内山昂輝、村瀬歩、潘めぐみらが登壇
! 『DEVILMAN crybaby』トークイベ
ントレポート

内山昂輝、村瀬歩、潘めぐみらが登壇した、『DEVILMAN crybaby』のトークイベントが1月19日に開催された。レポートが到着したぞ。
永井豪の伝説的漫画を現代によみがえらせたNetflixオリジナルアニメ「DEVILMAN crybaby」が1月5日(金)より、世界190ヶ国にて配信がスタートいたしました。
「久々に凄い作品を鑑賞した」「見始めたら最後まで目が離せなかった!」「子供の頃、原作を初めて読んだ時の感覚が蘇った!」といった称賛の声がSNSを中心に上がり、世界各地で大きな反響が巻き起こっています!
本作は、原作が持つニュアンスを最大限活かしつつ、湯浅政明監督が現代に描かれるべきアニメとして新たな映像化に挑戦。連載開始から45年経ってもファンを魅了し続け、今なお多くのクリエイターに影響を与え続けている原作の世界観をベースに、人間の欲望が渦巻くセクシャルな描写、デビルマンと悪魔たちが繰り広げる激しいバイオレンス描写など、Netflixならでの表現を追求し、今だからこそ表現できる《デビルマンの真の姿》が誕生した作品です。
この度、全世界配信を記念して、内山昂輝(不動明役)、村瀬歩(飛鳥了役)、潘めぐみ(牧村美樹役)ら豪華声優陣が登壇したトークイベントが開催され、作品に込めた想い、世界中に多くのファンを持つデビルマンの新作アニメーションにどう向き合い、挑戦したのか、いよいよ配信を迎えた今だから話せる制作秘話など余すことなく語って頂きました!
<「DEVILMAN crybaby」全世界配信記念トークイベント実施概要>
【日時】1月19日(金) 20:15~
【場所】新宿バルト9(新宿区新宿3丁目1-26 9階)
【登壇者】内山昂輝(不動明役)、村瀬歩(飛鳥了役)、潘めぐみ(牧村美樹役) 【MC】吉田尚記
会場には、いま最も旬なキャストを一目見ようと、200人以上もの観客が詰めかけた。3話までの上映を終えたばかりとあって、興奮冷めやらぬ会場に、「よくサバト(本編中で悪魔を呼び出す儀式)から生き残りましたね」とMCの吉田が呼びかけると、観客たちは待ちきれない様子。内山、村瀬、潘が登壇すると、会場には割れんばかりの拍手と歓声が起こり、3人の挨拶で盛り上がりは一気に最高潮に達し、イベントがスタートした。
今回は配信後ということもあり、すべて“ネタバレあり”のトークイベントということが告げられると、LINE LIVEを観ている観客に向けて吉田が「まだ観られていない方は音声をオフにして映像だけでお楽しみください」と話すと、村瀬が「僕ら二人は良いけど、比較的表情が変わらない内山昂輝が…(笑)」とニヤニヤ。
楽屋でも村瀬と潘の空気が「女子校のようだった」と吉田が乗っかると、村瀬は「女子じゃない!」と女性の声を真似て突っ込み、観客からは大きな拍手が巻き起こった。
内山をこのやり取りを見て楽しんでいる様子で、「いつもより笑顔!」と潘も盛り上がっていた。
本作で、主人公の不動明として、デビルマンになった明の声も演じた内山は、「どれほど自分の声が使われてるか分からない。デビルマンとして動き回るときは、声にエフェクトをかけてると思うので」と語ると、思わず全話を2回観たという吉田は「今までの内山くんの役の中でも特に全力のように感じました。感情の部分は完全に内山くんが出てる」と絶賛し、観客たちも納得の表情。また、デーモンが体に入り、変化する前の気弱な頃の明も演じた内山を、村瀬や潘も可愛いとべた褒め。
一方、内山は「実は了のオーディションを受けたんですが、結局明の声をやらないまま監督に『明、やりましょうね』と言われました。さらに気弱な明もいて『どうするんだ、これ』と(笑)」と振り返ると、潘も「知らなかったの!?」と驚いた様子。
しかし、「ピンポン THE ANIMATION」でも湯浅監督ら本作のスタッフと組んだ内山は、信頼感があったといい、湯浅監督からもできると思って任せたら、やっぱりできたと言われたそう。湯浅監督の指示もシンプルだったといい、「1話は『かわいらしく天真爛漫な明を演じて』と言われました」と、渋々語ると、村瀬と潘は「かわいかったよ」とにやり。村瀬は「台詞マネしたもん」と、ハマっていた様子だった。明と旧知の仲だが、考えの違いから対立することになる飛鳥了について、村瀬は「了が周りにいるタイプでないため、最初は困った」といいつつも、「原作だと了は表情に出るけど、アニメだとあんまり表情が動かない。外から見えないけど、内にあるものを拾っていく仕事だと思いました」と振り返り、「了はあまり感情が出ないが、演じて感情を出すふりをすることはできるタイプだと思ったので、アジテーションのシーンでは感情が外に出てくるように演じました。途中から自分で自分のことが分からなくなっていくけれど、10話でやっとフラストレーションから解き放たれて、それまでの役作りを活かせました」と満足げに語ると、内山らも感心しきりの様子。
また、役柄から英語の台詞が多く、監督はネイティブレベルで英語が話せるキャストを求めていたといい、帰国子女である村瀬は謙遜しつつも、「声優のお仕事を始めたころはモブキャラで英語要員をやってました。本作の最後のハルマゲドンのシーンでも、世界が舞台になるからオーストラリア訛りの英語を話せる方が起用されたりしてます」と話すと、内山が「これは声優になるのが大変な時代になりましたね」と老齢のようなコメントをして振り返ると、会場は大きな笑いに包まれた。
一方、本作のヒロイン・牧村美樹を演じた潘めぐみは、自身の役についてきかれると、9話の魔女狩りで美樹の首がさらされるシーンをジェスチャー。村瀬が「恐ろしい女だな!(笑)」と突っ込みを入れるも、天真爛漫な様子の潘に、会場は癒されている様子。内山は「ポジティブな感じで、嫌みにならないなと思いました」とほめ、村瀬も同意すると潘は「ま、人柄かな!」と茶目っ気たっぷりにリアクション。内山・村瀬はぐうの音も出ない様子で、吉田が「まさに潘イズム!」と潘をほめると、内山と村瀬も頷いていた。また、潘は9話について、「二人は大変だったと思うけど、私はあんまり疲れなかったです。美樹の最期も明が立ち上がるきっかけになったと思って、『役割が果たせたな』と」と振り返ると、まさに地で美樹そのものの潘の人柄に、観客らも感心した様子。村瀬は「そんな時、了は『明、遅いなー』って、彼氏を待つ彼女のような感じでした。監督からもそういう指示を受けた」と話し、再び観客の笑いを誘っていた。
また、アフレコについては、テレビアニメの現場とあまり変わらなかったとしつつ、通常テレビアニメでは後半の収録は既にテレビ放送がはじまっているタイミングになるので視聴者の反響を受けがら収録するが、Netflixは全話一挙配信という点が違うと語った。内山は「こんな過激なものが世に出るのかと。最高だぜ!!」と語り、村瀬も「1話の時点でやばかった」と作品を自信をもって送り出せたようだった。
今回、事前に公式ツイッターで募集したファンからの質問にも回答。1つ目の「自分のキャラでお気に入りの台詞は?」という質問については、潘は「『だって家族だろ』」と劇中の美樹の声を再現し、大きな拍手が起こり、吉田も「蘇ってきましたね!」と絶賛。村瀬は「『明、遅いなー』」と再び9話のシーンの台詞を言うと、観客は爆笑。もう1度女性の声色で再び観客の笑いを取り、サービス精神の旺盛さを発揮していた。
一方、内山は「何がOKだったか分からない台詞があります。『俺には愛に見えた』という台詞は100回くらいやった」と言うと、すかさず「盛りすぎでしょ!」と村瀬と潘から突っ込みが。「25回くらいかな(笑)」と訂正しつつ、「最初は具体的な指示だったけど、『最後はドレミファソラシドの音階で』、『ここでブレスを入れてみて』と、次第に自分がボカロみたいになっていった。いい意味で(笑)」と、収録の苦労を語っていた。
2つ目の「演じたキャラ以外にやりたいキャラは?」という質問には、内山は「ないですね!」と即答。「了でオーディション受けたけど、村瀬くんの了を観たらこれ以上はないなと」と、やり切った様子。村瀬は美樹の飼い猫を挙げつつ、津田健次郎演じる長崎役を挙げ、「人間臭い感じがいい」と語った。潘は「自分のやった美樹役以外はないですね。ミーコは小清水亜美さんだからこそだし、お母さんもそう。むしろ挑戦したいという意味ではラッパーです! 本音をリズムや五感で表現できるってのがいいなと」とまさかのコメント。吉田が「湯浅監督にこの座組で別のアニメを作っていただいて、その時に潘さんのラップシーンを入れてほしいですね」と言うと、観客も激しく同意した様子だった。
最後に登壇した声優陣が謝意を述べつつ、潘は「お客さんの反応を見ると、キャストだけでなく作品にも興味を持っていただいたのではないかと思います。善悪にまた一つの答えを出せたのではないかと思いますので、ぜひ家でも観て楽しんでください」と熱い思いを語った。村瀬は「キャスト一同誇りをもって演じたので、よろしくお願いします」と話し、「テレビでは流れない&流せない作品なので、3話まで観て面白かった方は知人の方にも進めて頂いて、ぜひよろしくお願いいたします」と内山が締めくくり、大きな拍手と歓声に包まれて、イベントは幕を閉じた。
■STAFF
原作:永井豪「デビルマン」監督:湯浅政明 脚本:大河内一楼 音楽:牛尾憲輔 キャラクターデザイン:倉島亜由美 デビルデザイン:押山清高
ラップ監修:KEN THE 390 アニメーション制作:サイエンスSARU Produced by Aniplex Inc.Dynamic Planning Inc.
主題歌:「MAN HUMAN」電気グル―ヴ(Ki/oon Music) 特別エンディング:「今夜だけ」卓球と旅人(Ki/oon Music)
■CAST
内山昂輝、村瀬歩、潘めぐみ、小清水亜美、田中敦子小山力也、アヴちゃん(女王蜂)、津田健次郎、KEN THE 390、木村昴YOUNG DAIS、般若、AFRA
●公式サイト devilman-crybaby.com
●ツイッター @DevilmanCryBaby

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