体力的にはクタクタになりましたけど(笑)、人生の思い出になる1年でした。
白川裕二郎(以下、白川):本当に忙しい毎日を過ごさせてもらいました。うちの母親にすごくテレビで見せる機会が多くなったので、「あそここうした方が良かったんだじゃないの?」「あれはこうしたら?」とか、家族の会話がはずむ1年だったなと思います。
友井雄亮(以下、友井):とにかく忙しかったですね~!急に忙しくなった感じがします。100m走を延々ダッシュしているような。知名度もドッと増えましたし、僕らもエンジンがかかってましたし、なにより「スーパー銭湯アイドル」というキャッチフレーズをいただいたのが2017年は嬉しかったですね。
後上翔太(以下、後上):忙しくさせていただいている中で、結構色んなところに色んなファンの方が来てくださって。もう全国どこでも来てくれる方もいたんです。僕らは仕事で行ってるんですけど、ファンの方は自分の余暇の時間を使ってきてくれるんで、ありがたいなと思いつつ、「いつ寝てるんだろう?」と思ったり(笑)色んな感謝の気持ちが湧いてきました。
小田井涼平(以下、小田井):みんなが言ったことももちろんなんですけど、1年365日ほぼ稼働している中で、それまで僕らもそういう忙しさを経験したことがなかったので、ある意味与えられたお仕事を日々こなしていく、という1年でした。その中で、「あそこはもうちょっと丁寧にできたな」とか「あれはああすればよかったな」とか、自分の中でそういう部分もあったんですよ。それと同時に、ファンの方々も僕らが忙しくなるイコール、たくさんコンサートを見に来たりするわけで、ファンの方の時間もすごく割いて頂いたんですよね。2018年は僕らもそうですけど、ファンの方々の時間も有意義に使える1年にしないといけないな、と2017年はすごく反省しましたね。
友井:反省の1年だったんだ(笑)。
小田井:いやでも、それは忙しさを経験しないとわからないことで。例えば九州から翌日は北海道でそこから大阪へ、というスケジュールがあったときに、当然一緒に来られるファンの方々もいるので、もうちょっと上手いスケジュールの組み方ができたらファンの方も楽だなって思ったんですよね。
酒井:優しいね~。
後上:本当、ファンの方に優しいですね。
小田井:半分、本当は思ってないんですけど。
酒井:せっかく今ええ話の流れやったのに!
小田井:僕は思ってないんですけど、みんなの気持ちを代弁しました(笑)。でも本当に、そこは反省点もありましたね。
▲「プロポーズ」Aタイプ
▲「プロポーズ」Bタイプ


──では、2月14日発売の「プロポーズ」に込めた思いを聞かせてください。
酒井:「紅白歌合戦に出るための曲」です。そういう発注で作詞・作曲の幸耕平さんにもお願いして死に物狂いで作っていただいて。さらに「トータルプロデュースもやってくださいよ!」って僕らもグイグイ行ったんです。それに対して幸耕平さんも応えてくれて、白川がレコーディングしているブースに入って白川と一緒に歌うくらいのことをしていただいて。本当に熱い想いで作った、メンバー・スタッフ一丸となって作った曲で、なんとかこれが届いてくれたら良いなと思っています。
白川:僕らのライヴに来てくださる方はご年配の女性が方が多かったりするんですけど、この曲を聴いて昔の思い出であったり、どきどきとかキュンキュンを思い出してもらえたらと思います。
友井:リーダーも言っていましたけど、この曲で紅白に出ることになるので…
酒井:すごいな、出ることになるの?
白川:いやでも、大事大事!
友井:純烈を知らない人からすると、これが初めて純烈っていうグループを認識する機会になると思うので、印象付けないとなって思います。もう紅白出ますけど、絶対。
一同:(笑)。
後上:純烈に「等身大で親しみやすいスーパー銭湯アイドル」っていうイメージをお持ちの方が多いと思うんですけど、この曲に関しては等身大以上の120%カッコつけている部分が衣装や曲調、色んなところにあると思うので、そういうところも楽しんでいただけたらと思います。
小田井:曲を作っていただくにあたり、これまでのファンに方に聴いてもらうことプラス、純烈を聴いたことがない少し若い世代の方々にも刺さる曲が良いなということで作ってもらったので、やはり純烈としては、少子高齢化に歯止めをかけるべく、色んな人に「プロポーズ」をきっかけにしていただいて、「子だくさんな国なれば良いな」と。この「プロポーズ」が旋風を起こしてくれたら良いなと願っております。
──今日1日拝見していて、若干下ネタ多めなグループだなって思ったんですが…
酒井:ははははは!
友井:いや違うんですよ!下ネタが多いのはこちらの方(酒井)とこちらの方(小田井)ですから。
後上:グループ自体はそうじゃないですから。
友井:主に小田井がはみ出して、リーダーが止めに入るんですけど、悪乗りで乗っかっちゃうんです。
──グループ全体はそうではない?
白川:決してそうではないです!
酒井:はっきり書いておいてほしいのはですね、やっぱり悪役を演じる俳優さんって意外と良い人で、二枚目俳優さんの方が意外と性格が悪いという場合がありますが、これは純烈にも言えると思います(笑)。
小田井:むずかしいんですよね。僕の場合は下ネタでもオブラートに包んでいるんですけど、まわりがすぐにストレートな単語を出してしまうので。その瞬間に「また言っちゃったよ、努力がパーだよ」って思ってますけどね。
友井:美学があるんだね。
──純烈は、カラオケの第一興商が強力プッシュする2月度D-PUSH!アーティストに選ばれていますが、「プロポーズ」をカラオケで歌うファンの方も多いと思います。歌うときのポイントなどあれば教えてください。
酒井:最初のAメロって、じつは白川のリードヴォーカルだけじゃなくて、後上と友井の3人で歌ってるんですよ。なので、1人カラオケじゃなくて、みんなでカラオケに行ってみんなで歌って欲しいです。
友井:そうだね、盛り上がるしね。
酒井:本人映像で振付もご覧いただいて、楽しめる方はぜひとも一緒に踊っていただけたらと思います。そんなにむずかしい振付ではないので。
後上:結構簡単です、すぐに覚えられます。
酒井:踊りながら楽しんで歌って欲しいですね。
──最後に、今年の抱負を教えてください。
酒井:それはもう、紅白出場に決まってます!2017年悔しい思いをした分、思いっきり振り切って紅白を目指して頑張りたいと思います。
取材・文●岡本貴之
リリース情報


NEW SINGLE「プロポーズ」

2018年2月14日発売

■Aタイプ CRCN-8121/1,300円(税込)

1. プロポーズ 作詩:幸 耕平/作曲:幸 耕平/編曲:萩田光雄

2. 情熱カルメン 作詩:たかたかし/作曲:幸 耕平/編曲:萩田光雄

3. プロポーズ [オリジナル・カラオケ]

4. 情熱カルメン [オリジナル・カラオケ]

■Bタイプ CRCN-8122/1,300円(税込)

1. プロポーズ 作詩:幸 耕平/作曲:幸 耕平/編曲:萩田光雄

2. そして女 作詩:たかたかし/作曲:幸 耕平/編曲:矢野立美

3. プロポーズ [オリジナル・カラオケ]

4. そして女 [オリジナル・カラオケ]

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