【バンドじゃないもん!
ライヴレポート】
『ホールツアー2017
パーフェクトピースコンサート 2017
〜日本青年館にSEY YES!を〜』
2017年12月5日 at 日本青年館ホール
“もんスター!(ファンの呼称)のみんなと最高のクリスマスの想い出を作るべく”挑んだ、この日。まずはOVERTUREとともに、恋汐りんご、七星ぐみ、望月みゆ、甘夏ゆず、大桃子サンライズ、鈴姫みさこの順にメンバーがアクティブにステージに現われる。ライヴは「君の笑顔で世界がやばい」から走り出した。“突っ走るから最後までついてきて!”的な扇動感が場内を強襲する。続いての「君はヒーロー」や、コミカルさも交え、楽しげにライヴを並走させた「パヒパヒ」等が会場をひとつにしていく。
この日は、ギター、ベース、ドラム、キーボード、ホーン隊によるピースピースバンド(略して“ピスピスバンド”とのこと)とともに贈られた。切ない気持ちを元気いっぱいに置き換えて放った「ショコラ・ラブ」、軽快なスカも交えた「すきっぱらだいす▽」等がより一層の体感性と臨場感を伴い会場を駆け抜ける。中盤は最新作『ミニバン!』からの楽曲が次々と現われた。至福感とともに楽しさを共有した「歌うMUSIC」。メドレー形式で歌われた各メンバーソロ曲も、衣装も曲毎に個性を出し、各人らしさを交え伝えた。後半は熱く勢いを擁したエモい曲たちの連射が目立った。ホールの特徴でもある高い天井は、よりアンビエンスが楽しめ、バンドサウンドを映えさせる。特にみさこがドラムを叩く際のツインドラムからは、力強いうねりが場内に寄与され、いっそう高揚感を掻立てるものがあった。その後半戦では、「Q.人生それでいいのかい?」が自分の存在証明をグイグイと詰問してくれば、ずっと笑っていられますようにとの願いが込められた「White Youth」「ピンヒール」では、メンバー全員がステージを縦横無尽に走り、ハイライトのみゆの絶叫が会場を沸かせた。
ラストスパートはキャノン銀テープが舞う中、歌われた「キメマスター!」。激しさと楽曲のキャッチーさも特徴的な「タカトコタン」、本編ラストの「雪降る夜にキスして」では至福で温かい気持ちが会場を包んだ。アンコールは3曲。ホーンも冴えるファンキーな「YAKIMOCHI」、LINDBERGのカバー「もっと愛しあいましょ」、これからもモンスターたちと一丸になって色々な困難も笑い飛ばそうと響いた「NaMiDa」が、会場の結束をさらに強固なものにした。また、Wアンコールでは会場参加のアクティブソング「青春カラダダダッシュ!」が最後まで会場を楽しく一丸にさせてくれた。
2月からはライヴハウスでの全国ツアーを敢行。4月15日に中野サンプラザ、5月4日にはNHK大阪ホールと再びホールでのワンマンも控えているバンもん!。“ともに汗をかく”を信条に、スタンディング&椅子席関係なしの、そのバイタリティーあふれるライヴを終始貫いてくれた6人だったが、同時に今後は立っても、座っても楽しめる、そんな客席会場ならではの楽曲の必要性も頭をもたげた。初のホールツアーを制したバンもん!、彼女たちはまだまだ小回り良く、スピーディーに新しい地を走り続ける!!
※▽部分は白抜きハートです。
この日は、ギター、ベース、ドラム、キーボード、ホーン隊によるピースピースバンド(略して“ピスピスバンド”とのこと)とともに贈られた。切ない気持ちを元気いっぱいに置き換えて放った「ショコラ・ラブ」、軽快なスカも交えた「すきっぱらだいす▽」等がより一層の体感性と臨場感を伴い会場を駆け抜ける。中盤は最新作『ミニバン!』からの楽曲が次々と現われた。至福感とともに楽しさを共有した「歌うMUSIC」。メドレー形式で歌われた各メンバーソロ曲も、衣装も曲毎に個性を出し、各人らしさを交え伝えた。後半は熱く勢いを擁したエモい曲たちの連射が目立った。ホールの特徴でもある高い天井は、よりアンビエンスが楽しめ、バンドサウンドを映えさせる。特にみさこがドラムを叩く際のツインドラムからは、力強いうねりが場内に寄与され、いっそう高揚感を掻立てるものがあった。その後半戦では、「Q.人生それでいいのかい?」が自分の存在証明をグイグイと詰問してくれば、ずっと笑っていられますようにとの願いが込められた「White Youth」「ピンヒール」では、メンバー全員がステージを縦横無尽に走り、ハイライトのみゆの絶叫が会場を沸かせた。
ラストスパートはキャノン銀テープが舞う中、歌われた「キメマスター!」。激しさと楽曲のキャッチーさも特徴的な「タカトコタン」、本編ラストの「雪降る夜にキスして」では至福で温かい気持ちが会場を包んだ。アンコールは3曲。ホーンも冴えるファンキーな「YAKIMOCHI」、LINDBERGのカバー「もっと愛しあいましょ」、これからもモンスターたちと一丸になって色々な困難も笑い飛ばそうと響いた「NaMiDa」が、会場の結束をさらに強固なものにした。また、Wアンコールでは会場参加のアクティブソング「青春カラダダダッシュ!」が最後まで会場を楽しく一丸にさせてくれた。
2月からはライヴハウスでの全国ツアーを敢行。4月15日に中野サンプラザ、5月4日にはNHK大阪ホールと再びホールでのワンマンも控えているバンもん!。“ともに汗をかく”を信条に、スタンディング&椅子席関係なしの、そのバイタリティーあふれるライヴを終始貫いてくれた6人だったが、同時に今後は立っても、座っても楽しめる、そんな客席会場ならではの楽曲の必要性も頭をもたげた。初のホールツアーを制したバンもん!、彼女たちはまだまだ小回り良く、スピーディーに新しい地を走り続ける!!
※▽部分は白抜きハートです。
撮影:笹森健一/取材:池田スカオ和宏