デトロイト

デトロイト

書き下ろし曲「Grow」に込められた深
遠なメッセージとは?映画『デトロイ
ト』から生まれた珠玉のミュージック
・クリップが緊急解禁!

女性初のアカデミー賞®監督賞に輝いた『ハート・ロッカー』、作品賞を始め5部門にノミネートされた『ゼロ・ダーク・サーティ』と、新作を発表する度に大センセーションを巻き起こしてきたキャスリン・ビグロー監督。徹底したリアルな描写による圧巻の臨場感、先が読めない骨太でスリリングなストーリーテリングで、常に観客を圧倒してきたビグロー監督の最新作『デトロイト』は、1967年7月23日に起きたアメリカ史上最大級の<デトロイト暴動>渦中に起こった「アルジェ・モーテル事件」を描き出す。
デトロイト暴動発生から3日目の夜、銃声の報を受けて現場に急行した白人警官たちは、アルジェ・モーテルに居合わせた8人の若者たち全員を容疑者と断定し、暴力的な強制尋問を始める。密室と化した室内で一体何が行われていたのか。そして、被害者たちはどんな運命をたどることになるのか。キャスリン・ビグロー監督は、これまで歴史の闇に封印されていた“戦慄の一夜”を徹底してリアルに再現、映画史に残る40分間の衝撃的な映像を完成させた。書き下ろし曲「Grow」に込められた深遠なメッセージとは?映画『デトロイト』から生まれた珠玉のミュージック・クリップが緊急解禁! (c) 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
そして今回、アルジェ・モーテル事件で人生が一変したザ・ドラマティックスのラリー・リード本人と、ラリーを演じた俊英アルジー・スミスが夢の競演を果たしたミュージック・クリップが緊急解禁された。

今回解禁されたミュージック・クリップは、事件の被害者の一人、地元出身のボーカルグループ、ザ・ドラマティックスのリード・シンガー、ラリー・リードをフィーチャーする。モータウンサウンドで知られるデトロイトの音楽の殿堂フォックス・シアターでのデビューを目前にしていたラリーは、暴動発生で人生が一転、混乱を避けるために向かったアルジェ・モーテルで、想像を絶する悪夢の体験に晒された。書き下ろし曲「Grow」に込められた深遠なメッセージとは?映画『デトロイト』から生まれた珠玉のミュージック・クリップが緊急解禁! (c) 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
ラリーを演じてNAACP(全米有色人種地位向上協会)賞主演男優賞にノミネートされた注目の俳優アルジー・スミスは、「『Grow』のレコーディングをしている最中に、僕が演じるラリー・リード氏が入って来た。それで彼に参加してもらうことになった」と、50年の時を越えてラリー・リード氏との奇跡の共演が実現した経緯を説明する。そして、父親のピアノ伴奏でのレコーディングは最高の体験だったと目を輝かせる。映像では、肩を抱き合うラリーとアルジーは満面の笑顔を披露している。アルジーは「ラリーは50年前に奪われた夢を果たすことができた。何百万人もの心に届く歌をやっと歌うことができた。チャンスは必ず巡ってくる」と力強い尊敬の言葉で結んでいる。
そして、ラリー・リードとアルジー・スミスの夢の共演が始まる。その詩は、暴動の舞台となった悲劇の街デトロイトに生まれた黒人青年の心の叫びと嘆きを、「Grow」=「成長する」という希望の言葉に託している。「本来、人は皆平等であるはず。でも分かってる。僕らのような人間にとってはそうではないんだ」と、今もアメリカ社会に大きく横たわる現実を投げかける。自分たちがどこに向かうのか、そして、成長することは叶うのかと、歌い上げるクライマックスには、誰もが心を揺さぶられるに違いない。歌いきったラリー・リードが「最高の気分だ」と微笑むその姿には、どんな苦難に直面しても、決して夢を諦めることなく歌い続けた男の生き様が浮かびあがる。
『デトロイト』が描くのは、1967年に起きた白人警官による黒人たちへの理不尽で暴力的な尋問と、3人もの若者を銃殺したという蛮行、そしてその後の加害者と被害者たちがたどった人生だ。この映画は今のアメリカ、そして世界の今を照射する。暴動発生から50年の歳月を経ても尚、白人警官による黒人に対する虐待は繰り返され、今も変わらない現実が日々繰り返されている。書き下ろし曲「Grow」に込められた深遠なメッセージとは?映画『デトロイト』から生まれた珠玉のミュージック・クリップが緊急解禁! (c) 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
「映画の目的が変化を求めて闘うことなら、そして人々がこの国(米国)の人種問題に声を上げる用意があるなら、私たちは映画を作る者として、喜んでそれに応えていく。この映画が、少しでも人種に関する対話を促すための役に立つこと、そしてこの国で長きにわたって根強く残っている傷を癒すことができることを願っている」と語るキャスリン・ビグロー監督の熱いメッセージは、アルジーも作詞に参加したこの書き下ろし曲の「Grow」に込められている。
ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、アンソニー・マッキー、そしてアルジー・スミスを始めとする若き俳優たちの即興的な演技を引き出し、まるで現場にいるかのようなリアルタイム感覚でアルジェ・モーテル事件を体感させるキャスリン・ビグロー監督の演出手腕が冴え渡る。観客にまばたきさえも許さない、映画史に深く刻まれる衝撃の40分間を体感し、アルジーとラリーが歌う「Grow」に耳を傾けることで、映画でしか体験できない感動を胸に刻もうではないか。書き下ろし曲「Grow」に込められた深遠なメッセージとは?映画『デトロイト』から生まれた珠玉のミュージック・クリップが緊急解禁! (c) 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
キャスリン・ビグロー監督の最高傑作『デトロイト』は、1月26日(金)より全国ロードショー!
配給:ロングライド
(c) 2017 SHEPARD DOG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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