宇宙の不思議に親子で夢中!2018年、
子どもと楽しむ「星空イベント」3選

子どもの質問にちゃんと答えてあげられますか? それが宇宙のことならお手上げ、というママも多いのでは? 今回ご紹介するのは、そんなときに役立つ一冊『宇宙用語図鑑』と、子どもと一緒に楽しめる星空イベント2018です!

子どもが少し大きくなってくると、一緒に楽しめる場所が一気に増えます。
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室内で満点の星空が楽しめる、プラネタリウムもそんな場所のひとつです。それをきっかけに宇宙に興味を持ち始める子どももいるでしょう。
とはいえ、沸いてくる子どもの質問にすべて答えてあげるのは難しいですよね。そんなときのために手元においておきたいのが、『宇宙用語図鑑』。宇宙に関する用語は、難しいものが多いですが、本書はイラスト満載のやさしい解説がついています。パラパラめくるもよし、巻末のインデックスを使って辞書のように使うもよし。
本書をもとに、2018年、子どもと一緒に楽しめる星空イベントをいくつかご紹介します。
皆既月食月食とは、月が地球の影に隠れる現象です。月が完全に地球の影に入る皆既月食と、月の一部が欠ける部分月食があります。
今年は1月31日と7月28日に月食が起こりますが、観察するなら1月です。7月は深夜から明け方にかけてなのですが、1月は、ちょっと夜更かしをすれば子どもでも見られる時間帯です。
20時48.1分から、月は欠けはじめます。それから約1時間半かけて完全に欠けていき、「食の最大」に達するのは22時29.8分です。
この月食は、月がかけ始めてから完全に消えるまでの全行程が空の高い位置で起こるため、観察もしやすいそう。日本全国どこからでもみられます。
真ん丸だった月が、みるみる欠けていく様子に子どもは夢中になるでしょう。
寒い時期なので、防寒はしっかりしましょうね。
流星群SEKAI NO OWARIの歌の歌詞にも出てくるペルセウス流星群を始め、実は一年を通してさまざまな流星群がみられることは広く知られるようになりましたね。
ところで流星群について、子どもから聞かれたら、きちんと答えてあげられるでしょうか。
彗星の軌道上に川のように流れている大量のちりが、地球の大気中に突入すると、摩擦で高温になって光る現象が流星群なのだそう。
つまり、流れ星とは、宇宙空間の天体ではなく、地球の大気中の発光現象なのです。
一瞬、発火する花火のようなものですね。
流星群のなかでも、三大流星群と呼ばれるのは、以下の三つ。
しぶんぎ流星群ペルセウス流星群ふたご座流星群今年、注目すべき流星群は、8月13日に見られるペルセウス流星群です。
新月なので観測には絶好のコンディション。 1時間に20個ほどの流星が見られそうです。
夏休みの自由研究にも使えそうですね。
見逃せない!あの星と地球が大接近!?
火星大接近火星は、地球のすぐ外側の軌道を回る太陽系第4惑星です。
現在の火星は寒くて乾いた星ですが、かつての火星には海が存在したと考えられており、生命体が誕生した可能性があるとする説もあります。
その火星と地球は、約2年2か月ごとに公転軌道上で接近します。軌道のちがいにより、接近の度合いは異なり、5759万kmまで大接近するのが、今年の7月31日なのです。
夏から秋にかけて、南東の空に赤く輝く光る天体があれば、それが火星です。
望遠鏡があれば、もっと火星観測が楽しめますね。
まとめ毎日、忙しく子育てをするなか、時には親子で夜空を見上げて、宇宙の不思議に想いをはせてみてはいかがでしょうか。
まずは望遠鏡がなくても確実に観測できる2018年1月31日の皆既月食から、始めてみては?
国立天文台では、「皆既月食を観測しよう2018」キャンペーンを行うそうです。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
<参照>国立天文台 ほしぞら情報2018

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ウレぴあ総研

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