今始まるこの歌が、
どこまでも響くように――。
41歳でのメジャーデビュー。諦めなか
った男、KING RYOの生き様。

LAID(1994~2002年)解散後の2003年、フロントマンであるRYOを中心に結成したKING。約10年間のバンド活動を経た後、RYOのソロプロジェクトとして5年目を迎えた2017年、シングル『NEVER END,CRY』、アルバム『GO TIME』をリリースし、41歳にして初のメジャーデビューを果たした。この1年間の集大成となるワンマンライブ「獅子王」を1月19日に控えながら、過密スケジュールの真っ只中にいたRYOに、幼少期から現在に至るまで、そして今後の展望について話を聞いた“KING RYO”の生き様に迫るロングインタビュー。

彼が「ええで」と言ってくれなかったら
、音楽自体をもうやっていないかもしれ
ない

――今回はRYOさんの音楽家人生を掘り下げていきたいと思います。大分遡りますが、どんな子供時代でしたか?
RYO:すごく引っ込み思案で、憧れの人がウルトラマンタロウでした。ヒーローものを見て、あんな風になれたらいいなと夢見る、極々普通の子。むしろ、普通の子よりも大人しかったと思いますよ。父子家庭で育ったので、両親がいる家庭に憧れを抱きつつ、出しゃばったらあかんなみたいな、ちょっと奥ゆかしい子供だったと思います。

――小学生の頃、音楽の授業は好きでしたか?
RYO:音楽の時間は好きで、歌うのも好きでした。声変わりするまでは結構高い声で、いい調子で歌っていたんですけど、小学校低学年の頃って、そういうことで出しゃばると、出る杭を打たれるみたいな感じあるじゃないですか。「お前、調子乗ってんちゃうの?」みたいな空気を感じて、大きな声で歌うのをスッと辞めました。

――初めて買ったCDは?
RYO:小学校4年生くらいの時に、何も知らずにマイケル・ジャクソンを買ったんですよ。志村けんさんの番組で、マイケル・ジャクソンの「Bad」に乗せて「だいじょぶだ~」って言っていて、これが欲しい!と思って。その次に買ったのが、ボン・ジョヴィ。当時、AXIAのCMで「Livin' On A Prayer」が流れていて、この曲カッコいいなぁと思って買ったんです。それもボン・ジョヴィとか知らずに。それが今に結び付いているとかではないんですけど、たまたまその2枚でした。

――小学生でマイケル・ジャクソンとボン・ジョヴィって、カッコいいですね。
RYO:でしょ(笑)? 音楽に関して特別興味があったというわけではなく、何となくだったんですけどね。

――バンドに興味を持ったのは?
RYO:最初に興味を持ったのはBOØWYです。友達のお兄ちゃんがBOØWYのファンで、

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