グッドモーニングアメリカ for better, for worseとの序章“対バン”ライブ開催

グッドモーニングアメリカ for better, for worseとの序章“対バン”ライブ開催

グッドモーニングアメリカ for bett
er, for worseとの序章“対バン”ラ
イブ開催

一夜限りの復活ライブを前に、序章となる​“対バン”ライブを​開催

グッドモーニングアメリカが、1月20日に『502号室のシリウスツアー』の東京・八王子Match Box公演を開催。そのステージ上で発表した、前身バンドである「for better, for worse」の一夜限りの復活ライブを前に、序章となる“対バン”ライブを披露した。

グッドモーニングアメリカの前身バンドであるfor better, for worseは、エモやメロディックサウンドを基調としたロックバンド。かつてはTOTALFATとスプリットEPをリリースし、後続のバンドに多大な影響を与えている。この日の対バンは“fではじまる八王子のバンド”として事前に明かされておらず、会場を満員で埋め尽くしたファンの前にサプライズで登場した。

渡邊幸一(Gt/Cho)、ペギ(Dr/Cho)、たなしん(Ba/Cho)、金廣真悟(Vo/Gt)が、普段の装いとは異なるブラックのジャケット姿で登場すると「a waning moon」のイントロで会場から悲鳴に似た歓声があがる。金廣が「ただいまです八王子。」と続けた「angel's ladder」では、パンキッシュなステージで序盤から熱気溢れるライブを繰り広げた。渡邊が「どうも“fではじまる八王子のバンド”です。」と挨拶すると「今年グッドモーニングアメリカ10周年、ありがとうございます。ということで、15年前から八王子で活動していた『for better, for worse』を記念すべき年にやろうじゃないかと企画しました。」と説明。当時さながらの黒髪に変身したたなしんは「いつから道を踏み外したんだろう?」と笑いを誘い「どっちが本当の自分なのか迷子です。」と両バンドでの自身を重ねてみる。一方当時はメンバーでなかったペギは「私は初ライブなんですよ。」と緊張していたことを報告すると「当時ドラムを担当していた本人の方がさっきご挨拶に来てくれて、こんな気まずいことはない。」と笑顔で明かした。
たなしんのベースから始まる「the landscape back to us」、「unchangeable」と渡邊がボーカルをとり、コーラスを歌う金廣も楽しげにパフォーマンス。続く「in the rain」もイントロから歓声があがり、当時から応援しているファンの興奮もひとしおの様子だ。「350 miles away」ではペギのビートに合わせてクラップが沸き起こり、金廣は「いいですね、フォーベターの頃はなかったです、こんなの。」と嬉しさを滲ませた。その後のMCでは、グッドモーニングアメリカのバンド結成10周年を記念した企画「10くらいの恩返し」の4つめの公約として、for better, for worseのベストアルバムを発売することを発表。渡邊は「僕らの歴史の一つでもあるわけだから、昔の曲とかも聴いてもらえたら嬉しい」と想いを伝え、「今日は“fではじまる八王子のバンド”としてだけど、(for better, for worseとしての)一夜限りの復活ライブもあるかもですよ。」とアナウンスし、会場からは期待の声があがった。

その後も当時の思い出話に花を咲かせ、終始楽しそうなメンバー。久しぶりにボーカルをとった渡邊は「本当にボーカルって大変だなと思った。喉、超痛いもん!ポリープできてんじゃないかなと思うくらい!」と感想を語り、金廣が「活動休止しなきゃ!(笑)」と返す自虐的な掛け合いも。さらに金廣は「このまま『ヨンフェス』なんかも出れたら嬉しいです。」「ハイスタと対バンとかね。」と笑顔で意気込みを語る。そしてラストスパートに「i'm sorry, thank you」「heartstrings」と続けると、最後は「never forget your mind」を汗をほとばしらせながら全身でプレイし、灼熱のステージを締めくくった。

続くグッドモーニングアメリカのライブは『502号室のシリウスツアー』の“シリウス君”に扮した犬の姿でたなしんが登場。その後衣装をチェンジしたメンバーが登場し、「風と鳴いて融けてゆけ」「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」とシンガロングを沸き起こしながら、再び会場をヒートアップしていく。いつも以上にテンションの高まっている様子の渡邊は「何せある意味“ワンマン”だからさ」と説明すると、たなしんも「いつものアレ、ちょっと早めにやらせてもらっていいですか?」と恒例の「ファイヤー!」を序盤で投下し、一体感溢れるライブを展開。「for better, for worseをやってた頃の冬の思い出の歌」と金廣が明かした「She's…」など、最新アルバム『502号室のシリウス』からの楽曲を織り交ぜながら、アンコールは金廣が「感謝の気持ちでいっぱいです。」と「空ばかり見ていた」でライブを終えた。
『502号室のシリウスツアー』はワンマンライブ追加公演を加えて、3月25日の東京・渋谷TSUTAYA O-EAST公演まで続いていく。for better, for worseの続報もあわせて楽しみにしていてほしい。
カメラマン:watanabe'kool'syo

UtaTen

歌詞検索・音楽情報メディアUtaTen

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着