©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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【キスマイ】ジャニヲタが初めてアメ
コミを見るとこうなった!『ジャステ
ィス・リーグ』は“藤北が尊い物語”

ヲタクとはどのような状況でも「推し」を見つけ出すことができる。そう、それが例え、アメコミであっても……。

去年「キックボクシング業界にドルヲタの風潮を取り込んでみた」という記事を書いた。
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実に私利私欲にまみれた、よい記事だったように思う。
そして先日、その記事を見たであろう編集部の方から1通のメールが届いた。
「アメコミ×関ジャニ∞」ってどうですか?は?
何言ってるんだこの人は?
メールを3回読み返しても理解ができない。
だがしかし私は、メール文面中の強烈なパワーワードを見逃せなかった。
「アメコミのキャラで、このふたりは“ほほえみコンビ”に似ている!とかあると思うんです」
(※)ほほえみコンビとは、関ジャニ∞のメンバーである錦戸亮と丸山隆平のほほえましさ爆発のふたりのことを指す。
仕事のメールに、“ほほえみコンビ”というご馳走ワード!!
たったひと言のワードのためだけに、全く何の情報も知らないアメコミの映画『アベンジャーズ』を観ることとなった。
気軽な気持ちでヲタクを釣るのはやめろ!
『アベンジャーズ』は、関ジャニ∞じゃない!結論から言おう。『アベンジャーズ』は関ジャニ∞じゃなかった(そりゃそうだろう)!
一見、エイトレンジャーというヒーローものをやっている関ジャニ∞っぽい気がしないこともない物語ではあるが、それは初心者の見解だ。
私ほどのDD(誰でも大好き)事務所担当になると、真実が見えてくる。
『アベンジャーズ』は、関ジャニ∞じゃない、Kis-My-Ft2だ。
何言ってるんだこいつ?と思った方が多くいると思う。
私もそう思っているから安心してほしい。
『アベンジャーズ』は、Kis-My-Ft2の物語だった憎めないヒーロー、キャプテン・アメリカはみやっち(宮田俊哉)だし、ちょっとおバカなマイティ・ソーは千ちゃん(千賀健永)だった。
アベンジャーズとS.H.I.E.L.Dを統括しているニック・フューリーは、意外にもニカちゃん(二階堂高嗣)であることも忘れてはいけない。
リーダー格のアイアンマンはもちろんみっくん(北山宏光)、ハルクの正体であるバナー博士は絶対的エースの玉ちゃん(玉森裕太)。
玉ちゃんは自分の力をコントロールできないのも、実にいい。
玉ちゃん自身もコントロールすることのできない、玉ちゃんが生み出したエネルギーということを考えれば、バナー博士が変身してハルクになった姿、あれはもうヲタクの姿だ。ドームに集合した黄色が集まりすぎて濁り、緑色になったと思えば、そんな気がしないこともないように思う。
弓の名手というニッチな部分を推してくるホークアイはよこーさん(横尾渉)、美しき女スパイであるブラック・ウィドウは、どう考えてもたいぴちゃん(藤ヶ谷太輔)にしか見えなかった。
そう、わたしはたいぴちゃんを推している(どうでもいい)。
脳内アベンジャーズことKis-My-Ft2の役割分担が決まったあと私は、たいぴちゃんことブラック・ウィドウが、みっくんやよこーさんと絡むのを、今か今かと待っていた。
あんまり、絡みはなかった……(ちくしょう)!
お客さまの中に、藤北はいませんか?納得がいかない。
そもそも、ほほえみコンビ目的で見始めた『アベンジャーズ』に、ほほえみコンビどころか関ジャニ∞すら見当たらなかった。
ならばせめて。
ならばせめて!!
私の大好きな藤北を見せてくれないか!!
(※)藤北とは……藤ヶ谷×北山によるシンメ。ステージでの立ち位置が左右対称であるふたり。
藤北はアメコミのどの畑にいるのかと、いろいろと調べてみることにした。
アメコミには、DCコミックスとマーベル・コミックスがある1mmも興味がなかったので知らなかったが、アメコミとはそもそも“アメリカン・コミック”の略であり、出版社がいくつかある。
中でも人気なのが
・DC
・マーベル
というふたつの出版社らしい。
先ほどの『アベンジャーズ』は、マーベルの人気キャラクターが勢ぞろいするという、スペシャルな映画だ。
『アベンジャーズ』に藤北はいない、となれば、DC畑に行ってみよう!! ということで、たまたま上映中だった『ジャスティス・リーグ』を観に行くことにした。
ちょっと触れただけでものすごく入り込んでしまうヲタクの悪い癖発揮しちゃってるゥ!!
アメコミのすごさを日本で例えてみる『ジャスティス・リーグ』は、『アベンジャーズ』と同様に、DCの人気ヒーローが勢ぞろいする映画らしい。
先ほどから「言ってることがいまいちよくわからない!」という方向けに、そのすごさを日本で例えてみると、
<悪の化身・魔人ブウ(ドラゴンボール)を倒すために、集英社の人気ヒーローたち・悟空(ドラゴンボール)、ゴン(HUNTER×HUNTER)、ナルト(NARUTO)、黒崎一護(BLEACH)、夜神月(DEATH NOTE)、ケンシロウ(北斗の拳)、神楽(銀魂)が集まって戦いましたよ、というスペシャルな映画>
ということになる。
日本に置き換えてみると、いかに『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』がスペシャルな映画かわかっていただけると思う。
さらに、これに関ジャニ∞を絡めようとした編集部のSさんが相当な変態だということもわかる。あまりにも無理やりすぎる。
キャラにジャニーズを当てはめることが容易になってくるさて、『アベンジャーズ』を見て多少アメコミを知ったような気になっている私は、慣れた感じで脳内のキスマイたちを勢ぞろいさせて、『ジャスティス・リーグ』のキャラに当てはめていった。
藤北のバトルがとにかく尊い…(?)
お調子者のオタク青年・フラッシュはみやっち。
世界最強の美女・ワンダーウーマンはたいぴちゃん!!! かっこいい!! たいぴちゃん美人かっこいい!! すき! LINEのID教えて?(突然の私信)
海の王さま・アクアマンはニカちゃん。
死んでしまったヒーロー・スーパーマンはみっくん。
サイボーグのビクター“ヴィグ”ストーンは千ちゃん。
ポーカーフェイスな割にちょいちょい焦るバットマンはよこーさん!
そこそこ合ってる配役だと思うのだが、どうだろう?(知るか)
みっくんとたいぴちゃんの戦いがとにかく尊い『ジャスティス・リーグ』は、完全なるみっくん(スーパーマン)びいきの、みっくんがいかにキスマイにとって大切なのか、地球にとって尊いのか、考えさせられる映画だった。
さらに、多くのキスヲタたちの絶叫を誘う、藤ヶ谷×北山コンビによる壮絶な争いという名のいちゃいちゃビームのひどい映像がふんだんに使われていた。
みっくん(スーパーマン)とたいぴちゃん(ワンダーウーマン)の戦いが、とにもかくにも尊い、、、。
キスマイってもしかして地球なのかな? 地球の今後についての方向性が合わなかったのかな? Fire!しちゃって拳で語り合ってるのかな? いや本当に、これぞ藤北!っていう腕の絡み合いが起きたけど私のためかな?
さまざまな混乱の中、120分の上映を終え、なぜか私は涙を流しながら映画館を後にした。
美しき玉森裕太がいない私は、キスマイの中ではたいぴちゃんを担当しているが、絶対的エースは玉ちゃんだと思っている。
あの美しさはいずれ玉森の種の存続を懸念した政府が一夫多妻制を導入するきっかけになっても、「でしょうね」と思ってしまう。
おそらくその際は、担当じゃないくせに妻に立候補する。
そんな玉ちゃんは、『ジャスティス・リーグ』にはいなかった……。
『アベンジャーズ』におけるバナー博士のような美しい人が見当たらなかったのだ。
美しい顔といえば、フラッシュはかなりの美少年であったが、あのヲタクっぷり、あのキョドりっぷり、愛されぶり、どう考えてもみやっちだ。
実はみやっちはあー見えてライブのときは王子さまなことを私は知っている。
ていうか、『ジャスティス・リーグ』、主なメンバー6人じゃん。
SMAPでやればよかった(含森君)?
推し(担当)とは、自分にとってのヒーローである1通のメールから始まってしまった“脳内ジャニーズ当てはめ祭り”は、なかなか……というか、相当楽しかった。
まさかこんなところに新しい遊びがあるなんて人生とはわからないものである。
【結論】アメコミは、ジャニヲタでも楽しめる。
私はキスマイで楽しんだけれど、Hey! Say! JUMPも相当出ていたように思う(主観)。
そう、アメコミには、推しがわんさか出てくるのだ。
なんせ、全員ヒーローだ。
ヲタクにとって絶対的なヒーローである推しが、必ず見つかる。
というか、ヲタクは推しさえ決められればどんな状況でも楽しめる!!!ということが改めてわかった。
これからも私は、アメコミおよび、ヲタクとしての人生を人々に強くおすすめしていきたい。

ウレぴあ総研

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