【超特急 ライヴレポート】
『BULLET TRAIN ARENA TOUR
2017-2018 the end for beginning』
2017年12月25日 at
幕張メッセイベントホール
超特急が結成されたのは、2011年12月25日。大切な記念日を8号車とともに過ごせる喜びを隠せないメンバーたちは、前半のインターバルで思い出を語り合った。フリーライヴでバク転をした際、ユーキの身体に貼られていた使い捨てカイロが飛び出したというエピソードが紹介されると、8号車は大爆笑。そんな微笑ましい場面も交えつつ多彩なナンバーを連発し、今回のクリスマス公演のテーマソング「BREAK OFF」なども披露した後に突入したクリスマスメドレーは、とびっきりのエンターテインメントであった。コーイチとタカシがアカペラで美しいハーモニーを響かせた「ホワイトクリスマス」を皮切りに、さまざまなクリスマスソングが届けられたが、タクヤのラップ、カイ&リョウガ&ユーキのタップダンス、トナカイ(カイ&リョウガ)、雪だるま(ユーキ)、クリスマスツリー(ユースケ)に扮した着ぐるみダンス――工夫を凝らしたパフォーマンスを連発。カッコ良さとユーモアを兼ね備えている超特急の魅力が存分に発揮されていて、片時も目を離すことができない。
クリスマスバージョンのアレンジによる「No More Cry」、独特な動きのダンスがダイナミックに炸裂した「Believe×Believe」、特大のウェーブを巻き起こした「浮つきWAVES」。誰も彼もがハイテンションに踊りまくっていた「バッタマン」。赤と緑の銀テープが客席に向かって発射され、スタート直後から大盛り上がりとなった「Fantasy Love Train~君のもとまでつながるRail~」が届けられて本編は終了。“超特急! 超特急!”と熱いコールに応えて行なわれたアンコールでは、年末年始公演のテーマソングであり、コーイチも作詞に参加している「The End For Beginning」を披露。そして、メンバーそれぞれが想いを語り、最後にリーダーのリョウガが挨拶をした。“明るい未来を切り開いていきたいです。大事な1日を捧げてくださったひとりも降車させないで、みなさんを置いていかずに最高の人生を歩んでいきたいです。今日は本当にありがとうございました!”。今後の活動への意欲と温かい愛に満ちたメッセージを受け止めた8号車は、大きな拍手をしながらステージを後にする7人を見送っていた。こうして、今年も素敵なクリスマスの思い出を作った彼らは12月27日に横浜アリーナ公演を開催し、年明け1月6日の大阪城ホール公演まで駆け抜ける。全力疾走の年末年始を経て、2018年の超特急もさらにパワーアップしていくに違いない。
撮影:米山三郎、深野輝美/取材:田中 大
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